ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

コミック同人誌 UZO 9号 入荷しました

UZO #09  ¥200

 コミック同人誌「UZO」の最新号が入荷しました。
全40Pを12作家が読み切りの作品を描いていて、200円!
 童話にも似た絵物語や幻想的な世界が集まった珠玉の作品集です。
最近、関西発のコミック同人「漫画少年ドグマ」となどと交流をしたり、アックスなどでも活躍の場を広げるUZOの作家さんたち。今後の活躍もますます楽しみ。
執筆陣は—–
あかばねまき、Amandine Meyer、香山哲、Tyler Stafford、コマツシンヤ、山田ナン、土屋萌児、ウツモトマユミ、かなまち京成、下北クラッチ、ねもとよしみ、田中六大
A5判40P

PLANETS 4「文学」なんて、知らない

PLANETS 4「文学」なんて、知らない ¥1575

 ゼロ世代マガジン 「PLANETS」の最新号が入荷しました!
今回の特集は文学、ということで、これまでよりも、幅広い年代の論客が登場。といってもPLANETSの視点で、文学や評論にアグレッシヴにアプローチしています。
 巻頭インタビューは「東浩紀の功罪」。『波状言論』などでオタク系サブカルチャー評論を展開してきた東浩紀を、PLANETS誌で批判してきた編集長の宇野常寛がインタビュー。セカイ系、非モテ、ニート論壇、援助交際、下北沢問題、国家…様々な側面から東の「功」と「罪」を検証する六万字インタビュー。
 そのほかのインタビューは、文筆歌手・川上未映子「意識イン身体、そしてーー」
 劇団「五反田団」を主宰する劇作・演出家であり、『恋愛の解体と北区の滅亡』『グレート生活アドベンチャー』などの小説を上梓し、よい意味で力の抜けた=人をナメた男・前田司郎「働かないイラクに行かない考えすぎない」
 特集「文学」なんて、知らない では—
○惑星開発文芸MAP2008:文芸ロマンから携帯小説までをマトリックス化。
○大森望インタビュー「「メッタ斬り」後の文学」:豊崎由美とともに、文芸賞自体を検証、裏事情までを暴き、格付けし”メッタ斬り”にする大森望にインタビュー。
○前田塁:市川真人インタビュー〈文学〉は成立するか?:早稲田文学の灯火を守る編集者・市川真人と、彼を中心とする批評ユニット・前田塁。そのダブルネームの狭間に垣間見える「文学」の可能性と状況との対峙を「ワセブン」VS「PLANETS」の心意気でインタビュ−。
○文芸評論家ミシュラン:福田和也、斎藤美奈子、大森望、豊崎由美、仲俣暁生、佐々木敦、前田塁らを俎上にミシュランする。
 その他の企画は—-
○追悼・小阪修平 「思想家と表しうる希有な存在の死」:平易な哲学解説書の書き手として知られる小阪氏には、一方で、<自分>と<世界>をつなぐ回路という、現代にも通じるテーマを本質的に論じた思想家としての側面があった。ということで、今、「小阪修平」を読み直す意義を再考。
竹田青嗣、橋爪大三郎、加藤典洋らも寄稿。
○東京ストレンジウォーク:今後、開発によって様変わりするであろう、墨田区押上・東向島逍遥を写真とエッセーで再現。
○自主映画人{ハチミリアン}たちの想いをのせて 〜『虹の女神 Rainbow Song』 :熊澤尚人監督インタビュー
○2010年代の想像力たち:ゼロ年代も残すところ2年で時代を担うクリエーターを紹介。
○漫画家・シギサワカヤ :オリジナル同人作品として一部の強い支持を集めた連作『九月病』。近親相姦関係にある兄妹を描いたシリアスな物語でありながら、変人達のドタバタ喜劇でもあるという不思議な味わいを持つこの作品が単行本化され、今注目の マンガ家の一人であるシギサワカヤにインタビュー。
○映画監督・岡太地:最新作『屋根の上の赤い女』で絶賛を浴びる日本映画界の新星にして「恋愛の神様」岡太地、史上初のロングインタビュー!
○がんだむ講談顛末記 :なんとガンダムとがんだむ講談師旭堂南半球らの奮闘をリポート。
○サブ・カルチャーとしてのV系入門:90年代後半からのヴィジュアル系のムーブメントをおさらい。
○PLANETS SELECTION 2008:映画、小説、漫画、テレビドラマからベスト30をセレクト、紹 介。
【巻末鼎談】「サブ・カルチャー最終戦争リターンズ2008」中森明夫×宇野常寛×更科修一郎  
解体する旧世代「おたく」的トライブ、〈ファウスト〉と文芸運動、ミニコミ文化の行方、ポスト批評空間と東浩紀、下北沢サブカル中年問題、『Life』と 宮沢章夫、そして「セカイ系」と決断主義…… 週刊〈SPA!〉「サブ・カルチャー最終戦争」から長いときを経て、あらゆるトピックを4時間にわたって縦横無尽に語りつくす巻末超ロング鼎談。
A5判274P
 バックナンバー(3号)もお取扱いしております。

文芸系同人誌「tolata 2」

tolata 2  ¥1000

 toltaとはイタリア語でお菓子を意味するそう。
いろいろなモノ、表現領域、エトセトラを切ったり貼ったりして新しいモノをつくっていこう、という気概の下、同人誌を発行したりイベントの企画などを行なっているとのこと。
 詩や小説、戯曲などを掲載したこの冊子も、そんな方向性を現すべく、創刊号は実際のお菓子の空き箱をコラージュした表紙で、今回は表紙や目次まわりに詩人の小笠原鳥類のイラストを使用。特に目次部分はイラストを使ったツリーがポップアップになってひろがったり、本体と表紙や折り込み付録が マジックテープで繋がっていて取り外し・取り付けが可能です。
 多くのお客さんに手にとってほしいということで、毎回、工夫をこらしているそうです。
前にご紹介したイルクーツク2もそうですが、最近、文芸系の冊子が、装いからトータルに工夫をこらして、何か新しさやエネルギーを感じさせてくれます。

 創作
 ・山田亮太、河野聡子の新作詩篇
 ・南谷奉良による驚愕の新作長編詩
 ・ゲスト作品(敬称略)
 (詩など)小峰慎也、最果タヒ、橘上
 ・山田亮太による戯曲「双子の誕生」
その他評論とか
 ・南谷奉良「Big Bang Babel」
 ・河野聡子「マハーバーラタ・ノート」
 ・他、チェルフィッチュや安川奈緒や機械についてのミニコラム
 現代詩の世界で活躍を期待される、小笠原鳥類、詩集「複雑骨折」を上梓した橘上、「時計一族」を出した同人の河野聡子、など現代詩の最近も伝わってきます。
B5変型152P

デウスエクスマキな食堂07冬号「千住迷宮物件」

デウスエクスマキな食堂07冬号「千住迷宮物件」 ¥1000

 路上観察を兼ねた食べ歩き、”路ケ飯”のレポートを夏冬ごとに発表しているデウスエクスマキな食堂シリーズ。
 以前の足立特集では除外されていた千住だが、最近のスクラップアンドビルドに危機感を持った筆者が、いまこそ、この地を訪れ、旧青線の建築物を巡り、”ぼった”(月島あたりの高級もんじゃではない、昔ながらの駄菓子感覚のチープなもんじゃです)を味わいます。
 現在は民家になったりしている元遊郭と思われる建築の装飾的な窓や庇などに注目しつつ写真で古民家?を紹介。また郭ではない、本当の古民家や商店をチェックし、かつて左官屋の職人さんが腕を振るったであろう雨戸の戸袋の様々な模様(市松、モザイク、スリットetc.)など、その細部も味わっています。
 また、このあたりは東京でも数少なくなってきた銭湯の密集地ゆえに、銭湯建築も紹介。
 グルメな部分では、ぼったの店のほか、昔ながらの洋食、和製のパンや菓子(甘食など)を売るベーカリーなど下町の庶民の味をレポートする。
A5判80P
 なお、このシリーズの筆者は東京の下町・千駄木で喫茶店 結構人ミルクホールを開いていらっしゃいます。コーヒーとチーズケーキがおいしく、この界隈の本屋さん(往来堂の近くです)や古書店(ほうろうオヨヨ書林 などなど)で買った本をちょっと眺めるのにちょうどよい、静かで落ち着いたお店です。最近、そのチーズケーキの通販もはじめたようですよ!

SOH—週刊オオハシ8号

週刊オオハシ8号 ¥630

 タコシェで展示中の大橋裕之さんが編集・発行するオレマガジン週刊オオハシの最新号が先日の来店アワーにあわせてできあがりました。おかげさまで、似顔絵にチャレンジした来店アワーにも大勢お運びいただき(!)、大橋画伯は初似顔絵ライブにも淡々と取り組み、お客様のお顔に似せた絵を描ききることができました! ありがとうございます。
 さて、一番新しい週刊オオハシは—-
 冒頭に読み切り大作「Winter Love」を掲載。冬のある日、寝袋ひとつであてのない自転車旅行に出た男のだらだら道中を描いています。
 連載作品「日々」「太郎は水になりたかった」「ジャンプ少年ヒトシ」「宇宙入門」も続行中!
 裏表紙にしまおまほさんがゲスト参加。大橋マンガのキャラをキュートに描いています。
A5判82P