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タコシェと火星の庭の往復書架 その後

仙台と東京の書店間で書棚を交換するイベントのご報告です。火星の庭さんでのイベントもいよいよ7月8日まで。タコシェでもこの日まで、本やこけしグッズを置いていますので、見逃しちゃった、という方はこの週末にどうぞ。(残少のものもあるので、お早めに)

こちらは、展示も同時開催している火星の庭さんの店内。本と絵とコーヒーを心ゆくまで味わえる空間、いいですねー。タコシェにはカフェはないけど、これからはたまに、まったりお茶できる機会を作りたいな、などと思います。

火星の庭 原画展

壁の寸法いっぱいに制作したmakomoさんの新作。無地の背景ですが、白く均一に塗っているんだそう。

火星の庭 原画展

展示で観る機会が少ない山川直人さんの作品も。古紙みたいな風合いの紙を使っています。

火星の庭 原画展

逆柱いみりさんの作品は、この壁面だけでなく、カウンターの上の壁にもあって小規模の個展くらいの見応えがあります。

火星の庭 原画展

友沢ミミヨさんの創作こけしちゃんと鮮やかなペインテイング。そして関根有美さんの一続きの漫画になっている作品群。この作品で作った小冊子も配布してます。

タコシェでは、なぜか外国からいらした男性のお客様がこけしグッズをよく買われます…。そして売り切れてしまった本もあるけれど、薄くてみつけづらい本もあるので、イベント中の古本のリストをアップしておきますね。クリックで大きくなります。

目録

Zine Pages Fest 2012 in ソウル

zine pages fest 2012

ソウルのホンデにある、西橋実験芸術センター(Seogyo Center for Experimental Arts)で11月21日〜12月1日まで行なわれるジンフェス”Zine Pages Fest 2012” に日本のジンを送りました。期間中、ソウルに行かれる方、あるいはソウルに在住の方はどうぞ,ご覧ください。世界各地のジンが集まるそうです。

タコシェでも韓国のグラフジンを紹介する予定です。お楽しみに!

「シティライツ2」発売記念 大橋裕之サイン会 ご来場ありがとうございました!

サインする大橋先生

5月27日(日)の「シティライツ2」発売記念 大橋裕之サイン会にご来場ありがとうございました。連載開始以来、様式も内容も一作ごとに進化し続ける大橋作品。1巻では4コマやショートストーリー集から、一話完結のストーリーのスタイルを確立、2巻目では、身近な日常を描きながら、夢やちょっとしたアクシデンドをきっかけにSF的な世界にまで登場人物たちが飛躍して、時空を超越しても、そこでまたクスっとしたり、ジワッとくる壮大な?物語を展開。日常では、コクるどころか、ろくに口もきけない男女が、夢の中では宇宙戦士として力を合わせて戦う、というような、小さな奇蹟や不思議なドラマがいっぱい詰まったシティライツ。どうぞ、まだの方は、この機会にぜひぜひご覧になってくださいね。1巻,2巻ともに揃えています(サイン本も少しあります)。

シティライツ2

なお、6月2日に東京でのラストサイン会がタワーレコード渋谷店であります。5月29日に『PUNK』4巻が発売の長尾謙一郎、「トノフォン・フェスティバル&ソロ2011」をリリースしたトクマルシューゴ両氏と飛び入りゲストとのトーク&サイン会です。詳細はこちら

また6月8日には、高円寺U.F.O CLUBのオシリペンペンズ/死ぬまで生きるもんズのライブにて大橋裕之さんがDJを行なうそうです。

イザベル・ボワノ展(4)展示はじまりました

3月31日、イザベル・ボワノ展Mon Parisが無事に初日を迎えました。今回から、本棚の上だけでなく、壁面を使った展示をしてみました。

Mon Paris 展示

0.05ミリの細いペンで薄い色紙に描いたデッサンを、輪郭にそって切り抜き、厚紙に貼り付けるイザベル独自の手法の作品。ちょっとおかしなパリの人物たちを描くその繊細さを近くでよく見てくださいね。蚤の市でみつけた珍品コレクションの写真もあわせてお楽しみください。トリコロールの三角旗の飾りguirlandeはイザベルのお手製です。

Mon Paris Guirlande

初日は、イザベルの今回のデッサンから着想したバゲットや凱旋門の形をした和菓子をwagashi asobiさんが作ってくれました。パリのひよこや定番のドライフルーツの羊羹やハーブのらくがんとあわせて大人気。

Mon Paris 和菓子

今回、wagashi asobiさんのお菓子の中のエッフェル塔のらくがんをトリコロールにしていただきました。青は初お目見え。表面に青いお砂糖粒がキラキレついていて、これが電飾がついた夜のエッフェル塔のようなんです。台紙にはイザベルのイラストが入っています。

Mon Paris La tour Eiffel

もちろん、イザベルの著書「すみません」やMes recettes シリーズ、さらにお手製ジンや、編集しているグラフィック・マガジンFrédéric Magazineもご用意しています。

イザベル・ボワノ展(3)イザベルと食

オリジナルレシピを図解した”Mes recettes”(わたしのレシピ)シリーズを出版しているイザベル。

左が最新刊の“Mes recettes pour le goûter”(わたしのおやつレシピ)。4月17日のフランスでの発売に先駆けて日本で先行販売です!お菓子やデザート系のレシピ本。 そして右が“Mes recettes à emporter”(わたしのおでかけレシピ)。これはおもたせやおみやげ、あるいはアウトドアやお弁当向きの軽食やお菓子レシピ集。(ともに1300円)

mes recettes

表紙も見返しもイザベルのイラストをちりばめたかわいい本デザイン、身近な材料で簡単に作る事ができる料理やお菓子がいっぱい。

mes recettes onigiri

鮭をソテーしてお鍋でご飯を炊いて作るオニギリも!米粒をひとつひとつ描いたり、ごはんをグリップする手の感じ、このイラストが、なんともいえません…。

mes recettes atelier

レシピ以外にも、お料理やお菓子を楽しくする、ラッピングやラベル、飾りも紹介。包装紙などを使って作る事ができますよ…。

テクストはフランス語ですが、材料も作り方もすべて図解していて、分量、温度、時間などもその部分ごとに書き込まれているので、お菓子作りに慣れた方なら図を見ながらほぼ作れます。また用語も限られているのでフランス語初心者でも読めますよ。

ところで、美味しいものが好きなイザベルは、ただお料理を作ったり食べるだけでなく、こんなコラージュも作っています。

美の裏に潜む、ビューティ・サロンの施術のどこかグロテスクなイメージと、お肉を加工する料理のイメージが結びついたり、あばたの肌とサブレ生地が、ホクロと小豆が頭の中でシンクロしてしまうようです。

そんな“いけない”食のイメージを、偶然にも数年前にパリでイザベルの著書SUMIMASENに興味を持ってから、親交を深めてきた和菓子創作ユニットのwagashi asobiさんが、今回の東京の展覧会のために和菓子にしてくれます。HARCOZAの展示では、デコネイルアートに魅せられたイザベルのため、指の和菓子を創作。見た目のインパクと、つまみあげたときの触感のリアルさ、にもかかわらず味わったときのやわらかい苺の甘みが大好評でした。職人の技でもって思い切り遊んでくれました。はたしてMon Paris展の初日にはイザベルのパリから何が出来るのでしょう!?

和菓子

3月31日(16:00〜)のオープニング・パーティでは、和菓子を味わいながら、イザベルの作品を見てくださいね。レシピについての質問、サイン、なんでもお気軽にお声をかけてください。