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サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』

サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』¥500+税

イラストレーター・保光敏将と漫画家・山川直人ではじめた「サイコロ」シリーズ第7弾。

5号から文章で文庫善哉、デザインで小沼宏之が加わり、今回は、タコシェにも「着香系の男」「南の魚」などのコミックジンを納品していただいているコジマケンを迎え、4人でお送りします。

タイトルと同名の、コジマケンによる家出少年セブンの冒険コミック、保光敏将がイラストを添えた、菅原克己「げんげの花について」、文庫善哉が、向田邦子や栃折久美子をひもときつつ思うところを綴った「宿題」、山川直人の、ちょっとディストピアっぽい?コミック「働く人間」で構成。

A5判54pages

※初回入荷分は山川直人さんのイラスト+サイン入りです。

3誌の編集長が共同編集する文芸誌 なnD 6

なnD 6 ¥900+税

「nu」戸塚泰雄と「DU」小林英治と「なんクリ」森田真規の3編集者が共同編集する文芸誌。

毎回、ちょっとずつ方法を変えながら、だいたい年1ペースで発行されていますが、今回は16ページのコンテンツ9つ収録し、まとまりごとに異なる紙を使い、文庫本の中に9つの小さな本が入った感じを狙ったそうです。編集長3人による9コンテンツというわけで、6号は、これまでの中で、もっとも”雑”誌的な印象になっています。

巻頭は、日本のニューウェイブの草分けPLASTICSのギラーとして活動した後にグラフィックデザインや映像ジャンルでも活躍をする立花ハジメのユニークな発想に触れることのできるロングインタビュー。
作家柴崎友香に連載中のアイオワ連作について、七里圭監督への『あなたはわたしじゃない』と「音から作る映画」シリーズに関するインタビューも収録。

小特集はTaipei Peopleと題して、アーティストのSon Niと智海(香港)のユニットで
グラフィックジンを発行するnos:boooks、オルタナ系コミック書店でギャラリーのMangasick
アート系出版と書店を兼ねる田園城市、台北に拠点を移した日本のアーティスト永岡裕介さらに取材。

台湾にまつわるエッセイなどの文筆活動をする檀上遼による、「平民新聞」の平民金子への人生相談風インタビューもあり。

〈1〉 2018年の立花ハジメ 立花ハジメインタビュー

〈2〉 Taipei People
スパイキー(2manyminds Records)/ Mangasick /nos:books / ヴィンセント・チェン(田園城市)/ 永岡裕介

〈3〉 アイオワで過ごした10週間 柴崎友香 インタビュー

〈4〉 frames
後藤知佳(UMISHIBAURA)/ ワダヨシ(ferment books)/ 檀上遼 / 佐々木敦 / 近藤恵介 / 鹿角優邦
宮里潤 / テンギョウ・クラ / しらいしかずや(まいわい)/ 宮田文久 / 竹田和也(ニュートレド)
佐藤公俊(Mother Tereco)/ 苅部太郎 / 河村実月(文藝誌 園)/ 髙橋政宏 >

〈5〉 ブログドリームを達成した男
平民金子の人生相談(平民新聞)相談者:檀上遼

〈6〉 インスタ日記5(小林英治)

〈7〉 『青春狂走曲』をめぐる青春、人生  北沢夏音×森山裕之(スタンド・ブックス)

〈8〉 キデンセン / 三品輝起(FALL)/ 迫川尚子/ 近代ナリコ

〈9〉 音から作る映画の行方 / 七里圭インタビュー

文庫 114pages

ブリュッセルの出版ユニットANIMAL PRESSより Baptiste Virot「DELIRIUM」

Baptiste Virot「DELIRIUM」(ANIMALPRESS)¥4352+税

ブリュッセルを拠点に活動するフランス人アーティスト、バプティスト・ヴィロの、セリフのない短編コミック集。形や動きでカラフルかつコミカルに描かれた作品は、見返しに「DON’T READ TOO FAST」と書かれているように、ディテールや鮮やかな色味をゆっくり眺めながら楽しみたい!

イラストやコミックを発表する一方で、韓国人アーティストJinHee HanとともにAnimal Pressを運営し、リソグラフやシルクスクリーンを使ったアートブックやグラフィックジンを発表しています。

本作も自身のAnimal Pressよりリソグラフ印刷により制作されました。

19.7cm×27.1cm 100pages 500部限定

パリッコ お酒の本3連発!!「晩酌百景」「酒場っ子通信 創刊号」/スズキナオ×パリッコ「酒の穴」

パリッコ「晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生」 (シンコーミュージック)¥1500+税

「酒場ライター」として人気のパリッコが、11人のお相手たちと差しつ差されつ語り合った晩酌の記録。

一日の終わりをホッと締めくくる晩酌、飲みであり、食事であり、儀式でもある晩酌をとっかかりに、お酒や食事について話すうちに、11人の人生哲学や普段は見せない素顔が浮かびあがってくる。
お酒の力と逢う魔が時の魔力はもちろん、音楽を中心にポップカルチャーやサブカルチャーに通じ、ライター、編集者として様々な人やモノの魅力を発見し味わう懐の深いパリッコさんだから心を許して話してしまうーー酒場で臨席に居合わせた気分でお楽しみください。

【CONTENTS】
第1夜 向井秀徳 「きょうの料理」のベスト版を録画して、DVDに焼いたりして。
第2夜 今野亜美 飲み終わったホッピーの瓶を酒屋さんに返しにいくまでが私の晩酌。
第3夜 ピーター・バラカン 時々「俺、アル中かな?」って思う時はある。
第4夜 林 雄司 自分の人生って「劇中劇」みたいだなって思うことはよくあります。
第5夜 河相我聞 息子をキャバクラに誘ったりするんですけど、全然来てくれない。
第6夜 久保ミツロウ 「家でひとりビールを飲むのもありだな」みたいにやっと思えたの、去年ですよ。
第7夜 大谷能生 自分でものを買って、自分で作って、自分で食べていれば、そんなにアホにはならないんじゃないかと思う。
第8夜 かとうちあき 私は半日とか一晩とか、そのくらいの気持ちでだらだら飲みたいんです。
第9夜 二村ヒトシ 最後の一滴まで楽しみつくすために、あれこれ知恵を絞って考える。
第10夜 マリアンヌ東雲 その場にいる中で一番のクズでありたい。一番なら何でもいいの。
第11夜 ラズウェル細木 スーパー通い、やめられませんよ、本当に(笑)。

あとがき対談  スズキナオ×パリッコ

四六判200pages

スズキナオ×パリッコ「酒の穴」(シカク出版)¥1200+税

ともに酒場ライターで、音楽や出版にも通じているスズキナオとパリッコが、この世の中でまだ知られていない酒スポットや酒の楽しみ方を探求するユニット”酒の穴”による酩酊対談集。

居酒屋やレストンランや食堂だけでなく、空き地や、川沿いの原っぱ、公園など「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思えたら、あるいは実際に乾杯できたらそこが酒場でいて、「酒の穴」。

そんな酒の穴で2人が語り合ったことが脱線を繰り返しながら、未知なる酒の飲み方を探る。
酒好きや酒場好きの人はもちろんですがお酒ダメな人でも、この本には気持ちよく酔えそう。

【収録内容】
波紋の発見
「生霊」はワークキャップをかぶっている
どうでもいいラブ
梶井
行き着く先は「木」
コンビニ店員「三宅」
添える美学
ストロングゼロ
酒場のキャプテン翼
死後横丁

文庫サイズ 142pages

パリッコ「酒場っ子通信 創刊号」¥462+税

いつしか酒場系編集者、酒場ライターとしての活躍が増え良き酒場を取材し、大衆酒場文化を発信してきたがパリッコがためになる情報やお得情報とは逆の振り幅で商業ベースではアウトプットしきれない偏愛的なヒトやものを通して酒場を語る酒と酒場の情報誌。

ほろ酔い加減で、ゆる〜く読むもよし!

内容はーーーー
【特集】
2017、今、あえてハツ!」
岡山県津山市だけで異常に流行っているお酒『瓶チュー』について
一度見つけたあと何年も見失ってたやばい店に行った話
【漫画】
「飲む」風見2
【連載】
「そんな中での楽しみ方」桃吐マキル
「おまぜはん」原案:ディスク百合おん イラスト:マロニエンヌ・マリー
「よりぬき『ブラックニッカ日々』」スズキナオ
「よっ太の酒日記」パリッコ
「コラムっ子」パリッコ
「馬太先生のカリスマ酒」酒落馬太
「酒場っ子 ちょっといい話(wa)」
【特別収録】「酒場対談」
スズキナオ×パリッコ(2012)
清野とおる×パリッコ(2013)
ラズウェル細木×パリッコ(2014)
※上記3つはミニコミ「大衆酒場ベスト1000」からの転載
対談「スズキナオさんとの振り返り対談 2017」

・連載「酒場っ子通信っ子通信」

A5判40pages

もんだみなころ 「どこへでもいけるのに、ここにいる」

もんだみなころ 「どこへでもいけるのに、ここにいる」¥500+税

わたしここにいる
たまたま■■■■■■■■■■ここにいる
わたしここにいる
もっともっと違う場所いきたいのに
わたしここにいる
選んでる
どこへいってもいいのに
信念なく
たまたま
選んだ気になって
なんとなくを選んで
わたしここにいるよ
どこへでも
いけるのに
ここにいる           (もんだみなころ)

心の中の声や葛藤、不安や空虚、自己否定と肯定、依存と自立…
揺れ動く心を綴ったコミックあるいは詩画集。

A5判56pages