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津からの小冊子 Kalas 15 2012.3月号「生えているところ」

Kalas15

津からの小冊子Kalas15 「生えているところ」¥400

三重県津市から発信する個人制作の地方誌。編集人の個人的な疑問や関心が、身近な津の人や物にぶつけられ帰納してゆくパーソナルでいてリージョナル、そしてユニバーサルな冊子。

特集は「生えているところ」。同じところで同じ冊子を作り続けていると、初期衝動も薄れ、郷土愛や物事への関心というわかりやすい理由だけではモチベーションは維持できず、なぜこの場所で、この仕事?と疑問を持たずにいられない…。というわけで津市で様々な経緯で仕事する人たちに取材。

東京で修業中に祖父の死をきっかけに家業についた和菓子屋の三代目、借金返済のためにSM嬢となりその経験を綴った「エムの手帖」で作家となった津市出身の泉美木蘭、縁もゆかりもなかったのに津でカフェを開くことになったカップル、フランスで料理を学んだのち酒屋を継いだ女性、傾きかけた家業を立て直すべく林業に就いた男性などなど、それぞれの事情を聞きながら、人と土地について編集人がしみじみ考えます。

ほか
歩くカメラ「界隈」写真・松原 豊
ゆめのなかでぼくは=絵と文・つつみあれい
銘木店の本棚 奥山健太郎 …など。

A5判60P

創刊 未知の駅 Vol.1

未知の駅 vol1
未知の駅 Vol.1(諫山三武) ¥500
キャッチフレーズは「資本主義に巻き込まれながら、巻き返す手立てを考えるためのZINE 未知の駅」。
Alternative, DiY, Permaculture, Pirates, Architecture など、オルタナティブな視点を模索し、実践する人たちが集まる「未知の駅」。

3.11を体験しての創刊、テーマは「生きる」を問い直す。創刊の経緯や、テーマについては、「まえがき」から引用。長くなりますが、3.11以降の心情や今後のヴィジョンなど、今だから共有できる(したい)気持ちやテーマが綴られています。

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3.11以降、生活のとても基本的な部分ー衣食住ーにおいて大問題が生じている。放射性物質の問題だ。スーパーに行っても、レストランに行っても、外に出るだけでも、お化けのようについてくる「アイツ」に、いま頭を悩まされている。マスクはつけるべきなのか? 引越しをするべきなのか? 食べ物は産地から選ぶべきなのか? 今まで通りの生活を続けていていいのだろうか? というか、そもそも僕達は今まで何に頼って生きてきたんだ!? なんだかモヤモヤ〜〜〜っとして、落ち着かない!!

自分だけ? と思ったが、いやいやいや…全然そうじゃなかった。旅をしたり、人と話したりしていたら、この「モヤモヤ」への打開策を考え、もう既に動き出している人たちというのが、ちゃんといたことが分かった。ちゃんといるじゃないか! それも3.11が起こるずっとずっと前から。パーマカルチャー、スノボー、海賊文化、クラブやパーティ文化、りんご売り、マラソン…。みんな自分(たち)なりのやり方で、自分(たち)の「生き方」を思想・言葉・実践にしている。

「あ、こんな生き方もあったか!」とハッとさせられるような思考・生活様式・文化が、実は世の中には存在している。生き方や人生の選択肢なんてものは、僕が思っていたよりも、もっともっと「開かれた」ものなのかもしれない。「これは一度ちゃんと自分が出会ったモノをまとめておく必要があるな」と思った。それで気がついたら、こんなZINEが出来上がってしまった訳だ。ZINEなんて作ったことなかったし、どうやって作るかも知らなかった。でも、このアイデアを聞いてピンと来た周りの人たちが記事を書いてくれたり、資金を援助してくれたり、その他様々なサポートをしてくれた。人が集まれば、何かが出来る。このZINEが一体誰の役に立つのかは分からない。でも、同じくピンと来るものを感じた人に読んでもらえたらと思っている。その人に言葉を届けたい。

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メインコンテンツ—–
諫山三武「2011、夏、ヒッチハイク」

マスブチアヤコ「三台の車が教えてくれたこと」

山本敦久「Critical Ridingーヴァナキュラー横乗り文化(長野編)ー」

上野俊哉「パーマカルチャーにエコゾフィーの可能性を見出す CriticalとSpiritualの間で」

瓜生太郎 イラスト集

小笠原博毅×キャプテン・ジャック・スパ老 即興トークイベント「パイレーツ・ダイアローグ」

片山玲一郎「いのちの振れ幅」

小笠原博毅「独走論ー独り走ることー」

A5判110P

創刊 hb paper vol.001 田中美穂(蟲文庫)インタビュー

hb paper 001
hb paper vol.001 田中美穂インタビュー ¥500
高田馬場、海外旅行、チェーン店、高速道路、B級グルメなどを特集してきたリトルマガジン、HBが姉妹誌hb paperを創刊。 インタビューが中心となる隔月のジンですが、こちらも編集人・橋本倫史が興味をもったそのときどきの気になる人物に取材して、たっぷりと読ませる内容に。
創刊号の巻頭インタビューは、倉敷の古書店・蟲文庫の店主で、最近お店の事を書いた「わたしの小さな古本屋」を上梓した田中美穂さん。

コンテンツ—
intervew
田中美穂(古書店・蟲文庫店主)「意地で維持してきた、倉敷・蟲文庫の固着生活」
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column
藤原ちから「コロコロ 演劇との遭遇についてのうろ覚え書き——トラム・タム・タム篇」
天野貴洋「駒込から浅草まで走るとき」
中川健太「独りで酒を呑むということ」
武田俊「僕たちのなりたかった『ヒーロー』」
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journal
橋本倫史「ことばの効用について」

A5判36P

コミック FANTASY 19

コミックFANTASY19

コミックFANTASY 19(榎本司郎事務所)¥840

間もなく、電子書籍化を予定しているコミックFANTASY。紙の本は次号20号で終了のい予定です。残り少ない?紙での味わいをお楽しみください。

コンテンツは—-
(表紙)田中六大
田中六大「さわやかファミリー一家」
鮭夫「アップル」
秋元なおと「未来エコファンタジー 星子島区レポートI」
甲野酉「おかしな学校 5」
小野カロン「NEKROPOLIS ネクロポリス」
奇観鳥「カエカとオシケ 16青虫(後編)」
内海敏彦「薔薇の泉5 永い眠り」
サノマサコ/イラストギャラリー
佐藤弓生+イタガキノブオ「生きもの図鑑」
第18回コミックFANTASY大賞発表
竹原真由美/床下二間/謡犬ユネ

A5判140P

おかしい屋「OoooooKASHiiiiiii! PRESS」

OoooooKASHiiiiiii! PRESS

おかしい屋「OoooooKASHiiiiiii! PRESS」(MESS)¥630

渡辺明日香と松野綾香からなる、世にもおかしなお菓子ユニット「おかしい屋」。
生物と食物をテーマに、スウィートなお菓子や雑貨でもって、2011年からイベント・パーティーなどでお菓子をケータリングをしたり、お菓子のようなオブジェを作ってます。そんなおかしい屋の活動報告プレスを、自費出版レーベルMESSが制作。
見た事無いような奇妙なビジュアルのお菓子と、B級感溢れるタブロイド紙のジャンクな雰囲気をお楽しみください。

中にはカラーポスターが挟まっています。おかしい屋による販売雑貨、クッキーモチーフのバッジ付きでスペシャルプライス。

筒型 / タブロイド版4P+カラー1P(273×406mm)
100部発行 ゴムに代表作ミジンコクッキーにちなんだミジンコモチーフのバッジ付き。

OoooooKASHiiiiiii! PRESS