ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

ナカG、鈴木詩子、高槻ナギー「推しメン最強伝説」

推しメン最強伝説

ナカG、鈴木詩子、高槻ナギー「推しメン最強伝説」(ミライシリーズ)¥525

Berryz工房がももクロZのライブ会場に殴りこみをかけ、ファンの前で夢の公開勝負を繰り広げるナカGの「Berryz工房vsももいろクローバーZ」(16P)。

Berryz工房のももち=嗣永桃子ちゃんが突然この世を去り、悲嘆にくれる私の元に、彼女の霊がやって来た! が、楽しいふたりの生活にも、やがて、終わりがおとずれる…。切ないアイドル物語、鈴木詩子「ごめんね、ももち」(6P)。

高槻ナギー「Z伝説あかりん」(1P).

B5判24P

CONFIG.Vol.02 2011SUMMER 「特集 火星」

CONFIG.2 火星

CONFIG.Vol.02 2011SUMMER 「特集 火星」(ソシオグラフィ研究会)¥945

3.11の震災で、次号のテーマに考えあぐね、地に足つけたくともできない中、いっそ厳しい状況だからこそ、「ロマン」を語ってみたら、と足下から目線をあげてロマンを託す対象を考えた結論が—「火星」。人類が夢を託してきた宇宙のフロンティアであると同時に、ロマンや生命を拒む厳しい荒地でもある火星。SFをはじめ、人類が火星によせた想像力から、震災で荒廃した日本がいかに未来を描けるのか、ヒントを探る…。

【目次】

○Part1 Fictional Mars
☆火星作品マップ☆
【Area 1】MIGRATION
《コラム》火星のタイム・スリップ、スター・レッド、キャプテンKen、機動戦艦ナデシコ
《インタビュー》『機動戦艦ナデシコ』
・會川昇(ストーリーエディター)
・堺三保(SF考証)
・佐藤竜雄(監督)
【Area 2】APOPTOSIS
《コラム》異星の客、火星先人史、トータル・リコール
《小論》『AQUA/ARIA』 _ 長野誠一郎
【Area 3】RUIN
《コラム》マーズ・アタック! 、宇宙戦争、カプリコン・1、
マブラヴ オルタネイティヴ、ドーン、魔法先生ネギま!
《インタビュー》平野啓一郎(『ドーン』)
《メールインタビュー》赤松健(『魔法先生ネギま!』)
【Area 4】SANCTUARY
《コラム》火星のプリンセス、アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 、
ホログラム、「クリュセの魚」シリーズ
《インタビュー》東浩紀(「クリュセの魚」シリーズ)
《小論》『パイパー』 _ 廣瀬暁春
★火星時評★
○Part2 Literary Mars
《師弟対談》Cowboys on Mars の系譜 _ 巽孝之×碓氷早矢手
《特別寄稿》火星SFの二つの顔 _ 大森望
○Part3 Scientific Mars
《インタビュー》山下雅道(JAXA宇宙科学研究所・宇宙農業)
《インタビュー》宮本英昭(東大総合研究博物館・惑星科学)
○Part4 Essays on Mars
《論考》「風景」、再び。 _ 山悠司
《論考》Mars / Transparency / Infrastructure _ 西川泰海
《論考》火星の沈黙 _ 岡村康太郎
《論考》火星とセンチメント _ 入江哲朗

A5判120P

大仏アニメ

大仏アニメ

大仏アニメ(かに温泉)¥420

なぜアニメにはこんなにも大仏が登場するのか?

なんて考えた事ある人いますか? この本のかに温泉さんは、アニメの中で、動きまわり,暴れまくるアクションスターとしての大仏にスポットをあて、理由を考察するとともに、登場作品も具体的に紹介しています。ウルトラマン、仮面ライダー、ガッチャマン、魔法使いサリーetc. あちこちで暴れる大仏にみなさんも注目!!(ネタばれあり)具体例のコーナーでは、大仏が登場する作品が具体的に紹介されていますが、作品紹介ではなく、あくまで大仏登場シーンに絞った潔い説明になっています。

A5判32P

※なお、この本のテクストは横書きですが、本の綴じ方は縦書き用なので、まるで逆方向に読み進むような、頭の動きと目の動きがちぐはぐになる、不思議な読書体験も味わえます!

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」

ラヴレスキュイジーヌ

虹釜太郎「ラヴレスキュイジーヌ」¥900

料理においしさも栄養も求めない、と言い切る虹釜太郎による、超絶料理とロストラブを描いたメタフィクション。栄養とか健康といった食生活を支配する固定観念から解放された、ワイルドな食、あるいは辺境の食を求め、日々実践する虹釜さん自身を主人公に反映した、あつあつグラタンのように火傷必死の愛と料理のエクリチュ〜ル。

レシピ未満、廃墟的、あるいは食の盲点にばかりに焦点をあわせようとする無為な食を探求する主人公。そんな男と同居する女の得意料理は「怒り過ぎこげ過ぎの喧嘩の後に残る廃墟食=気まぐれカチーザ51という名のグラタン」であり、二人はいつでも予定調和とは対極の未知なる到着点を目指し、感情も素材もスパイスもマックスに投じた激しい愛と食の生成を試みる。「炸裂しない予測可能な世界に急にうんざりしたのか彼女は突然うしゃ—っおたけびをあげ左手でアボカドクッキーを握りつぶした」その破片に特別調合のオイルや素材を重ね…新たな料理を仕上げ、粉々になった主人公のアボカドクッキーの破片が料理の中でチーズとともに溶けようとも、怒りは収まらず…… 探求心と尽きない感情の業火が料理を熱くし、激しい感情を再燃させ、ついに女は男の元を去る…。それでもラヴレスに、バランスを欠いたまま、男の極北レシピはさらにさらにさすらい続けるのであった…。

痴話喧嘩と料理と失恋の狂騒を、少林サッカーなみの超絶技巧と最大出力で描き、食材からドラッグを料理してしまったような、脳と舌を麻痺させる作品。

A4判18P ミックスCDつき

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「食アヴァンギャルディストによる濃厚な疾走、物語の意味を逸脱する極彩色の文章、読み飛ばそうとすれば絡み付いてくる連用修飾語、描かれる物の輪郭で踊る連体修飾語、ラテン?アメリカ文学もかくやとおもわせる異形の情景、140文字のネットツールに慣れた人間がこのグラタン?メタ?フィクションを読みこなせるか否か、読みこなせなければ携帯小説でも読んでろ。しかしどう考えてもリアル?デス トピアに暮らす私たちへ向けた、鮮やかすぎる21世紀初頭の文学」すずえり(音楽家)

アニメルカ×エロ年代の想像力 SPECIAL 反=アニメ批評2011summer

アニメルカ×エロ年代の想像力 SPECIAL 反=アニメ批評2011summer

アニメルカ×エロ年代の想像力 SPECIAL 反=アニメ批評2011summer(アニメルカ製作委員会×思想恥部開発委員会)¥1050

【内容】

特集1『魔法少女まどか☆マギカ』

泉信行「僕と契約してアイドルになってよ」
志津A「『魔法少女まどか☆マギカ』における失われた未来の風景——震災前後のアニメ状況」
喉「エイリアンの救済——『魔法少女まどか☆マギカ』試論」
平田@のぶ「劇団イヌカレーは何を上演しているのか?」
浪人美少年/[訳] 桐枝ゆーり「美徳の規範として甘やかされて育った女生徒——利己主義と魔法少女」
Tetho/[訳]mt-i/[監修]反=アニメ批評「フランス人が見た、ここが変だよ『魔法少女まどか☆マギカ』」
反=アニメ批評「エロ年代の『魔法少女まどか☆マギカ』——南澤十八/新房昭之試論のための断章」

特集2 エロ年代の想像力

杉田u × 反=アニメ批評「『エロ年代の想像力』レヴュー」
杉田u「揺れる乳房と少女の精神——野火止用太試論、もしくは身体運動による感情イメージに関する考察」
村上裕一「月の秘密——『Rewrite』論序説」
あおみどり「少女は二度死ぬ——『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で隠蔽されたもの」
成上友織「あなたの心だけはオリジナルが欲しくて——畑亜貴試論」

【表紙】
一輪社

【イラスト・マンガ】
一輪社/s=nov/ナマエミョウジ

【責任編集】
反=アニメ批評

B5判80P