2016年の営業は12月30日(金)となります。
新年は1月4日(水)より営業いたします。
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2月17日 お休みをいただきます
2月17日(水)は、タコシェのあるビル、中野ブロードウェイが電気設備点検のより全館閉鎖となるためお休みをいただきます。館内のお店はすべてお休み、建物内に入ることができませんので、ご来店予定の方はご注意ください。
お休み中は、オンラインショップをご利用くださいませ。
お休み中の、メールのお返事やオンラインショップの受注メールや発送は18日以降となりますので、ご了承下さいませ。18日以降は通常通り、12時〜20時の営業になります。
2015年に人気だった本やジン
新年は1月4日より営業いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。
パキート・ボリノとLe Dernier Cri、およびアーティストStu MeadとReinhard Scheibnerへの支援の呼びかけ
タコシェと関わり深いアーティストたちがひとつの展示をめぐって活動の危機にあります。
90年代から、タコシェにシルクスクリーンの刺激的なグラフィックブックを届けくれる、フランスはマルセイユの出版芸術集団Le Dernier Criの主宰者パキート・ボリノ。昨年の南フランスでのHeta-Uma/Mangaro展では共同キューレーションをつとめ、50人近い日本の作家と作品を現地で紹介してくれました。
もう一人は、2012年にタコシェで個展を開いてくれた、在独アメリカ人アーティストStu Meadです。
7月から8月27日まで、La fricheというマルセイユの複合芸術施設内のLe Dernier Criのアトリエで、Stu MeadとReinhard Scheibnerの在独アーティストの二人展が開催されました。これはいつも行っているアトリエ展示で、Le Dernier Cri(LDC)はすでに何冊かのStuの本を出し、ここで作品展示もしており、アトリエは何ごともなく500人ほどの来客を迎えていたようですが、一方で、作品がエログロであるとの理由から(特に幼児性愛が問題され)、18禁などの対応はとったものの、電話やメールでパキートやLDC、会場となるla friche、マルセイユ市の文化芸術関係の部署に、不特定の脅迫が執拗に繰り返され、ネット上にパキート(および関係者)の個人情報まで晒されました。
(2012年のStu Meadの展示の際に、Le Dernier Criが作ったカタログ)
8月末には、地方選を控える極右政党国民戦線(FN)のネガティブキャンペーンの材料になり、PACA(プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏)の助成を受けたla fricheが幼児性愛ポルノを公開しているといった非難がSNS上で展開され、アトリエ閉鎖を求める抗議も起こり、極右に近いキリスト教集団まで加勢。
8月28日のla friche内の新施設Art-O-Ramaの開館式を考慮して、展示は27日に繰り上げ終了しましたが、開館式に際してウルトラカトリックが(すでに終った)展示の打ち切りを叫ぶ事態に。作家たちのフランスでの活動禁止を求める署名も進行中で、これに対して表現の自由に基づくパキート・ボリノとLDCならびにStu MeadとReinhard Scheibnerを支持する署名もはじまりました。
La fricheは争いを避けながらも、表現の自由を守りLDCを支持するスタンス、脅迫と炎上の渦中のパキートは、「年頭にシャルリ・エブドが攻撃され、自分までもが20年間やってきたことを今さら非難され、中世に戻ったみたい」と困惑しながら、なおアトリエで印刷を続けています。
ーー以下、署名のためのサイトと参考記事のアドレスです
Un Dernier Cri contre la censure
表現の自由に基づき、パキートおよびLDC、Stu MeadとReinhard Scheibnerを支持する署名はこちらです。仏文に続いて全文の英訳があります。(le dernier criにかけて検閲への叫びのタイトル)ご賛同いただけましたら、署名をお願いします。
【参考記事】
9月4日のル・モンド
この概要の英語版
9月3日のLa Provence.com
9月1日のles inRocks