カテゴリー別アーカイブ: ミニコミ

北海道発のホラー漫画年刊誌「怪奇 第3号 2018」

「怪奇 第3号 2018」 ¥741+税

北海道在住の漫画家たちの作品で構成した怪奇ホラー系年刊漫画誌第3号。
プロ、セミプロ中心の執筆陣ですが、ふだんは、ホラー系漫画を描かない作家もホラーに寄せた、いつもと一味違った作品を描いているのも注目ポイント。

表紙は飴屋晶貴、今号は鈴木翁ニの未発表カラー作品とインタビューも収録。
また今年3月に行われた怪奇の同人たちのグループ展「大怪奇展」のレポートもあり。
そして、今号から印刷も北海道で行い、100%道産化を実現。

●参加作家
アケミックス、犬養康太、SF007、工藤正樹、恵助、鈴木翁二、たか、田島ハル、田中咲、土田宅摩、中井結、根本尚、宮ノ森章太郎、ReguRegu、(装画)飴屋晶貴

A5判152pages

ささきえり 「のびのび2」

ささきえり 「のびのび2」 ¥500+税

イラストレーター・アニメーション作家・まんがなどで活躍する、ささきえりによるジン。
50部限定なので、残り少ない前号もあわせてチェックを!

ほのぼのかわいい絵柄やキャラクターなのに、ちょっとシュールであっけらかん、予想外の地点の到着するような短編コミック2本+イラストを収録しています。

お店の名前によって紡ぎだされる物語、手渡された夏のおみやげに導かれてゆく場所…
作者自身によれば「前作よりも、シックでガロ系のふんいきになりました」とのこと。

収録作品
まんが「赤いチョッキ」
まんが「手渡しの孤独」
イラスト「7月28日の散歩」

A5判24pages

山本タカト 下絵帖シリーズ「殉教者のためのディヴェルティメント下絵帖」「キマイラの柩下絵帖」

山本タカト「殉教者のためのディヴェルティメント下絵帖」(アップタイト)¥1000+税

イメージスケッチをもとに、正確な下絵を描き、トレース、描線、彩色という作業で仕上げられる山本タカト作品。

長年、その作品の編集や展示に携わってきた編者が、精密かつ繊細に完成された作品の奥に潜む、熱感を伝える下絵を、ひとつの作品、バリアントとして解説を付して公開する冊子シリーズ。

彩色された作品では見落とされがちな細部や意匠の数々、変更点などを画集と見比べて発見するのも楽しいブックレット。(塗り絵としても活用できます。)

画集「殉教者のためのディヴェルティメント」の中から17点(2004年〜05年)に描かれた下絵を、茶あるいは青のインクに置き換えてシルクスクリーンで印刷しています。
聖セバスチャン、ヨカナーンなど、思想や欲望に殉じた者たちが登場、和のテイストとともに西洋的なモチーフが加わっています。

B5判24pages


山本タカト「キマイラの柩下絵帖」(アップタイト)¥1000+税

画集「キマイラの柩」の中から18点(2008年〜10年)に描かれた下絵を
エメラルドと紫のインクに置き換えてシルクスクリーンで印刷しています。
人気のアリスシリーズを含む、死と少女のモチーフが多く含みます。

B5判24pages


張登豪「公雞傢伙說:殺了你!Cock Guy Says Kill You!」

張登豪「公雞傢伙說:殺了你!Cock Guy Says Kill YouCock Guy Says Kill You!」(Mangasick) ¥1111+税

駅員になるために勉強中の張登豪が、完全独学で描いた漫画。
描きあげた漫画を本にするにはどうしたらいいかとアドバイスを求め、台北の書店/ギャラリーMangasickにその作品を見せたところ、内容の特異さに、逆に出版させて欲しいと言われてしまった問題作!!!

なぜか自分が嫌いなもの(猫、エコ、子供など)、映画へのオマージュ、友人そっくりなキャラクターによって構成された作品は、台詞が殆ど英語で書かれていますがブロークンな英語で、随所にミスがあります。
(表紙の手書きタイトルの動詞からして、三人称単数の主語に合っていませんね)
裏表紙の裏(表3)には作者の手書で読者へ捧ぐというメッセージが入っています。

台湾の出版物では少ないアウドサイダー系作品で200部のみ制作されたそうですが、張さんのタッチを忠実に再現するために敢えてオフセット印刷を採用。鉛筆の線の強弱やかすれまで生々しく表現されています。

B5判32pages 片面印刷

切通理作責任編集「シネ★マみれ」

切通理作責任編集「シネ★マみれ」 ¥1500+税

2017年12月に封切りされた「青春夜話」で映画監督デビューした切通理作が、その公式パンフレットをさらに発展させて、上映期間中の劇場で行われた連日のトークや公開記念トークショーなどの内容を採録した特集に加え、友松直之監督の「シザーチンP」シナリオ、友松直之へのQ&A、女優座談会などを収録。

これまでは映画についての書いてきた切通が、2015年より、映画好きたちと映画を語ったり、アニメ作家やシネマDJやゲストを招いて短編映画上映会を行う中でイベント「シネマみれ」を行う中から「青春夜話」が誕生したが、「映画について書いて語る」を経て「作る」ようになった過程を記すドキュメンタリー雑誌と位置づけられるのが本誌。作ることによって映画の見方がどのように変ってゆくのか、その変化を今後も記録してゆくことになるのだそう。

A5判200pages