ジュール・ヴェルヌ研究会「EXCELSIOR! vol.1」 ¥1200

明治初期にすでに日本に紹介され『十五少年漂流記』などで我々にも馴染み深い作家ジュール・ヴェルヌ。しかし、日本語で読むことができる作品は青少年向けが多く、著作のほんの一部にすぎないことから、専門ジャンルや研究者〜一般読者をひろくつのり、作家や作品について研究し、その成果を発表すべく2006年に設立されたジュール・ヴェルヌ協会。
本誌はその機関誌であり、ヴェルヌのデビュー作『気球に乗って五週間』における、主人公サミュエル・ファーガソン博士の第一声で、ラテン語で「より高く」を意味するExcelsior !から命名されています。研究発表のほか、未翻訳作品の翻訳も行ってゆくそうです。
さて、第一号の特集は「気球」——
『気球に乗って五週間』ストーリーダイジェスト、
『気球に乗って五週間』座談会(司会・大橋博之、新島進、石橋正孝、まくたけーた、桜井飛鳥、倉田熱、私市保彦、高橋登志子)
パリ万博の驚異、グリモワン=サンソンの『シネオラマ気球』
ヴェルヌとルーセルの気球
特別寄稿●『気球に乗って五週間』とフランス・ナントでの熱気球世界選手権大会の思い出(小野耕世)
ノーチラスについて
日本ヴェルヌ映像コレクション
ネモ船長はいかにして南極を発見したか
連載翻訳●ジュール・ヴェルヌ未訳長篇・頑固者ケラバン(第一部・第一章〜第四章)&ヴィルヘルム・ストリッツの秘密(第一章)など
A5判140P
「ミニコミ」カテゴリーアーカイブ
昭和プロレスマガジン13号「国際プロレス第4弾!」入荷
昭和プロレスマガジン 13「新日本プロレス第4弾!」 ¥1000

豊富なデータとマニア同士の思い入れトークで昭和プロレスの熱気を今に伝えるプロレス同人誌、昭和プロレスマガジンの最新号が入荷しました。(9月初旬に入荷とお伝えしておりましたが、製本の段階で予定が伸びて入荷が遅れてしまいました。申し訳ございません)
今回は国際プロレスの黄金期、AWAとの提携時代の幕開けにあたる昭和45,6年を特集。
巻頭対談「存とミックの人間発言所」に続いて、国際プロレス・ヒストリー昭和45年編/昭和46年編、国際プロレス・ヒストリー 昭和45年編/昭和46年編、日本人レスラー&留学生名鑑、幻のレスラー清美川の生涯!、伝説のゴッチ=ロビンソン戦は消化試合だった!で構成されています。
資料として昭和45、46年熱戦譜がついています。
巻頭写真では、貴重な当時のパンフを掲載。隆盛期の熱気を伝えながら、運営面での問題点を指摘するなど、熱く厳しく昭和プロレスを記録しています。
B5判108P
緊縛画集 トダユキコ「がんじがらめ」
トダユキコ「がんじがらめ」 ¥500

雑誌「S&Mスナイパー」、サイト「隷嬢寫眞館」で、緊縛系のイラストを描くトダユキコさんによる自費出版画集。
縄縛り、鎖縛り、蔓縛り…、縛る道具も様々、また縛られ方も女子をまとめて縛ったり、過剰にぐるぐる巻にしたりといろいろ。32作品収録。
A5判32P
日々のくらしをみつめる『日々』が3周年記念リニューアル
日々 9 「ふだん使いの器」¥735

創刊3年目を迎えるにあたり、初心に戻るべく「ふだん使いの器」を特集。料理家、カメラマン、編集者…様々な立場、暮らしの人に登場してもらい、お気に入りの器を見せていただき、その使い勝手から収納方法などなどを拝見し意見を交換する。登場するのは、公文美和、久保百合子、飛田和緒、高橋良枝。
新連載もふえ、表紙折り返しにはギャラリー訪問のイラストルポ、「お茶を探す旅」シリーズでは京都・美山へ、飛田和緒の印象に残ったシリーズ第一回目は印象に残った「いただきもの」、公文美和の写真日記「おいしい日々」、「器の履歴書」、「四季の野の花」などが登場。
従来通り、米沢亜衣さんが作る「イタリアの日々のごはん」、「聞き書き・江戸前鮨の仕事」、毎回1テーマをもうけてのお気に入り紹介などもあります。
B5判40P オールカラー
製本の魅力を伝える特集 サルビア vol.6
季刊サルビア「東京 長野・美篶堂の本ができるまで」 vol.6 ¥500

本好きが集まる街・お茶の水のはずれ(湯島の聖堂近くです)、それに自然がきれいな長野・伊那に「美篶堂(みすずどう)」という製本の専門店があります。お茶の水には製本にまつわる小さなギャラリーとショップ、伊那には本格的な工房を構えています。デザイナーのセキユリヲさんがショップでの製本ワークショップに参加したご縁から東京と長野の二つの美篶堂を訪ね、自分の手でできる製本の楽しさ、職人さんの手から生まれる美しい装丁本の魅力を探ります。本の魅力について伝える1冊です。

実はタコシェで作った西岡千晶さんのプリント地によるオリジナル角背ノートも美篶堂さんに製本してもらいました。
A5変型32P オールカラー
