テクスト・松山由佳 イラスト・鈴木恵里「ともこ」

テクスト・松山由佳 イラスト・鈴木恵里「ともこ」 ¥1000+税

20代後半の架空OL「ともこ」の日常とモノローグを1年にわたる、彼女の予定表や日記の一部、漫画やイラストで再現したジン。

煩わしい実家を離れて一人で暮らし、職場の女子間では無難な返事で切り抜け、嫌いじゃないから好きな彼氏とつきあい、そんな自分の中途半端が嫌いで、周囲の人にストレスを感じたり、遠くの誰かに憧れる、ともこ。

少し病んだ内面描写やモノローグにひいたり、やがて他人の日記や予定帳を見ることに小さな罪悪感を感じるうちに、消極的な彼女の人間関係維持にほころびが生じたときから、彼女におこった小さな変化を見届ける展開にーーー

1人の女性の生活を傍観するような体験ジン。 漫画やイラスト部分、手帖、日記、現実と非現実とで紙の種類や形も違って、様々な断片が綴込まれたようになっています。

B5判78pages

ネルノダイスキ  初単行本「ひょうひょう」

ネルノダイスキ 「ひょうひょう」(アタシ社) ¥1300+税

これまで、コミティアで販売するために同人誌に描いた漫画9編に描きおろしを加えた10本を収録した、待望のネルノダイスキの商業ベースでの初の単行本。

点描のような細かい描写とシンプルなキャラクターなどいくつかのレイヤーが重なるアーティスティックな絵でシュールな世界が描かれています。

収録作品は—
車の修理に行く
コーサ
エソラゴト
アザーサイド
朝が来る
日々雑感
家葬
へのへのもへじ
皿TRIP
おおざっぱな面々

A5判228pages(アタシ社)

ハル吉「ロシアロック ヂスクガイド」

ハル吉「ロシアロック ヂスクガイド」(峠の地蔵出版)¥1300+税

ソビエト連邦時代から現在までのロシア・ロックのディスクガイド。

170組以上のアーティストをアルファベット順に、400枚以上のディスク・レビューを収録した、カタログあるいは事典のような構成のロシアンロックのA to Z。

ロック以外に、フリージャズ、メタル、パンク、フォーク系も収録。
アクアリウムからゾーパルクまで、アリアからゼンフィラまで網羅しております。

【掲載作曲家】
【ローマ字表記Roman Alphabet】
Agatha Christie, Alevtina Egorova, Alexander Barykin, Alexander Bashlachev, Alexander F. Sklyar, Alexander Gradsky, Alexander Oleynikov, Alexey Kruglov, Alisa, Alkonost, Alla Pavlova, Anatoly Pereslegin, Andrey Makarevich, Aquarium, Arai Eiichi, Aria, Arkona, Artemiy Artemiev, Arthur Berkut, Auktyon, Āustras Laīwan, Autograph, Bi-2, Boris Grebenshikov, Botsman and Brodiga, Bravo, Brigade S, Brothers Grim, Butterfly Temple, Carnival/Alexander Barykin, Catharsis, Chaif, Chicherina, Chizh & Co, Chorny Kofe, Compania Group, CrossroadZ, Cruise, David Tukhmanov, DDT, Dmitry Revyakin, Doch’ Monro i Kennedi, Doomsday Cult, Dreven, Druknroll, Dubinin & Holstinin, Dynamic, Eduard Artemiev, Eldiarn, Epidemia, Evgeny Masloboev, Anastasia Masloboeva, Faryus & Vadim Bondarenko, Fedor Chistyakov, FM Group, Ganelin / Tarasov / Chekasin, Garik Sukachev, Gen-DOS, Gorky Park, Grand Kurazh, Gray, Grazhdanskaya Oborona, HIDE-HIDE, Holdaar, Igor Butman Orchestra, Igor Granov’s Synthy Troupe, Inna Zhelannaya, J, enya, Julia Kogan, Kalevala, Kalinov Most, Kino, Kipelov, Kot-Bayun, Krematorij, Krovavyi Rif, Ladushka, Leningrad, Lesyar, Liga Bluza, Maksim Pokrovsky, Margenta, Mashina Vremeni, Master, Matrixx, the, MED DOG, Metel, Mikael Tariverdiev, Mikhail Chekalin, Mjød, Mologa, Mongol Shuudan, Moon Far Away, Moscow Composers Orchestra Featuring Sainkho Namchylak, Multfilmy, Mummy Troll, Naïv, Nastya, Natisk, Nautilus Pompilius, Neprikasaemye, Neschastny Sluchai, Nevid, Nikolai Kablukov, Nikolay Arutyunov, Nochnye Snaipery, Nogu Svelo!, Nol, Nuki, Oliga, Olvy, Paporotnik, Pelageya, Piknik, Plamya, Raznye Ludi, Second Approach, Sekret, Sektor Gaza, Sektor Gazanboi Attack, Serga, Sergey Kuryokhin, Sergey Kuryokhin & Pop Mechanics, Shmely, Simon Nabatov , Gareth Lubbe, Sinyaya Ptitsa, Splean, Splendor Solis, Sruganova and Orchestra, Stas Namin and Tsvety Group, Stone hand, Sunset Wings, SV, Tancy Minus, Tarasov-Satoh Plus Newton, Televizor, Temnojar, Terem Quartet, Time-Out, Trio Sapnov, Tröll Bends Fyr, Troll Oochestra, Tsentr, U-Piter, urfin jus, Va-Bank, Valentina Ponomareva, Vasily Shumov, Veda, Veleslava, Vezhlivy Otkaz, Viselnik, Vladimir Kuzmin, Vladimir Kuzmin/Alla Pugacheva, Vladimir Martynov, Vladimir Miller / Vitas Pilibavicius / Vladimir Tarasov, Vladimir Presnyakov, Vladimir Vysotsky, Voskreseniye, Vyacheslav Guyvoronsky, Wolf Rahm, Yanka, Yuri Shevchuk, Zemfira, Zhanna Bichevskaya, Zlye Kukly, Zoopark, Zvuki Mu

【ex-CCCP region】
Krasnaya Plesen, Paganland, Rodogost, Piarevaracien, Yomi, Skyforger, Stūrī Zēvele, Antis

A5判160pages

ラトビアはリガ発のコミックアンソロジー š! #34「Redrawing Stories from the Past II」

š! #34「Redrawing Stories from the Past II」 ¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!の34号の特集は23号に続いて、mRedrawing Stories from the Past 第2弾。

人類の歴史の暗部に焦点を当て、歴史文献に取材して過去を描くシリーズ。
今回は、12カ国にまたがる、国家社会主義とそこから生じた難民・移民問題についてヨーロッパの若い作家4人が1年の準備期間を経て、翻弄された人々の視点から描いています。

作品の中には、ナチを逃れて、杉原千畝が発行したビザで大陸を横断、日本を経由して、パールハーバーの数ヶ月前にニュージーランドに渡ったポーランド女性の物語も。
金髪の異人さんを珍しがる敦賀の人たち、銭湯への戸惑い、横浜や関西への小旅行など、一人の女性の記憶が描かれています。

表紙: TAlice Socal (Italy)
執筆者:Lina Itagaki (Lithuania), Emilie Josso (France), Julia Kluge (Germany), Alice Socal (Italy) and a postscript by Ole Frahm (Germany)

プロジェクトの公式ページはこちら

A6判248P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

八画文化会館 vol.7 パチンコホールが大好き!!

八画文化会館 vol.7 パチンコホールが大好き!!(八画出版部)¥1800+税

オールドスクールなパチンコホールに焦点を当てた「パチンコホールが大好き」特別号!

2300軒もの店舗を巡って記録を撮り、パチンコ一筋の人生を送るパチンコライター・栄華さんを監修に迎え、5年がかりで制作した特集。建物、内装、グラフィックetc.の楽しみ方や、おすすめホールを御案内します!

派手な看板やネオンのわりに、パチンコホールへの注目度は低く、路上観察やカルチュラル・スタディーズでもあまり取り上げられなかったことから本格的に取材に乗り出した八画文化会館。

戦後、庶民の娯楽として、最盛期には4万軒以上、30兆円市場に成長したパチンコ業界。
戦争で一家の働き手を失った家族、あるいは障碍者、在日朝鮮人の職場=受け皿として機能する一方で、近年ではギャンブル依存症、駐車場への子供置き去り問題、反社会的組織との関係などが問題視されるようになってきました。
そんな怪しくも魅力と活気溢れる昭和・平成のパチンコ店にも衰退の危機が訪れ、清潔で明るいものへと変化せざるを得ない状況になりつつあるいまこそ、オールドスクールなパチンコ店を評価する時期にあると言えましょう。

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“「パチンコ店は下に見ていいという、固定化された眼差しを解放したい」と栄華さんは言います。
軽蔑や無関心により見えなくなっている、パチンコホールの美しさや独自の存在感に光を当てることが、本特集の意義です。
パチンコホールは、日本独特の町を構成する重要なエレメント。今までパチンコ店が視界に入らなかった人に少しでも興味を持ってもらえるように、また誤解や偏見が解けるよう誌面作りに励みました。
本特集がパチンコ文化の裾野を広げるきっかけになることを願っています。”
(編集のことばより)

◆特集◆ I ❤ Pachinko Hall パチンコホールが大好き!!
■巻頭グラビア  パチンコホールの「発見」
■公開対談 パチンコホール鑑賞は路上観察になるか!?
■栄華流 ホール鑑賞入門 これでわかる大解説!パチンコホール徹底解剖!
■パチンコホール ディテール図鑑 各部の名称と鑑賞方法を覚えよう!
■魅惑のホール7選
■観光遊戯場7選
■岐阜レトロミュージアム所蔵7つの逸品! 美しい盤面秘蔵コレクション
■マッチラベル・センター役物コレクション

■コラム&エッセイ
PACHINKO INTERVIEW パチンコライター 栄華/転用ホール図鑑 パチンコホールの輪廻転生を徹底研究!!/パチンコホールのサービス七不思議/パチンコホールのトイレ研究所/パチンコホール奇抜建築論/青森2泊3日 旅打ちdiary/パチンコ実機コレクター・広瀬恭士と「部屋」/女性がパチンコ店を営むという事/廃業ホールにパチンコ台が無い理由/開発と規制の70年史(神保美佳)/
ぱちんこの未来予測(POKKA吉田)

◆連載◆ REGULAR
国際ニュータカギ会館「パチンコ屋の追憶」(高木壮太)

◆参加メンバー◆
栄華/酒井竜次/松村大輔/TEAM酷道 よごれん/チーム4.5畳 けんちん/日本給水党 UC/終末トラベラー 逢根あまみ/岐阜レトロミュージアム館長 杉本勇治/POKKA吉田/神保美佳/高木壮太

B5変型96pages