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広島から「広島非日常ガイドブック」「上下かかしまつりFUN BOOK」

広島非日常ガイドブック

広島非日常ガイドブック ura hiroshima (Ai7n) ¥840

広島発、広島限定!裏スポット案内。広島のロードサイドをガイドするひとり都築響一、いや都築さんもユニットではなく最初からお一人でしたが、地元密着、出版社や編集者なしのホームメイド、まるで友達に送る写メみたいな画像の連続に、パーソナルな引力が働きググっと珍広島に引き寄せられちゃう、そんなガイドブックです。

登場するのは、純喫茶伴天連、みろくの里、阿武兎観音、日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館、福山通運自動車時計博物館、源宗坊寺、耕三寺、どまんなか豊栄ヘソまつり、猿候川河童まつり、青山コレクション達磨記念堂、上下町案山子祭、のうが高原など13ポイント。

広島非日常ガイドブック

広島非日常ガイド

広島非日常ガイド

A5判40P 出力印刷、手製本

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かかしまつり

上下かかしまつりFUN BOOK (Ai7n)¥1260

広島県府中市の上下町は、江戸時代は山陰山陽を結ぶ銀山街道の宿場町として栄えた。現在毎年10月に一般募集したかかしを展示するかしまつりが開催される。編者は2002年にこのまつりを見て以来、ユニークな造形のかかしに圧倒され、毎年ここに通い記録を撮っていた! 演歌歌手のジェロ、バラク・オバマ、赤塚不二夫など、そのときどきの話題の人、あるいは歴史上の偉人、おなじみのマスコットキャラクターなどを、ご家庭の衣類などを使い回して造形した、その工法と造形はどれも個性的! しかし編者の偏愛や造形のユニークさに反して、近年では出展者が減少傾向にあるとのことで、まつりのことを広く知ってもらいたいという気持ちからファンブックを作成。2002年からの写真は、この何年かのデジタル機器の進歩もまた物語っており、途中から写真の質がアップ。

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ライオン・メリィ「ヒア・カムズ・ザ・サン」

ヒア・カムズ・ザ・サン

ライオン・メリィ「ヒア・カムズ・ザ・サン」¥900

キーボード奏者として70年代後半から、あがた森魚をはじめとしたアーティストたちのライブサポート、メトロファルス、ヤプーズに参加、ソロやメリーズでの活動などを行なってきたライオン・メリィさん。
ホームページを開設した2003年夏頃から、ブログがわりに掲示板に書き込んできた自身の文章をまとめたもの。
「よく言えば、落ち着いた時代、悪く言えばパッとしない時代—–老猫のような生活」とは本人の弁だが、その間約7年淡々と書き続けてものを”もの、ポケットに入るものが好きだから”と文庫本にして、ベストセラー本と同じタイトルにしとけば、間違って買う人がいるかも、なんて言いながらノルウェーの森とはせずにヒア・カムズ・ザ・サン。それを、また”ヒア・カム・ずさん”と言い換えたり、本当はa day in the lifeと白状して、「それだと、納得されてしまうでしょ。それは癪だから。あえて、すこし、ズラス。ずらすズラ」という調子。
まさに老猫みたいな、肩の力の抜けた遊びやリズムのあるメリィさんワールドです!

小さな本ですが、カバーをとるとハンコがおしてあったり、イラストの描かれた折り込みページを開くと違った絵柄になったり、かわいい型抜きがあったり、ステッカーがおまけについていたり…と手作業でつけ加えられたメリィさんからの小さなサプライズが楽しい自費出版です。

文庫110P

架空 No.11 2010.12

架空11

架空 No.11 2010.12 ¥1000

今月号では、〈ニューフラット〉と称して、表紙と巻頭に新たな表現者5人の作品を起用。ガロの流れ継ぐというコンゼプトで創刊し、捨て身の1年間限定月刊化を実行中の架空が、さらに新境地を目指す!年をまたいで2月に入ってからの12月号で、師走を追走と銘打っての発行。書き間違いなどではありませんので、念のため。

〈ニュー・フラット・レボリューション〉
木下竜一 「ヘネシー作家」
勝見華子 「夜」
非常夢遊口 「もしも」
山田英子 「誤っ歩さん」

■四コマ架空
高橋マナブ
くるみみどり
かなしきじゅんこ 「魔女の心臓」
地獄の狂人
山坂ヨサンセン
砂糖ヒロタカ 「りかぴぃ」
野元電池

藤宮史 「或る夏のいちにち」「○△□まる・さんかく・しかく」
キクチヒロノリ 「HEAD COMIC」
まどの一哉 「西遊」第8話
鳥子悟 「妻の遍在」
高木ひとし 「自由の女神」
黒川じょん 「とどかないもの」

「月刊ガロ目次録」第8回

安部慎一[原作]西野空男[作画] 「珍犬バナナ」
三本美治 「キャプテン」

金ゐ國許 「つげ義春を旅マップする」6
久保隆 「情況」的場所へ【10】

■四分の一掲載
黒山春久 「途上」
荒木ひよう 「やくそく」
安部慎一 「若き日のモーゼ」

B5判 160P

二艘木洋行「ポイフル的少女」

ポイフル的少女表紙

二艘木洋行「ポイフル的少女」(UNKNOWN POP)  ¥1000 Poifull girl by Hiroyuki Nisougi

お絵かき掲示板で作品を公開制作し、2010年よりUNKNOWN POP名義でレーベル活動もはじめた二艘木洋行,2007年から2010年までに発表した作品をまとめたもの。
文庫本サイズの画集にまとめられた作品群は、前時代のソフトを使ったような、72dpiのピクセルな刻みのついた描線、原色系のグラデーションや、不自然かつ唐突な色分けにあふれ、デジタルなへたうま? でも、切れ切れの形の連続やフラットな色味が気持ちよいです。
「ピクセルな洪水のなか形態を失ったポイフル的少女のpop録!」

文庫サイズ63P / A6 size 63P

ポイフル的少女1

ポイフル的少女2

ポイフル的少女3

デウスエクスマキな食堂10冬号「立喰いの挽歌」/別冊「街道をくう01ー旧岩槻街道」

立喰いの挽歌

デウスエクスマキな食堂10冬号「立喰いの挽歌」¥1050

B食と廃的が融合する新型路上アクセルマガジン”デウスエクスマキな食堂”。
昨年に発行された台東定食遺産は好評につきすでに品切れですが、今回も浅草橋、御徒町、上野周辺にスポットをあて「台東区立ちそば立ち呑み列伝」を特集。
様々な衛生や営業上の規制の中で現象する町中の立食いの店に注目し、ひょっとしてこのままどんどん姿を消してしまうかもしれない景色を記録すべく、街並を撮影しながら、のれんをくぐります!
エリアは東上野、アメ横、御徒町、神田和泉〜浅草橋。好評だった定食遺産をここでもとりあげつつ、立ちそば、喫茶店、ガード下、立ち呑み、銭湯、ラーメンなどを紹介します。
B6判120P

旧岩槻街道

デウスエクスマキな食堂10冬号別冊「街道をくう01ー旧岩槻街道」¥420

デウスエクスマキな食堂シリーズの中で軍事遺跡を巡った「軍跡拉麺ー帝都軒ー」の改訂部分と追加すべき事項を新たに書き下ろした一冊。ただし、全域をとりあげるとボリュームが本誌なみになってしまうため、旧岩槻街道を中心に王子〜赤羽あたりを中心にまとめてあります。
旧岩槻街道は、日光御成街道ともいわれ、徳川歴代将軍が日光東照宮へ詣でる際に通った街道。日本橋を起点に駒込、飛鳥山に沿って王子に入り赤羽、そして荒川を渡って埼玉へ入り、岩槻を抜けて幸手で日光街道に合流して日光に至ります。かつての宿場、商店地域の賑わいがしのばれる街並を追って、ラーメンや定食などの大衆メニューを食べ歩きます。
B6判36P

※こちらの別冊は本誌と異なり、コピーやプリンタ出力したものを手製本しているため部数は少なめです。気になる方はお早めに!

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またバックナンバーとしてこちらもどうぞ!

向島迷宮地帯

デウスエクスマキな食堂10夏号「向島迷宮地帯」¥1050

スカイツリー建築でもりあがる向島地区に昔日の面影を求めて…。
「墨東ラーメン綺譚」と題して、待ち歩きを大衆メニューの食べ歩きを融合させた本を編者がはじめて出したのが2001年。コピー誌からはじめたシリーズも約10年の間にオフセット印刷になり定期化しましたが、この間街の景色も急速に変化。特にこの向島周辺はスカイツリー効果で、おりから老朽化がすすみ耐震耐火の面で問題視されるモルタル建築がこの機会にまとめて解体され、街並が大きく変わりつつあります。迷宮のような細い路地、赤線跡やトタン長屋などがなくなろうとしている今、再び原点に戻り向島を歩き、大衆酒場に立寄ったり、やもんじゃ、ラーメンなどを食す。
荷風追想として鳩の街や向島料亭街、スカイツリー周辺を巡り、京成白髭廃線跡や玉ノ井赤線跡を歩きます。
B6判120P