ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

少年懐古王 2007冬

少年懐古王 2007冬  ¥2625

 昭和の少年文化を発掘する少年懐古王の第三号が入荷しました。
 駄菓子屋の前にあったガチャガチャ「コスモス」について、元社員にインタビューしつつ、そのコンテンツと衰勢を検証。チョロQみたいなチョロカー、スライムそっくりのスライミー、ルービックキューブと同じ六面キューブなどのインスパイア商品(パクリとも言う)の数々も挙げられ、ロッテにくりそつなロッチを出したことで社長が逮捕され会社が解散に追い込まれガチャが姿を消していった…という当時の子供たちの間に語り継がれてきた伝説の真偽も判明する!
 ほかに、本格派調理器玩具「ママレンジ」(ホットケーキなどがやけるんです)、学年誌、昭和40年代の子供たちのグッズなどの懐かしネタから、図書館活用法、インターネット勉強法などなど。

 今回は本誌の記事でも触れられている魅力の付録つき。35ミリカメラ、AMポケットラジオ、双眼鏡、目覚まし時計、少年機能ツールの5大付録がついています!
A5判126P

sunnybook vol.01 「特集/文字」

sunnybook vol.01 「特集/文字」 ¥500
 すてきな人の周りにあるモノを通して、不可視な魅力の一端をとらえる…という手法で、毎回一つのテーマで様々な人に週材して話をききながらその方の道具や愛用品も拝見する。

 初回の特集は”文字”。アートディレクター(サントリーのウーロン茶の広告などを手がける)葛西薫の明朝体へのこだわりと40年使い続けている色鉛筆(買い替えなしに!)、書籍装丁を多く手がけるアートディレクター(ku:nelなど)有山達也の書体の選び方や文字の並べ方と愛用万年筆や灰皿、活版印刷の嘉瑞工房の高岡昌生が実践する美しい組版やタイポグラフィと活字や印刷機、グラフィックデザイナー永原康史の考える文字のこれから…というように4人に取材。
181×181 30P

シアターイワトの広報誌「イワト」創刊しました

イワト 2008.1.25 NO.1 ¥320
演劇のみならずライブや高座もありの神楽坂の小劇場シアターイワト(2005年にオープン)の広報誌イワトが創刊されました。

 イワトに集まる様々なジャンルの作家やアーティスト、あるいはスタッフまわりの人々、多彩な人たちが執筆する小冊子です。
 執筆者は—石津ちひろ(詩人、絵本作家、翻訳家)、稲津真(大学院で演劇学を専攻する研究者)、桂吉坊(上方落語のホープ)、赤荻徹(映画配給会社社員にして ハンディキャップサッカーチームable FCのコーチ、ダウン症や自閉症児の絵画教室「atelier A」を主宰するほか、雑誌「special」を創刊)、河内哲二郎(イワトプロデューサー、役者)、森恵(食・住・環境分野の調査・企画業 在ドイツ)、八巻美恵(青空文庫呼びかけ人、水牛主宰)、TARO(フォトグラファー)、小日向知子(知的障害者支援員、在八ヶ岳)、稲津宰治(解体業)、中川六平(編集者)、平野妃奈(12ギャラリー主宰)、鳥海明子(国際薬膳師)、忠平美幸(翻訳者),日下潤一(グラフィックデザイナー)。
 どうです? 書いている人を並べただけでも実に多種多彩。これだけたくさんの職種の人のそれぞれのエピソードやおすすめが、B6判40Pに詰まっているんです!
 編集方針としては、特集やインタビューはなし(特集という形での編者の見方のおしつけをなくし、あくまで御本人の言葉で書いていただく)、校閲と文字校を徹底する、という派手さを求めず確かさをお届けしようというもの。表紙や本文中のイラストを毎回、若手に依頼し、平野甲賀がデザイン…。というもの。手堅いようでいて、決まった会議や打ち合わせはなしに、ライブ感も心がけているそう…。詳しくはイワトのブログ「リトルマガジン「イワト」」参照。
B6判40P

コミックFantasy11号 

コミックFANTASY 11 2007冬  ¥840
 ますむらひろし氏の「アタゴオル玉手箱」などの名作を生み出し、98年に休刊した季刊コミック誌「コミックFantasy」をひきつぐ私家版「コミックFantasy」(年2回創刊)の冬号が入荷しました。

 今回の執筆陣と作品は—–
イタガキノブオ「ネコムシ・ストーリーズ」
山本麻希子『悲しい彼女』
甲野酉『幸せの黄色い土星』
早川司寿乃『庭にいるのは』
佐藤弓生+イタガキノブオ『生きもの図鑑11&12』
サノマサコ『イラストギャラリー』
田中六大『魔法少女くるみちゃん第6話「バス」』
三日月電波『怪物語「コロボックル」』
秋元なおと『カカ島区乗物ファイル1「ボーライナー」』
内海敏彦『鏡のとびら7「雨の日曜日」』
小松里佳『ろんどんのカルト・オカルト7〜9』
奇観鳥『召還』
A5判134P

まんだらけトラッシュ05号「ひばり書房HC以降」

まんだらけトラッシュ5「ひばり書房HC以降」 ¥600
 

  劇画エンターテインメントの王道「芳文社」レーベルのリスト化もすごかったですが、今度は企画から2年の歳月をかけ、あの”ひばりコミックス”をリスト化!
 貸本漫画にはじまり、自社のヒット作を新書版にして流通させることで、貸本衰退期を乗り越え、新作もリリースしホラー漫画の黄金期を築いたひばりコミックス。しかし、後期になると、同じ作品を表紙やタイトルだけ変えてリリースしたり、初版の年月を削除して増刷をしたりで、奥付や通しナンバーも不確かなうえ当時の編集人も不明となり、現在、その全貌を把握するのは至難の技。それを、ひたすら現物にあたり約500冊分をヴァージョンの違いも含めて分類(一見、同じ表紙の書影が連続して並んでいたりします)、階段ものだけでなく、スポーツを中心とした少年シリーズ、少女シリーズまで網羅しています。表紙だけでなく、カバーをはずした中ジャケや裏表紙写真も並んでおり壮観! 各作家、作品解説も充実しています。
 ひばりファン必携の書です!
A5判66P