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沼田元氣責任編集 こけし時代 創刊号 特集 津軽

こけし時代 創刊号

沼田元氣責任編集 こけし時代 創刊号 特集 津軽(こけし時代社)¥1260

コケシとマトリョーシカ『コケーシカKAMAKURA』を営む沼田元氣が責任編集の、旅とこけしと温泉の憩を御届けする写真雑誌『こけし時代』。創刊号の特集は『津軽』です。キャッチフレーズは「沼田元氣責任編集の超趣味的旅のおみやげ写真雑誌」
口上は—「内容は、旅とこけしと温泉の憩。取材は、現地、現役、現在進行形の三現主義。こけしの産地を、徹底現地取材で、現役の工人さんの仕事場風景と、旅情誘う温泉宿。お土産、郷土菓子、喫茶店など、こけし産地の写真風土記として、現地東北、こけしの今をとらえたこけしの旅ガイド。旅好き、温泉好き、鉄道好き、民族学好き、伝統工芸好き、忘れ去られたMのファンや、郷愁ファンにも愛読して欲しい雑誌です」

【内容】

●津軽 巻頭言

●イントロダクション「こけしを買いに津軽へ行こう」

●こけしエッセイ「ぼくと、こけしとキューピーと」奈良美智

●ビンテージこけしコレクション「こけしのすたるじあ」

●工人訪問
盛美津雄/奥瀬陽子/奥瀬恵介/長谷川健三/長谷川優志/今晃/阿保六知秀/阿保正文/阿保金光/山谷レイ/北山盛治/北山真由美/嶋津誠一/笹森淳一/小島俊幸/本間直子/五十嵐嘉行

●津軽紀行「こけしせんちめんたる」 絵と文:樋口達也(本誌特派)

●温泉案内 温湯温泉/青荷温泉/獄温泉/昔の温泉場と工人たち/湯段温泉

●散歩土産
Sweets(ローリエ) Kago(小野商会) Cafe(みらぼお喫茶店)Musee(秋田雨雀記念館)Craft(高谷陶器製陶所)

●Kokeshi Life
こけし棚拝見 / こけし館 / こけしグッズカタログ / 作家の愛したこけしたち / こけし友の会 / こけしニュース / こけし本

創刊号特別付録(折り込みポスター)
表:産地系統案内図 裏:こけしが生まれるまで

257×183mm 112P

海野十三「人間灰」(四畳半書房)

人間灰

海野十三「人間灰」(四畳半書房)¥945

日本SFの父・海野十三(1897-1949)が1934年に「新青年」に発表した探偵小説を、四畳半書房がオリジナルブックデザイン+手製本で”物として大事にしたくなる本を目指して”小さな美しい本に仕立ててあります。

強い西風が吹く日に、空気工場の雇人たちが、次々と奇怪な失踪事件をおこす。やがて、工場主・赤沢の妻・珠江が7人目の犠牲者となる。そして犠牲者たちの死体は砕かれ、気球の上から撒かれたという…。果たして事件の謎はとけるのか?

107×214mm
オンデマンド印刷/インクジェットプリンタ(表紙)
人間灰人間灰


 

…等 vol.01 SILENT HAC

…等 表紙

…等 vol.01 SILENT HAC  ¥500

タイトル”テンテンテンナド”。
著者はコマツバラユウ/岸辺ぱぁぷりん/清水大蔵

サイレント…、たとえば行間をハックするような、なんとも説明のつかない感触を散文とイラストとデザインで表現したジン。表紙も一見地味ですが、うっすらと反転文字が見えたり、タイトルがエンボス加工してあったり、という凝りよう。本文も、メインのイラストのほかに、異なる濃度で別の絵柄を重ね、まるでトレペを使っているかのような効果を出していて不思議な味わいです。

見開き2ページの中に、ひとつの散文とイラストがおさめられています。
たとえば—–
「サイレントハック

静かな夕べ 幸せの食卓
脳にしみいるサイレントハック
スプーン一掬い
脳髄まであと何ピクセル」

137×190 36P

…等

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マンガ文献研究 04 特集:書誌+データベース

マンガ文献研究4号

マンガ文献研究 04 特集:書誌+データベース(有古堂)¥700

寄稿者たちが、それぞれのリストやデータ、目録の作り方、使い方を紹介。新連載も3本スタート。三浦知志「地震のとき」【特集】
竹内オサム「竹内オサム・書誌の書誌」
秋田孝宏「私のマンガ・データベースの略史と特徴」
岡部拓哉「新聞マンガデータベース」
まんだらけ國澤博司(「資料性博覧会」主催、「まんだらけZENBU」「まんだらけTRASH」)インタビュー
松田友泉「エア書誌」
山下武「青弓社古書エッセイマンガ関係総索引」【連載】
岩下朋世「あるマンガ研究者のどうにかなる日々(3)」
岸川真「世界、そしてマンガ、物語」
左岸洋子「売らない古本屋古書サガン妄想目録 (1)『がんま』と「えほん』
川島ローラ「川島ローラのいんせ道」
文献蒐報特別版A5判62P

藤宮史 木版漫画「唐傘奇譚」

唐傘奇譚

藤宮史 木版漫画「唐傘奇譚」(黒猫堂出版)¥650/¥1800

木版漫画の藤宮史さんの自主制作本。(オリジナルは木版ですが、本文は藁半紙に簡易リソグラフ印刷、表紙はオフセット)

これまで、猫を主人公にした木版漫画「猫の世界」「黒猫堂商店の一夜」などを発表してきた藤宮史さんですが、今回は室町時代に描かれた『百鬼夜行絵巻』に登場するかさ小僧やから傘おばけなどの妖怪をモチーフにした創作。といってもホラーではなく、妖怪譚の裏にひそむ人間の物語を作者流に思い描いたもの。
唐傘奇譚
普及版(初版600部/650円)と特別版(50部限定/1800円)の二種があり、特別版には、手彩色オリジナル木版画が一枚ついています)

B5判24P

唐傘奇譚 唐傘 唐傘奇譚 母と子 唐傘奇譚 為吉