「Иркутск2(イルクーツク2)」¥2100
小説家の柴崎友香、長嶋有、福永信と、デザイナーである名久井直子、画家の法貴信也の「ゴニングミ」による同人誌の第二弾「Иркутск2(イルクーツク2)」が入荷しました。
今回は、ゲストにいしいしんじ、池田澄子、伊藤存、中原昌也、100%ORANGE、穂村弘、ほしよりこ、松田暢子を迎えています。
装釘も中身もとてもすてきな一冊です。限定1700部ですのでお早めに!
—コンテンツ
長嶋有/小説「丹下」
100%ORANGE/漫柄1「せんたくもの」
福永信/小説「いくさ」「公転」「星座から見た地球」
柴崎友香・中原昌也・長嶋有(合作)/小説「オールマイティのよろめき(extra flight!) 」
ほしよりこ/「ものくるる人」
伊藤存/「バイ バイ エックス」
いしいしんじ/小説「塩浄瑠璃」
池田澄子/「あっという間」(十八句)
松田暢子/小説「シャンプーアンドリンス」
100%ORANGE/漫柄2「もくめ」
穂村弘/「穂村弘と三人と一人」
インタビュアー/長嶋有 柴崎友香 名久井直子 構成/福永信
ほしよりこ/「おれんとこ」
柴崎友香/小説「クラップ・ユア・ハンズ!」
143×220 192P
—同人プロフィール
柴崎友香:2000年『きょうのできごと』でデビュー(後に行定勳により映画化)。2006年の『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞などを受賞、芥川賞候補に。
長嶋有:2001年『サイドカーに犬』で第92回文學界新人賞、2002年『猛スピードで母は』で第126回芥川賞受賞。2007年『夕子ちゃんの近道』(新潮社)で第1回大江健三郎賞を受賞。著書に『パラレル』、『タンノイのエジンバラ』(ともに文春文庫)、『ジャージの二人』(集英社文庫)、『エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集』(エンターブレイン)など。
福永信:短編「読み終えて」でリトルモア・ストリートノベル大賞受賞。
著書に『アクロバット前夜』(リトル・モア)、『あっぷあっぷ』(村瀬恭子との共著/講談社)、『コップとコッペパンとペン』(河出書房新社)など。
名久井直子:書籍を中心としたデザイナー。主な装幀に『エロマンガ島の三人』長嶋有(エンターブレイン)、『にょっ記』穂村弘(文藝春秋)、『いつか僕らの途中で』柴崎友香/田雜芳一(ポプラ社)、雑誌『ユリイカ』2007年表紙(青土社)など。
法貴信也:TARONASUでの個展開催の他、「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」(森美術館)、「絵画新世紀」(広島現代美術館)。
※再入荷いたしました!
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幻の作品が復刻 陽気幽平「とり小僧」
陽気幽平「ケケカカ物語 とり小僧」 ¥1050
古本でも滅多に出てこない兎月書房版の貸本漫画短編誌「墓場鬼太郎」シリーズに掲載された、謎の漫画家・陽気幽平の伝説の怪作「とり小僧」が復刻されました。
借金苦の小さな鶏肉店に生まれた男の子は、なぜだか生まれながらに鶏冠と鳥の脚を持ち「ケケカカ」としか声を発しない—けど、これが妙にかわいいキャラ!—。母を追い詰めるアコギな借金取りに対して、嘴で目をつついたり鋭い爪をたてて身を挺して一家を苦しめる大人と闘う姿はいじましく、陰惨な復讐譚、因果ものにもかかわらず、童話のような趣きもあり。
同作者の「地獄から戻った男」も併録。
イントロダクションや後書き、作品解説なども充実。
A5判176P
漫画の手帖 no.54
ボロット・バイルシェフ来日公演
ボロット・バイルシェフ来日公演
アルタイのシャーマンたちによって歌いつがれてきた英雄叙事詩「カイ」は、チベットの声明やトゥバのホーメイに通じる倍音を駆使した歌唱だそう。歴史の中で消えかけていたこの叙事詩が、ボロット・バイルシェフさんという偉大な歌い手を得て、新たな声の芸術として世界から注目を浴びています。
バロットさんは、伝統的な歌唱法や伝統楽器を駆使しつつ、バンドなどでも活動し、現在は世界各国で演奏活動を展開中。
この来日公演では、巻上公一氏(ヴォイス、テルミン、口琴)、佐藤正治氏(パーカッション、バオイス)らと共演します。
詳しい予定はこちらをご参照ください。
miracle vocal network 2007 大いなる共鳴、アルタイと日本の声帯宇宙
英仏のバイリンガルアート誌 MOLLUSK創刊号から最新号までが入荷!
MOLLUSK no.1〜no.4 各2835円
発行元はbongoutつまりgood tasteということですが、「いい顔のおやじ」(c) 根本敬とか「いい年こいて」な意味あいで、本当にいい味を出しています! アメリカやヨーロッパのヤバいアートがいっぱい。(表紙は地味ですが中身はすごい)
英仏のバイリンガルな外国の雑誌ということでちょっと読むのが面倒だな〜という気持があるかもしれませんが(って私のことですが)、図版が殆どです。とっても紹介したい雑誌のひとつなので、これでもお値段をうんとお安く設定しています! ぜひ手にとってみてください。
各号のコンテンツは表紙の画像をクリックしていただく出てきます。
MOLLUSK no.1 ¥2835
裸になって飲み屋でビールグラスにナニを浸すパフォーマンスなどを行なうアーティストMoolinesさん(le dernier criなどから作品集を出しています)、路上の動物死体あるいは亡くなったペットの死体を集め作品化して写真に収めているベルリンの美女アーティスト(心理学専攻)Eileenさん、ブラッディなSM画のアントナン・ベルナールさん、事件、事故などやばい状況のありえない人間を撮るフォトグラファー(かつ分筆家、映像作家)のMiron Aownirさんインタビュー、デザイナーNick Garrardインタビューなどを収録。
FEATURES: Moolinex, Karin Granstrand, Brent Wadden, Zeloot, Eileen Wunderlich,Keith G Herzik, Dave 2000, Antoine Bernhart, Dat Politics, Tetsunori Tawaraya, El Cartel de cine Cubano, Kristoffer Busch, Eugene Kerozen, Miron Zownir, Nick Garrard, Jorge Alderete and S?rigraphie Populaire
190×270 80P
MOLLUSUK no.2 ¥2835
80年代、ベルリンの若者達が行なった展覧会END ART CUISINE〜豚の頭を緑に塗ってケーキにしたり、東京でいまちょっとした話題のセクシーチャーハン(ソーセージがチャーハンのおっぱい〜乳首つき〜の谷間に埋められている)も目じゃないお肉とお野菜を使ったリアリズム路線のペニスオブジェを作ったりといったお金はかけないけど手間はかなりかかっている〜の展示の模様、市場大介画伯にも通じる東洋的カオス漂うチャイニーズアメリカンMu Pan、ちょっと微笑ましいような間抜けなシチュエーションの老人ヌードやフリーク写真のLes Krims、色味やエッチイングなのは山本容子さんに似ているのに描いているものは下半身なものばかりなReinhard Scheibnerなどなど。
FEATURES: AW, Gunsho, Zven Balslev, Christina Dallas, Fr?d?ric Fleury, Endart 1984-85, Mu Pan, Melanie Bonajo, M?duse Crade, Ulrich Wulff, Maxim Ryazansky, Dan Grzeca, Les Krims, Reinhard Scheibner, John Casey, Pascal Doury, Mathieu Desjardins and Tyler Coburn.
190×270 96P
MOLLUSK no.3 ¥2835
Gregory Jacobsenのインタビュー&作品、フランスの廃墟フォトグラファーSolange Reboul、Crosshairの名前でセリグラフプリントを行なうDan MacAdams作品とインタビュー。GGアレンの兄で殺人犯が描いたイラストコレクターのMerle Allinのコレクション(チャールズ・マンソンなどを含む)とインタビュー、アウトサイダー・アート系(しかもアブノーマルなエロ。ヤクいヘンリー・ダーガーといった感じの)Engelbert Kieverenagelの作品と手紙、などヤバイさもさらにup!。
FEATURES: Stephane Blanquet, Charles Krafft, Engelbert Kivernagel, Peter Skold, Merle Allin, Unpop, John Casey, Claudia Ahlering,Larry Carroll, Gregory Jacobsen, Xavier Robel (Elvis Studio), Solange Reboul, Crosshair, Shoboshobo / Mehdi Hercberg, and M-City.
190×270 96P
MOLLUSK NO.4/DOURY¥2835
まるまる一冊、70年代半ばから活躍したイラストやBDのジャンルで活躍したフランスのアーティスト、パスカル・ドゥーリー(1956〜2001)の特集です。
70年代から、学校時代の友人Bruno Richardとともに過激な自主制作アート誌Elles sont de sortieを発行し、キキ・ピカソやロマン・スロコンブらのアート集団バズーカと並んで、フランスのアヴァンギャルドなグラフィックシーンで活躍する一方で、Art Spiegelmanのコミック誌Raw Magazineに作品を寄せたり、湯村輝彦がヘタウマのムーヴメントを起こした日本のイラストシーンとも接点も持ったドゥーリーの未収録のドローイングやペインティング、イラストやスケッチ、テクストなどを収録しています。
Gary Panter、Art Spiegelmanをはじめ、ともに活動をしたBruno Richard。バズーカのOlivia Vlavelらのインタビューを収録。1000部限定。
190×270 84P