ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

ミヤタケイコ「今日のアマビエ様画像」

ミヤタケイコ[今日のアマビエ様画像」¥1000+tax

2020年3月〜5月のステイホーム期間、仕事に集中できずにいた、ぬいぐるみアーティストミヤタケイコは、ネットにも出まわった古文書のアマビエ像の立体化を試み、ぬいぐるみを制作。
連日、そのアマビエ様を、自宅の庭やアトリエ、限られた外出先で撮影し、SNSに投稿しました。
「当時は作品制作が進まず、唯一アマビエを撮影する事だけがスッと出来たのです。
ちょっと祈りにも近い行動です」

その頃は、挨拶や応援、生存確認のように見えた画像が、写真集にまとまると、生活も町もすべて滞っていたようでいて、雪が降り、やがて陽射しが明るくなり、花が咲く季節の移り変わりがみてとれたり、乗客がいなかった電車など、あの時の景色がアマエビ様とともに甦ってきます。

15cm×15cm 36pages

甲野酉 漫画作品全集2 2010-2020「未踏」

甲野酉 漫画作品全集2 2010-2020「未踏」(セミ書房)¥1636+tax

甲野酉が2010年から、10年かけて描いた超能力漫画。

大学内の超能力サークル「未踏」は、スプーン曲げのような”わかりやすい”超能力を見せたりするのでなく超能力があることをしめすべく精力的に活動を行いテレビの取材を受けたり、学内で会見を行ったりする。
リーダーの神迫令のもと、普及活動をしたり、超能力を体験するために自身の感覚のより深い部分を掘り下げてゆくのが、真剣であるほど侵しがたり怪しさや不可解がにじみ出てくる。
超能力か、はたまたカルトか、不可思議な”未踏”域を漂う感覚が描かれています。
通常、共通の目的や利益をかかげることでまとまる集団から、わかりやすい目的や利益を取り除いた場合の人間像を描いているのかもしれません。

巻末に、評論や文芸創作の際の別名義・内島すみれとして書いた「未踏」のノベライズ版「アイドル係数」も収録。

A5判228pages

山川直人「初期の山川直人漫画集 屋根裏」

山川直人「初期の山川直人漫画集 屋根裏」¥1000+tax

中学生の頃から漫画を描きはじめ、20代半ばで漫画誌デビューするも、40才を過ぎて「コーヒーもう一杯」の連載が始まるまでは漫画誌に載ったり載らなかったりで、カットやイラストの仕事をしながら同人誌で作品を発表していたと振り返る山川さん。

自主制作で出した5冊の作品集に収録した作品は、後に出版社から出た単行本に再録されましたが、そこに収録されなかった作品や未発表の作品を自ら編んだのが2018年に自費出版した「初期の山川直人漫画集 地下室」。それに続くのがこの「屋根裏」で、この初期作品集2種と『口笛小曲集』(2005)『地球の生活』(2008)『ナルミさん愛してる その他の短篇』(2007)ー3作ともKADOKAWAーをみれば、2000年までに発表した山川作品がほぼ網羅されるそうです。

《収録内容》
●『インタルード』
同人誌「KIZ」第八号(99)掲載 自主制作本『インタルード』(02)収録
●『ギッタンバッコン』✻
同人誌「カミナリパンチ」第二号(96)掲載
●『珈琲殺人事件』
同人誌「よいこの喫茶店」(96)掲載 自主制作本『この星の空の下』(99)収録
●『言葉の見える街』✻
「まんがライフバラエティ」93年10月号掲載
●『人生に相渡るとは何の謂ぞ』
同人誌「KIZ」増刊第二号(95)掲載 自主制作本『ぼくはきみより頭がいい』(97)収録
●『昼の月』
山川直人ホームページ(00)掲載 自主制作本『インタルード』(02)収録
●『HONE』
山川直人ホームページ(00)掲載 自主制作本『インタルード』(02)収録
●『地球儀』
山川直人ホームページ(00年)掲載 自主制作本『インタルード』(02)収録
●『オレくん』✻
「おおきなポケット」00年9月号掲載
●『好青年』
手製コピー本「父への手紙」(94)掲載 自主制作本『父への手紙』(96)収録
●『GROW OLD WITH ME』
同人誌「がらん」創刊号(89)掲載 自主制作本『父への手紙』(96)収録
●『恋する街角』
「まんが4コマ丼」98年8月号掲載 自主制作本『この星の空の下』(99)収録

✻は単行本、自主制作本、初収録。

B6判128pages 初回入荷分はサイン入

みなはむ 画集「夏でした」

みなはむ「夏でした」¥1200+tax

2020年夏、大阪のFOLK and old book storeに行われた同名の個展「夏でした」に合わせて作成された画集。

タイトル通り、炎天下、海辺や繁茂する草木の前で、様々な気持ちを抱えて佇む女の子や男の子たちが描かれています。40点以上を収録。

いつもとは違ったコロナ禍の夏に、草いきれや人が発散するエネルギーを描きながら、夏を過去形で語ることによって前に進む意志を込めたタイトルにしたのだそうです。

23.7x 18cm 40pages オールカラー

百合百合「リング・イン・マザーネーション 4」

百合百合「リング・イン・マザーネーション 4」¥800+tax

乙女画家、百合百合が、「輪廻転生」をテーマに7年かけて描いた、400ページ超、過去と未来が交差するローリング漫画の最終巻。

死んだ愛子を抱きかかえながらさ迷い歩く燐。
いつの間にかいなくなったアイシイを求めさ迷うリイン。
お互いを求めながら交わる思いが、いつしか炎のように燃え上がる。
そしてたどり着いた運命とは?

A5判122pages

既刊は売り切れにつき、作家のサイトにて1巻は無料で
2,3巻は有料でダウンロードできます。
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