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エクス・ポ テン・イチ「「映画」のポ・テンシャル/「演劇」のポ・テンシャル・補」

エクス・ポ テン・イチ「「映画」のポ・テンシャル/「演劇」のポ・テンシャル・補」(HEADZ)¥2000

新書判に膨大な情報を詰め込みブロック状の本としてリニュールしたエクス・ポの第二期。第二弾は900ページ超、約6センチにまで成長。前号に引き続き演劇に関するロングインタビューを収録しつつ、新たに映画についてのインタビューや対談を多数掲載しています。

■第1特集 「映画」のポ・テンシャル
冨永昌敬(『乱暴と待機』)+大谷能生
瀬田なつき(『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』)
ペドロ・コスタ(『何も変えてはならない』)×佐藤雄一
沖島勲(『怒る西行』)×鎮西尚一(『スリップ』)+宇波拓
赤坂太輔×葛生賢
堀越謙三(映画美学校、藝大映画学科)
大野敦子(桃まつり)×直井卓俊(spotted701)×吉川正文(映画一揆)
柴田剛(『堀川中立売』)×西尾孔志(『ナショナルアンセム』)×佐々木敦
岡村恵子(恵比寿映像祭、東京都写真美術館)
樋口泰人(boid、爆音映画祭)
荒井晴彦+稲川方人(映画芸術)×中山洋孝(DVU)
結城秀勇(nobody)×屑山屑男(TRASH-UP!!)

■第2特集 「演劇」のポ・テンシャル・補
柴幸男(ままごと)
岡田利規(チェルフィッチュ)×福永信
三浦基(地点)
松田正隆(マレビトの会)
快快×九龍ジョー
小沢康夫(日本パフォーマンス/アート研究所)
野村政之×プルサーマル・フジコ

■連載etc.!
トヨザキユミの夜の社長室 豊崎由美×円城塔
ライトノベル人類学「賀東招二の分裂」 飯田一史
アラザルのナントカ批評
ポギャルの徒しごと「アイドルは好き?」
FOURTH DIMENTION OF OTAKU CULTURE さやわか×ばるぼら×大谷能生

新書判 904P

ぽかん 01「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」

ぽかん 01「特集:ハロルドとモード 少年は虹を渡る」(ぽかん編集部)¥850

大阪の貸本喫茶“ちょうちょぼっこ”のメンバーである真治彩さんが編集・発行するリトル・プレス。「本そのものより読書という行為」に重点を置き、彼女の周りの様々な読書好きたちが、それぞれのこだわりや気になるもの、好きなことを綴った、“雑”誌。

特集は、アメリカンニューシネマの傑作といわれながら、日本ではソフト化されず、長らく幻の作品であった「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」。38年ぶりにスクリーンに甦ったことを記念して、この作品のファンたちが思い思いに感想を寄せる。
これに続く連載は、日常雑記から詩人・井上多喜三郎に関する随筆、ショートレビュー100本、京都のS夫妻が主宰する読書会レポ、父親の子育て雑記など様々。また、ちょうちょぼっこを運営する4人のメンバーのうち大阪在住の3人が同じ団地に入居し暮らすことになった小説よりも奇なりな団地ライフのレポートもあり、本について考えてたり情報を得ることもあれば、電車の中の数駅分、あるいは家でお茶する合間の小さな読書をもたらしてくれたり…といった一冊。
表紙のイラストもすてきですが、中のイラストや写真もそれぞれの文章にあわせて添えられていて、すみずみまだ行き届いた心地よい読み物です。

○小特集「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」
強烈でうつくしい記憶   松田青子
曲り角の向うに広がる虹の空  早川茉莉
映画はよみがえる  宮田裕基
夏休みに虹を渡って  三浦沙良
“いのち”の輝きをみつけた少年  伊藤久美子
狂言少年のための狂言ソング  きじま こう
ヒップとスクエアの狭間で  堀部篤史
イラストレーション  wassa

[連載]
「川のあるまち」  加納成治
「みしりごし」 かつか ひろ
「さよなら女友達 episode 1 フクコさん〜黒いレースの傘は杖代わり〜 」 郷田貴子
「よんぶんのエブリディ がらがらがらどしゃんと…… 」 山川賢治
「S夫妻と読む海外短篇 」
「大聖堂」の盲人はアムウェイの販売員だった  相田洋明
岩波文庫『フランス短篇傑作選』のこと  能邨陽子
S夫妻のおすすめ5冊
「なんでもよくおぼえてる」 福田和美
「多喜さん漫筆 」 外村 彰
「バナナブレッドの午後 —70’s〜80’s少女マンガ彷徨—」
大島弓子のメメント・モリ  三浦沙良
「こないだのこと 」
ウツでもあかるい川崎彰彦エッセイ  中尾 務
「ぼくの百」 宮田裕基

アワ・フェイバリット・あれこれ
[MUSIC] 晴れた日には背中が見える
きじま こう /折田 徹 /堀部篤史
[CINEMA] 出会いは向こうからやってくる…
伊藤久美子 /椹木知佳子 /遠藤倫子

148×210 64P

くらし系ジン ユルリナ7号

ユルリナ 07「愛すべきトーストライフ。」¥630

ほぼ年一のペースで、一人で企画、取材、編集、配本を行なう、小さなジン、ユルリナ。一年ぶりの登場です。人によっては毎朝?いただくトースト。白飯みたいに、基本の基本、素朴すぎるけど、少しこだわってみると、毎朝が楽しくなる! ふだんの忙しい朝には、バターやジャムを塗って、休日にはおかずを乗せてみたり。愛すべきトーストライフの特集。

◆わたしのトーストライフ:スーパーなどで売っているすでにスライスされた食パンを買っていた編集人が、トーストのパンにこだわるようになったきっかけから、ベストなスライス幅や焼き方(金網編、フライパン編があり)、つけたいバターとぬりたいバターナイフ、とりよせたいおすすめ食パン、おかず乗せゴージャストーストなどなどを紹介。

◆あの人のトーストライフ:食パニスト?三人の食卓を拝見。トーストだけでなく、食器やトースター、おすすめつけあわせも見せていただく。
成瀬文子さん(「naruse」デザイナー)
葉田いづみさん(グラフィックデザイナー)
中西麻由美さん(通販イベントパンのpetit a petit)

klalaで見つけたかわいいトーストまわり。

◆おいしいトーストが食べたくなったら。
itonowa(東京・合羽橋):朝だけでなく一日中、朝食みたいなトーストメニューをいただける喫茶店
杢キリン(大阪・守口):お店で焼いたパンをトーストにしてくれます。

◆名古屋トースト紀行

◆連載 ユルリナ・トーク07
内山グリさん(帽子ブランド「gris」デザイナー)

◆one scene

◆column ユルリナ茶房:パウンドケーキに溺れて

◆あとがき

B6判/中とじ製本
オールカラー40P
おまけ:トーストポストカード

かとうちあき「野宿入門」(草思社)

かとうちあき「野宿入門」(草思社) ¥1050

タコシェでも、人気のミニコミ「野宿野郎」の編集発行人かとうちあきさんの本「野宿入門」が出ました。自身が野宿をするようになった経緯から、実体験を通じての野宿のハウトゥを写真&自筆のゆる〜いイラストととあわせて紹介しています。野宿のおともにちょうどいい新書サイズです。忘年会シーズンも近いので、これを読んで、終電を逃してもあわてない人になろう。

これにあわせて、ミニコミ「野宿野郎」もバックナンバーを揃えております。こちらはかとうさんをはじめ、野宿好き、(あるいは野宿するはめになった方)たちの、経験と知恵がたくさんつまっています。

今、タコシェで「野宿入門」か「野宿野郎」をお求めの方に、かとうさんのゆるキャライラストの缶バッジをさしあげます。

小明カレンダー 2011

小明カレンダー 2011 ¥2100

アイドルにしてライター、アイドルなのにライター兼業という独自のニッチなポジションから、大きく踏み出し(はみ出し?)、“小明”という存在を印象づけた2010年の活躍。入江たか子の化け猫ぶり(例えば古い!)もびっくりの、原型をとどめないゾンビメイクで映画秘宝10月号のグラビアに登場し、ガチで飛躍をととげた小明さん。何か針が振り切れたような、そんな凄さでした。

でも、このカレンダーでは、再びアイドルの基本に戻って、可憐な姿やセクシーショットを披露してくれています。2011年に、あなたのそばにいつでも小明さんを。今後もチャレンジを続ける小明さんを応援したいと思います。