ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」

オレは童貞じゃねえ!! 1

古泉智浩「オレは童貞じゃねえ!! 1」(日本海ワクワクコミック)¥500

タイトル通り、書き始めてから6年になる自身の同名のブログをまとめたもの。2006年にアップしたものの中から、筆者の妻がセレクトした文章を増補改訂、自身で突っ込みや補説、振り返って思う事などを加えた,2006年の古泉智浩と2011年の古泉智浩を同時に楽しめる一冊です。
後書きによれば、最近はツィッターを多用しがちな一方、ブログはじっくり考えた事や大切なご挨拶やお知らせ用と心して捉えており、そのためにますます更新を怠りがちなものの、2006年当時はブログにも仕事にも意欲的であったとのことで、その円熟が伺えます。
A5判48P

おおむね月刊 東陽片岡 2011.10

おおむね月刊東陽片岡 2011.10

「おおむね月刊 東陽片岡 2011.10」¥500

おおむね月刊と銘打ち、創刊号である8月号に次いで出たのが10月号!(あら…?)。この号から、表紙を渋くモノクロにして、お値段もお財布にやさしくなりました〜。でも、中身は東陽先生の描きおろし&
お蔵出しをしっかり詰め込んでおります!
内容はーーー
巻頭言&お近況など
漫画:単行本に載せそこなった幻のお漫画シリーズ「トワイライト貧乏人酒場」
おひらせ「東陽片岡の畳似顔絵」
こりゃたまらんコラム「時代劇はたみゃら〜ん」の巻
漫画:東陽片岡の新ふにゃらか行進曲「秋の脱力感はニンニクで解消だった。」
東陽片岡の『昭和の出涸らし』「マリちゃんとミーちゃんのブルース」

東陽先生流のお手軽スタミナ丼の作り方まで紹介されている漫画や、なんと東陽先生に肖像画(背景にみっちり描き込まれた畳つき)をオーダーできるお知らせなどが盛り込まれています。

B5判16P

Shiny Dropの魔法のおもちゃ

魔法のおもちゃ表紙

Shiny Dropの魔法のおもちゃ¥1050

小さい頃から、魔法や変身に憧れ、魔女っ子が操るステッキやコンパクトを今も集め続ける、まみんこ&めぐるのコレクターズユニットShiny Drop。それぞれがブログでコレクションへの思いを語るうちに知り合った二人は、さらに、この情熱を多くの人とわかち合えるよう、自分たちのコレクションとそれにまつわる思い出を本にして残す事を思いたちました。
ミンキーモモステッキ、テクマクマヤコンコンパクト、ひみつのかぎペンダント、うらなってペンダンド、ふしぎコンパクト、美少女戦士なペンセット、変装ペン、変身リップブロッド など、すべて二人の実際のコレクションの写真とともに、思い出を綴っています(80年代〜90年代半ばまでに生産されたアイテムが紹介されています)。
実際に使ったり持ち歩いていたのがわかる、ほつれや色あせもありますが、手直ししながら愛用した様子が伝わり、宝石やお化粧道具を模した魔法アイテムが、どれだけ女の子たちの夢を育んできたかが伝わります。サンタさんへのリクエストのためにおもちゃ屋さんへ下見に行こう、とお母さんに言われ、その後、サンタさんからいただいたペンダントなど、魔法のおもちゃを作り出した大人&子供の物語のひとつひとつもとても愛らしいです。
A5判28P(表紙含む)オールカラー

魔法のおもちゃ

魔法のおもちゃ

蛭子能収 作品集「えびすリアリズム」

えびすリアリズム表紙

蛭子能収 作品集「えびすリアリズム」(ファザーズコオポレーション)¥1200

2011年の夏、故郷の長崎の長崎歴史文化博物館で開催された展覧会「えびすリアリズム」にあわせて作成されたパンフレット。

長崎歴史文化博物館「えびすリアリズム」
テレビで見る蛭子さん(1947〜)とは違った、アーティストとしての一面を、新作・初公開作品を中心に紹介した初の大規模展。長崎をテーマにした作品を含み、蛭子さんを通して長崎を見ることにもなります!
カラー作品50点余りを収録。
22.5cm×29.7cm  32P

蛭子さんのサイン&ワンポイントイラスト入り

えびすリアリズム

えびすリアリズム


工藤冬里「棺」

工藤冬里「棺」

工藤冬里「棺」(十六夜書房) ¥1300

工藤冬里(マヘル・シャラル・ハッシュ・バズ)の初詩集。
2011年1月から5月にかけて書かれた詩編を収録。
———
そういう風にして

そういう風にして今年に入って、ある曜日にある場所である地層から遺書のような言葉を出すことを続けてきた。震災の後、東京でもそれが出来る状況になり、東京から帰って来てからは最早場所は日常全体に敷衍できると思い始めた。書くことには手続きが必要だ。詩とは言葉を出す場所を決めることだ。そういう風にして、再びノスタルジーの契機さえ捉えることが出来るようになる。そういう風にして、今日のわたしが昨日のわたしになる。未来はないにしても。
————–(「棺」より)
A5判174P