ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

それ自体が作品でもあるリソグラフのカイド Guide Riso

「Guide Riso 2」(Quintal Ediitons) ¥602+tax

パリのQuintal Editionsのリソガイド。

リソグラフの仕組み、印刷に使う紙の種類やサイズ、インクの色とその濃淡の度合い、美しい版や色の重ね方、さらには製本の仕方まで、初心者にもわかりやすく解説したガイド。

必要な要素を簡単に図解している一方で、これ自体がリソの作品にもなっており、ポスターとして飾ってもすてきです!
13版刷り。

A5判8pages (A3四つ折り)


「Guide Riso 3」(Quintal Editions) 1204+tac

パリのQuintal Editionsのリソガイド, version3

リソグラフの仕組み、印刷に使う紙の種類やサイズ、インクの色、その組み合わせ方、さらには製本の仕方までを初心者にもわかりやすく解説したガイド。
必要な要素を簡単に図解している一方で、これ自体が作品にもなっています。
ver2と基本情報は重複していますが、色の種類や組み合わせ例がより豊富になっています。
28版で刷っています。

A5 (A3x2枚を折りたたんでいます) 完売しました。再入荷予定はありません。

サム・グランツマン作・画 ゴッシー&ハル吉訳「怪獣島の王者コナ(改訂新装版)」

サム・グランツマン作・画 ゴッシー&ハル吉訳「怪獣島の王者コナ(改訂新装版)」(峠の地蔵出版)¥460+tax

1960年代にアメリカのデル・コミックスが出版した漫画シリーズ「怪獣島の王者コナ」(原題Kona, Monarch of Monster Isle, 原案ドン・セガール、脚本・作画サム・グランツマン)シリーズの5巻目。

主人公は表紙の巨大猫ではなく、この猫を退治する勇者コナ。
20世紀になっても恐竜が生存する島でネアンデルタール族とピテンカントロプス族を統治している王者で、彼がたどり着いた島に、巨大化した猫アムサットがおり、こいつが大食いのため、島の生き物や沿岸のサメまで襲って食べていたのだった。

巨大化して凶暴になったにもかかわらず、アムサットの見た目は子猫ちゃん。ネコジャラシをつかむように人やサメを遅い、恐竜と格闘までするギャップが魅力! そんな猫ちゃんを、フィジカルでは劣るコナが知恵を絞って容赦なく攻めます。

パブリック・ドメインになった隠れた名作をハル吉が、自身が生んだキャラクターDJ猫のゴッシーとともに翻訳・紹介しています。

A4判40pages フルカラー

童話的なシーンに死を描いたイラスト集 Annie Li 「CLOWN MOTEL」

Annie Li 「CLOWN MOTEL」 (SMALL TALK)¥833+tax

台湾のバンド”透明雑誌”のTシャツなど、インディミュージックシーンを中心にグッズのデザインなどを手掛けてきた台北のイラストレイーターAnnie Liのイラスト集。
2018年にSMALL TALKを設立、ZINEの発行も行っています。

Clown Motelでは死が潜むキュートな日常シーンを集めたもの。子供や玩具のある童話的な景色の中に、死や死を暗示する不吉なものが描かれています。アメリカのネバダにある同じ名前のモーテルと関係あるのかどうかはわかりません…。

21x 14.8 cm 20pages 100部限定 リソグラフ印刷

mini kus! #78 キクチヒロノリ Hironori Kikuchi 「House to House」

mini kus! #78 キクチヒロノリ Hironori Kikuchi 「House to House」 (kus!)¥370+tax

ラトビアのコミックアンソロジー Kus!が本誌とは別に発行する、1アーティストの1作品を24ページの小冊子で紹介するmini kus!シリーズからキクチヒロノリの作品が出ました。

「House to House」家の中に飾られている家の絵画。その家を訪ねると、そこには、また別の家の絵があり…と家から家へと巡る旅。
コミックを描くときのポップなキャラクターや色使いの中にアルケミカルなモノクロな家やモチーフが出てきます。

A6判24pages

中西章文 遺作集「夢の途中」

中西章文 遺作集「夢の途中」(青林工藝舎)¥1650+税

1982年ガロでデビューから、90年まで同誌に作品を発表しながら、志し半ばの99年に42才の若さで他界した中西章文の遺作集。

中西文章は57年高知生まれ。
高校卒業後に上京、79年頃から『駅弁ひとり旅』でおなじみのはやせ淳の元でアシスタントを勤め、82年「夢の中」でガロにてデビュー。
8年間に11本の作品を発表し、97年に帰郷して闘病生活を送る中で2本の作品を描くも、念願の単行本化が叶わぬまま他界した。

師であるはやせ淳が作品をまとめて発行することを企画、twitterで遺族や関係者の連絡先を探す呼びかけが拡散され、没後20年にあたる2017年、単行本化が実現。

ガロに掲載された11本と闘病中に描いた未発表作2本に加え、アシスタント仲間や家族、編集人のはやせ淳の文章が収録されています。

デビュー作「夢の中」も、闘病中に描いた掌編「ベラスケスの視線」ともに、夢と現実、虚像と実像とが入れ籠のように重なり、視点の転換が続くうちに虚実の区別がつかなくなってゆく状況を描き込んでいます。

A5判240pages
はやせ淳先生の献辞とサイン入り