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イラストレーターの作る本「土星」02 特集 ロボット

土星020

イラストレーターの作る本「土星」02 特集 ロボット ¥1000

“本を中心にイラストレーションを描く人が集まり、人の輪だできる。それは大きな星の重力に引き寄せられてできる星の環のようである”というわけで、ジンのタイトルは土星!年二回の発行予定。

イラスト主体だった創刊号に比べて、2号目はより長く手にしていてもらいたいという事でテキストが盛り込まれ、文字とイラストのコンビネーションを楽しむ形に。中はレトロ印刷の2色刷りですが、ページごとに色の組み合わせが変えてあり版画やシルクスクリーンの図版のような味わいが。表紙もこのように色違いで3種類と、少ない色数でいろいろ遊んでますが、今回はロボットをテーマにまとめています。
散文、スケッチレポート風、図解風、エッセイ、コミックと、様々なテイストを味わえます。

〈参加イラストレータ〉
池谷なつみ、石垣裕太郎、コジ丸、さかなるかり、高旗将雄、たこキチ、田雜芳一、玉川桜、desu、なかじまかえ、祓川純平、Hirronaka、藤原佳代子、松尾モノ、堀内頼子、山本由実
〈テキスト〉ばるぼら:古今東西の「ロボットのすごいれきし」を寄稿。
〈企画〉 高旗将雄、石垣裕太郎 〈編集・ブックデザイン〉小川順子(「モダニズムのナード・コア」ですてきな目!目!目!のデザインに手がけた…)

A4判52P

土星021

土星022

土星022

逆柱いみり ネコカッパ&ミノカッパ人形

逆柱いみりさん手作りのご自身のコミックキャラの紙粘度フィギュア、最新ヴァージョンです。前回よりひとまわり大きくなり存在感がアップ!

ネコカッパ人形 ¥3360

ひとつひとつ、作家が手ずから紙粘度を整形。乾燥の後、ヤスリがけし、彩色したもので、大きさや形も一体ずつ違います。
色はミントグリーンとミントブルーの2種類。背中の甲羅はメタリックな光沢を帯びています。
体長は、だいたい10cm
足裏に新生児のように、サインが入っています。

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ミノカッパ人形 ¥3675

ひとつひとつ、作家が手ずから紙粘度を整形。乾燥の後、ヤスリがけし、彩色したもので、大きさや形も一体ずつ違います。
色はミントグリーン×紫のキモノとミントブルー×深緑のキモノの2種類。頭のお皿はメタリックな光沢を帯びています。
体長は、だいたい10cm
足裏に新生児のように、サインが入っています。

kawaii 731 ふたたび

Fredoxによる日本へのオマージュ、コラージュ集kawaii 731(Le Dernier Cri)が先週末にCS番組RX-72で紹介されて、再び注目が集まっています。

中身の画像はちょっと怖いかもしれないので、見たい方はクリックして拡大してください。伝統ものからアニメ、怪獣、指名手配写真や看板ポスターと様々な日本の素材を使った、すごいかんじに再構成された日本。

Charles Burns 「Johnny 23」

Charles Burns 「Johnny 23」(Le Dernier Cri)¥1890

この秋、東京、福岡で展示を行なったフランスはマルセイユの出版アード集団Le Dernier Criが、Charles Burnsの話題の最新作「X‘ed Out」の海賊版を、作家本人とともに出版しました。

「X‘ed Out」自体が、ベルギーの作家エルジェによるバンドデシネ「タンタンの冒険旅行」へのオマージュで、Burns流のダークな冒険物語となっていますが、このJohnny 23はさらにその裏ヴァージョンで、本編と同時期に発売! さらに全編謎の文字で書かれたユニヴァーサル仕様?となっています。

1700部の限定で、そのうち最初の500部にはシルクスクリーンのカードがついています。

これがシルクスクリーンのカード

20×21.5cm 64P オフセット印刷(シルクスクリーンのカードつき)

ベルギーのBDタンタンと「X’ed Out」

アート系ジンいろいろ,充実!island Magazine、ART CRITIQUE、Repli

ここ最近、充実したアート系ジンが多く創刊し入荷してます。

まず

island Magazine vol.1 ¥1050

islandとは元magical, ART ROOMの伊藤悠、結城加代子、アーティストの遠藤一郎、アートディレクターの中島雄太らにより千葉県の柏に発足したアートスペースで、展覧会だけでなくアーティストマネジメント、Web、雑誌、制作などを多岐に渡って手がけている、注目かつ元気なスペース(柏の地域イベントにも参加したり。2010年末には3331 arts chiyoda内にも情報発信拠点を開くそうです)
ギャラリーらしくタブロイドサイズで大きく贅沢に図版を盛り込み、作品やアーティストの情報を紹介しています。こちらは、先日、紹介したMOGRAG MAGAZINEと並んでギャラリーが発信するジンらしく、ライブ感があるのと、初心者にもオープンな語り口でおすすめ。店頭には見本を置いてますので、ぜひ中を見てみて!

contents
●大原大次郎:ピエール瀧の書籍や空手サイコやsakerockらのCDのデザインでその手作り感が新しいデザインの到来を感じさせる大原大次郎に、小学生時代から作っていたという過去のジンやカードコレクションを披露してもらいながら、その足跡と広範囲にわたるフィールドワークを探るインタビュー。
●読者投票を募り表現を批評にさらすコーナーsurvival freeでは頭山ゆう紀・小林希史・林絵美子・加茂昂・chu(イカナニ)・狩生健二・野口行範らが1人1ページ1作品で寄稿。
●無作為に抽出したテーマに基づくレビューコーナーでは阿部壁男・遠藤一郎・岡澤浩太郎・ドラムの人・三宅美千代・行友太郎らがそれぞれ、Baguette Bardot「Best of Baguet Bardot」、松本零士「銀河鉄道999」、アミタヴ・ゴーシュ「ガラスの宮殿」、「リング完全版」、Su Friedrich「THE FILMS OF SU FRIEDRICH:VOLUME1 THE TIES THAT BIND」、佐藤零郎「長居青春酔夢歌」を紹介。
●INFOMATION 10s SITEでは2010年代を占うカルチャースポット10選。VACANT、Public/image.3D、CULTIVATE、0000 GALLERY, waitingroom, MORGA, MOGRAG GARAGE, FORESTLIMIT、黒目画廊、などを紹介してます。
●TALKでは、DJのL?K?O・公園内のテント村でアート活動を展開するいちむらみさこにインタビュー。
●グラビアは20TN!@FOREST LIMIT、Toastie

タブロイドサイズ 24P(オールカラー)
700部

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そして、評論誌系も登場。

ART CRITIQUE No.01 ¥788

「知るというアート」をキーワードに、美術・社会思想・哲学などに関する、レビューや論考、インタビュー、ディスカッションを収録。京大の大学院生を中心にアーティストらが加わり創刊されたそうで、京都発の若い評論誌どす。

コンテンツは—–
序 「技術/芸術としてのクリティ—ク」

[interview]
絵画とモダン——この時代の表現の基盤を問う 松浦寿夫さんに訊く
[art review]
・記憶が受肉する場——曺徳鉉展「FLASH BACK」
・フラットであることの豊かさ——ヨックム・ノードストリュームの絵本 「セーラーとペッカ」
・関係の幾何学–竹岡雄二展をきっかけに

[interview]
西宮船坂ビエンナーレ——藤井達矢ディレクターに訊く
[theory]
・〈市場社会〉の隠された諸前提をめぐって——交換不可能性、主権、親密なるもの
・「中国台頭」後の世界システム–G・アリギ「北京のアダム・スミス」について

特集 ネグリ/ハート『〈帝国〉』の現在
[interview]ネグリで何を語れるか?——市田良彦さんに訊く
[presentation1]ポスト・フォーディズム的労働の両義性
[discussion 1]———生成する自由と恊働の未来
[presentation2]〈帝国〉のパラダイムにおける死の欲動について
[discussion 2]———生きることの時代、死の場所はどこにあるのか?
[book review]  ネグリ/ハート新著『コモンウェルス』

A5判176P

そして、ハンディなバイリンガルのブックレットがこちら

Repli 01 ¥1050

“アート発のカルチャー誌”repli。
アート、哲学、社会をフィールドに、同時に「書物」のありかたや役割も探求するアート×出版活動。アートの内なる詩を読み解いたり、哲学的にその世界観を抽出したり、社会における多様なコミュニケーションに参加する…という志をかかげて創刊されました。

特集「デリケート・モンスター」
2008年原宿のK.S.Galleryで開催された石塚智寿氏の展覧会「Delicate Monster」と特集。石塚氏自身が語るデリケートモンスターと、Repli編集室による哲学的考察、また美大とは無縁に独自に絵画を描く石塚氏の活動から視野を広げて、アートのメインストリームとは別の民芸やアウトサイダーアートに言及してゆきます。
■目次
[アート]
Delicate Monster——生きること/描くこと:石塚智寿
[哲学]
線の生成と現在——新自由主義体制下における生の泡沫:Repli 編集室
[社会]
日本民藝館——変わらないもの、無意のもの:佐々木悠人
「アウトサイダーアート」という語義矛盾——美術史の排除と包摂をめぐる差異のポリティクス:小森真樹
K.S.GALLERY 原宿——ギャラリーで出会うということ:石塚智寿&K.S.GALLERY 原宿
[情報]
デリケート モンスターをより楽しむための20点 今回の特集に関連した書籍や音楽、映像20点をセレクト。

100×148mm 46P