ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

玉置豊「私的標本 捕まえて食べる話」

私的標本 捕まえて食べる

玉置豊「私的標本 捕まえて食べる話」¥1260

 子供の頃から生き物を捕まえるのが好きだった延長で、学生時代を過ごした山形では自然の恵みを捕っては食べ、卒業して首都圏に戻ってきてからも、漁場や珍しい釣り方を聞けば、自転車や車で捕りに行き、食べる生活を送ってきた筆者。
近場では、自宅から自転車で10分ほどの東京の川で天然うなぎを釣って食べるなど、「特定分野の専門家というわけでないので、素人目線の生ぬるい経験談ばかり」と、あくまで趣味の域にありながら、趣味ゆえに誰に頼まれるでなく車を地方まで走らせる情熱もあれば、読んだ人に”自分にもい釣れるかも?”と思わせる現実感もある、キャッチ&イートの記録。
「生き物を捕まえて食べる」一期一会を記録したブログが10周年を迎えるにあっての、自主制作での書籍化です。

内容は—
東京の川で天然うなぎを釣って食べたい
世界で二番目に臭い料理、ホンオフェを作って食べたい
富山湾のホタルイカを掬って食べたい
干潟でアナジャコを筆で釣って食べたい
穴に塩を入れてマテ貝を捕って食べたい
巨大外来種、ウチダザリガニを捕まえて食べたい
サメが釣れたからフカヒレの姿煮にして食べたい
どこにでもいるミズクラゲを普通に食べたい
天麩羅の高級ネタ、ギンポを針金ハンガーで釣って食べたい
ヤツメウナギを捕えて食べたい

イラスト・漫画 渡辺なお
A5判110P

DIORAMA 03 2012 SUMMER

DIORAMA3 表紙

DIORAMA no.3  ¥950+税

新進のマンガ家やアーティストが自主制作するマンガ誌DIORAMA(年2回の発行)。3号目を迎えて、ますます充実!

ビッグコミックスペリオール(小学館)の公式WEBサイトで「RAPID COMMUTER UNDERGROUND」を連載中の座二郎、ラッパー・シンガーソングライターとして知られる鴨田潤(イルリメ)が寄稿。西村ツチカによる連載作品の第2回、真造圭伍が自身のアシスタント経験を描く短編など、レギュラーメンバーの作品も楽しな展開。
表紙、総扉のイラストはerror403。

真造圭伍「昔アシスタントしてた。」
西村ツチカ「透明人間VSサギ師」
ゴトウユキコ「残像、」
ぱうひろ「クソリアル」
error403「うまれてしぬ」
STAG「くだん」
金子朝一「パートタイム、休憩」
佐々木充彦「みどり湯の灯」
サヌキナオヤ「ナイトーくん」
座二郎「funny game」
鴨田潤(イルリメ)「NAKIMESHI軒」
澤部渡「漫画の話と、音楽の話がしたい。」
オノマトペ大臣「サラリーマン日記」

A5判184P

DIORAMA 3 真造圭伍DIORAMA 3 SUWARI DIORAMA3 イルリメ

沼田元氣責任編集 「こけし時代 第五号 特集:鳴子」

こけし時代 第五号 表紙

「こけし時代 第五号 特集:鳴子」(コケーシカ鎌倉)¥1800+税

コケシとマトリョーシカ『コケーシカKAMAKURA』を営む沼田元氣が責任編集の、旅とこけしと温泉の憩を御届けする写真雑誌『こけし時代』。第五号の特集は、『こけしは鳴子に始まり鳴子に終る』(深沢要)の鳴子。こけし工人が最も多いこけしの聖地、鳴子にいざ。表紙イラストは谷内六郎。実は表紙は3重になっていて、そのすべてが谷内六郎のこけしに関するイラストで、ミシン目に沿って切り離せるようになった付録“こけしの便り”なのです。大幅増ページ。

【内容】
●イントロダクション「鳴子へGO!」
●木形子旅情 こけしところどころ
●木形子感傷・こけしせんちめんたる「こけし屋の一日」絵と文 樋口達也
●工人訪問(髙橋武俊/髙橋正吾/須貝國男/岡崎斉一/岡崎靖男/遊佐妙子/佐藤賀宏/佐藤すづ子/早坂せつ/早坂利成/原野光璋/鈴木俊幸/菅原和平/菅原昌秀/桜井昭寛/佐藤實/吉田勝範/後藤晧/上野義則/加藤信一/加藤正美/大沼英雄/大沼秀顯/伊藤松一/松田忠雄/松田真澄/熊谷正/髙橋輝行/髙橋正子/高橋義一/柿澤是隆/柿澤眞理子/柿澤是伸/森谷和男/大沼力/大沼秀則/伊藤昭徳/佐藤俊夫/小山今朝記/片倉富夫/遠藤孝志)
●木形子感傷・こけしせんちめんたる「古鳴子抄」絵と文 樋口達也
●温泉御案内(鳴子温泉/東鳴子温泉/川渡温泉/鬼首温泉)
●谷内六郎さん ESSAY 谷内広美
●こけしまつり
●高橋萬三郎さん MANGA 菅野修
●深沢要さん MANGA 菅野修
●木形子散歩
SENBEI(玉屋総本店)MATCH(なかやま山荘/玉造荘)RECORD(ソノシート)PENANT(ペナント)SHISOMAKI(しそ巻舗ときわ)MANJYU(玉泉堂)SOUVENIR(マルマツ/鳴子峡レストハウス)POST(こけし郵便)SWEETS(玉子屋本店)STICKER(鳴子温泉神社)SAKE(さとう酒や/宮城ふるさと酒造)NOREN(桜井こけし店)YUKATA(鳴子ホテル/まるみや旅館)ESSAY(沼田元気)
●推薦文 堀部篤史(恵文社一乗寺店)

257×183mm 240P
付録 谷内六郎表紙絵ポストカード

こけし時代 第五号 付録
表紙をめくると、あらまた表紙。谷内六郎トリプルです。

こけしの旅ノート

「こけし旅のノート」(コケーシカ鎌倉)¥800+税
『こけし時代』が贈る、こけしを愛する人のためのノート。

中身は—–
●こけしイラストとこけし点取占いがついた旅日記帖
●こけし愛あふれる言葉とこけしのある風景写真が配された方眼ページ「こけし旅、ひとり旅」
●産地ごとのフォルムを思い浮かべたり、好きな人をモデルにして工人さん気分で絵つけができる「こけし描彩練習帖」
●こけし工人連絡先住所録

こけし旅の記録として、あるいは日々出会ったこけしをメモる日記としてご利用ください。
チケットや紙資料を収納できる透明ビニールパースと一体化したオリジナルカバーつき。
B5判80P

「何者からかの手紙」(BOOKSOUNDS)

何者からかの手紙 設置風景

「何者からかの手紙」(BOOKSOUNDS)一通につき¥150

街灯がぼんわりつき始める頃、手を突っ込んだポストの中に手紙が入っていました。
ああ、買い物の間に郵便屋さんがコトリ音とたてて置いて行ったのでしょう。
この手紙は何者からか。
封を切る前にあなたへお分けします。

そんな、メッセージが書かれた、ポストに入った何種類かの手紙。「仙人からの手紙」「タコからの手紙」「火星人からの手紙」「審判からの手紙」…いずれも茶封筒に入ったもので、切手状のシールが貼られています。中身は、それぞれの差出人からの手紙形式の短い不思議なお話…。実はこうした形の文芸作品って、いざ中身を読むと、外見の意匠ほどには意外性がなかったり、という事もあるので期待せずに、数枚の便箋に書かれた文を読んでみたところが、予想を裏切られました! ドーナツがあってはじめて存在する穴のような、ありそうでないものが、描かれています。

何者からかの手紙

酒とつまみ チャンポン「創刊10周年なんちゃって傑作選」

酒とつまみ チャンポン

酒とつまみ チャンポン「創刊10周年なんちゃって傑作選」(酒とつまみ社)¥1470

思いつきでミニコミを作って早10年! 季刊のはずが、ほろ酔いペースで、これまでに発行したのは「酒とつまみ」本誌14号と単行本2冊。2007年までに発行した10号までのバックナンバー(うち9号まではすでに品切)の中からの傑作企画を自選して初の別冊を出しました。

まずは、アクシデントに満ちた我が家までの帰還を語った「酔っぱらい帰宅譚告白集」,甲類焼酎をヴァージョンアップさせるカクテル作りや熟成実験、酒による失態談などを集めた巻頭特集の特集。

夏休みの課題研究なノリの、柿の種やパック酒の徹底比較、酒じゃないもののアルコール濃度を調べるなどの「思いつき研究レポート」、実用記事「酒飲みの土産」(自分用)、酒飲みが酒飲みをウォッチングする企画「酒場盗み聞き」&「イモチンの酒場のオシャレチェック」、酒飲み川柳、毎年恒例の「酒バカ大賞」、などなど、数々の名企画が登場します。

一般誌ではお目にかかれない企画が、酒の力と勢いで脈絡なく立ち上げられ、実現された「酒とつまみ」の10年を、通常の約3倍のボリューム、3倍の濃縮率でお届けします!

A5判256P