[LIKE] boy vol.02 2008.12 特集:仕事 ¥1000

FTMをはじめとした、男と女の間で生きるlike boyたちのためのミニコミ誌。
実際のlike boyを写真やインタビューで多数紹介しながら、like boyの生き方や考えを伝えるジン。
今回の特集は仕事。パン職人、教師、IT派遣、パタンナー、会社員,看護士、行政書士、オナベホストなど、それぞれの仕事への誇りやテオリー、like boyであることを職場でどう説明しているかなどなど、それぞれの事情や考えが伝わってきます。FTMアンケート ぶっちゃけ給料公開も。
「大人への一歩 スーツコレクション」では実際の着こなし例と、コーディネイト例を紹介。会社でスーツ姿で働くマコトさんが自分の場合を語る。
ホルモン治療から戸籍訂正を乗り越えてのカミングアウト体験談、恋愛や結婚トーク、オフ会報告などもあります。
A5判62P
創刊号はこちら。
「ミニコミ」カテゴリーアーカイブ
武富健治 「古代戦士ハ二ワット 月読伝説」
武富健治 「古代戦士ハ二ワット 月読伝説」 ¥300

「鈴木先生」の武富健治が小学校5年のときから、繰り返し描いてきた日本の神話をベースにした変身ヒーローモノ、『古代戦士ハニワット』。
諸星大二郎的な壮大な神話世界を予見させつつ、ハニワロボの姿に主人公が変身してしまうという突飛さも併せ持つライフワーク的作品の予告編!?
作者の数々のハニワットものの中から平成3年に描かれたハニワット誕生までのさわりの部分を復刻しています。巻末には中学〜高校時代に描いたハニワットが再録されその変遷がみてとれます。また、『鈴木先生』完結後、ハニワットによる長編を描きたいと考える作者が、今後の構想も語っています。
小学五年の武富君の思いを核に、第一線で活躍する30代の漫画家・武富健治が練り上げようとしている古代戦士モノ「ハニワッド」! 本格的登場が今から楽しみです!
A5判48P
武富健治編集の「江露巣主人大全 復刻版」もございます。
関根美有「ママール・フ・モモール、なりに」
関根美有「ママール・フ・モモール、なりに」¥600
『コミックH』などに作品を発表してきた関根美有さんの描きおろし手作り製本の長編コミック。
芸術家ママール・フ・モモールを主人公に、芸術を日常とすることを選んだがゆえに、地上から常に10センチ浮いているような、違和感ある日常を生きる男の様子を、シンプルな線画で淡々と描く。
自画像の中の自分を描いた自画像、芸術家でありながらとるに足りない床のシミと区別がつかない存在となったママール、あるいは宇宙に浮遊する偉大な芸術家となるママール……、ママールの空想や妄想のようで、あらゆる芸術家に通底するひたむきさと孤独を象徴したような描写が、グラフィカルに表現されています。ママール・フ・モモールの行動を説明するナレーションも詩的でひとつの芸術家像、スタイルを打ち出しています。
130×173 128P



日々 14
日々 14 ¥735

表紙は矢尾板克則さん作の漆塗りの磁器プレート。引っ掻いて描かれた抽象的な絵柄は手と器のようにも手と小鳥のようにも見えておもしろい。
特集はテーマのあるお菓子を作る京都・モーネ工房の原敬子さん&干菓子制作のユニット“日菓”さんを訪ねる。もともとグラフィック工芸を行なっていたモーネ工房が、クラフトを作るように、シンプルなデザインでテーマを持った干菓子を作るようになった経緯やその作品を紹介。『日々』のキャラクターのかぼちゃおばさんにちなんで、かぼちゃをテーマにお菓子も作っていただく。
また、新潟県魚沼に江戸時代から続く南雲家の豪壮な茅葺き屋根の屋敷『欅苑』を飛田和緒さんが訪ね、地元の食材を使った素朴な料理を頂き、お惣菜の一部の作り方も教えてもらう。
うつわの履歴書では、木工デザイナーの三谷龍二さんの箸箱を取り上げる。
イタリアの日々ごはんでは、チーズとバターの味付けのシンプルなパスタ『白いタヤリン』のレシピを紹介。
おいしいを作る人は、三浦半島の釜あげしらすを販売するお店『紋四郎丸』のゴッドマザー、堀江多寿子さんに、釜揚げしらすの作り方やこだわりを聞く。
ほかには、私のキャラクタースクラップ帖 久保百合子
思い出の「OSAMU GOODS」/飛田和緒の印象に残った「いただきもの」/桃居・広瀬一郎さんが注目している矢尾板克則さんの工房を訪ねる/日々のお気に入り「ビジュアルブック」/本棚探訪 堀部篤史「モランディのアトリエ」/ギャラリー・イラスト訪問「hal」
B5判40P
パズラボ帖 No.01
パズラボ帖 No.01 ¥300

雑誌が元気がないと言われる昨今、思いもよらない発見や刺激をもたらしてくれるのは、専門ミニコミ誌だったりします。このパズラボ帖も、日常では決して伺い知ることのできない広くて深いパズルの世界に誘ってくれます!
知恵の輪や組木、秘密箱など、実際に手を動かして解くパズルを世界中から集めた神奈川県厚木市の「パズルで遊べるカフェ」パズラボ。そんなメカニカルパズルの世界は奥深く、店にも常時500以上のパズルがあるうえに、たとえばルービックキューブから派生したパズルだけでもすでに100種以上あるとのこと。
この冊子は、パズルを解くのでなく、そんな広いパズルの世界を実際のパズルを見せつつ紹介するもの。
創刊号の特集はロシアのパズル。
パズラボ店主のおすすめするシンプルで既存のパズルを見事にアレンジしたウィットにとんだロシアのパズルの魅力を探ります。
3人のロシア人パズル作家に取材したり、「マトリョーシカ人形の源流は日本にあり」というロシアでは有名な事柄を検証すべく箱根に向かったり。
ロシアオリジナルのスライドパズルを紹介したり、ロシアのパズルも含めたパズルを扱うお店を訪ねたり、ロシアのパズル本などなどを取りあげています。
写真も豊富で、パズルを通して様々なことが見えてくるのが楽しいですね。
A5判24P
