写真集 ケイタタ/日下慶太「隙ある風景」

ケイタタ/日下慶太「隙ある風景」 ¥5980+tax

ガムテープがついたままの使用済み段ボールにマジックでタイトルが手書きされた表紙をめくると、折り込み広告を模した見返し紙、その先には、ありふれた日常から切り取られた(けど、何か違和感ある)風景、そこに添えられた言葉や文を見るとクスっと笑ってしまったり、妙に納得したりーー。

カメラマンに憧れ、学生時代から写真に取り組むものの、カメラマンにはならずに写真に近い広告業界に就職し、アートとコマース、写真とコピーラインティングの間で揺れながら自分にしか撮れない「隙ある風景」をみつけ、独特の視点のコピーライティングと組み合わせた見せ方を編み出したコピーライターケイタタこと日下慶太。
その10年分の作品から抜粋したベストオブベスト154点を収録しています。

表紙は古書の買取サービスの元に全国各地から送られてきた段ボールを、ひとつひとつ選別、トリミングしたもので、補強して製本、まちまちな写真を貼っているので、一冊ずつ表紙の厚みや絵柄、写真の組み合わせが異なります。
一見、無造作ですが、繊細な紙選びや印刷、糸かがり製本のうえ手作業で丁寧に表紙まわりを仕上げ、特製ステッカーが貼られ、すべてが一点ものになります。

24×23.5cm 192pages Japanese/Engliihs/Mandalin
L判プリントとペーパーつき

haco デコボコorギザギザなビルのミニ写真集「UNEVEN BUILDING」 「JAGGED BUILDING」

haco 「UNEVEN BUILDING」¥800+tax

『いいビルの世界 東京ハンサムイースト』を執筆した「東京ビルさんぽ」メンバーのひとり、hacoさんによる、東京周辺+ところどころ愛知、大阪のでこぼこビルをあつめた写真集。

出窓やベランダが規則的に飛び出て並ぶビル、複雑なレゴみたいなビル、土台よりも上の建物が大きいアンバランスなデコボコ…
幾何学的な美しさを誇るビルたちが登場。

見る角度によって、表情を変えるビル。町を歩く楽しみが増えます。

15cm×15cm 36pages


haco 「JAGGED BUILDING」¥1000+tax

首都圏を中心に収集したギザギザビルの写真集。

ウェイヴィーな壁面デザイン、塗装によるギザギザの激しいコントラスト、採光やプライバシーを考えてのずらし構造からくる段々…
キザキザの反復は大型の集合住宅やホテルのなせる技。その存在感にも圧倒されます。

15cm×15cm 48pages

逆柱いみり『増訂版 赤タイツ男』

逆柱いみり『増訂版 赤タイツ男』(青林工藝舎)¥1500+tax

2002年に「アックス」に掲載された「赤タイツ男」を再構成して描き卸した増訂版とに、2本の描きおろし「箱の男」と「地底人マニエル」を加えたもの。

カバーイラストも新たに、描き下ろし2点を含めたカラー口絵8頁も収録した豪華版。

アジアの辺境や廃墟の中を人や不思議な生き物たちがロードムービーのように、スクーターや奇怪な乗り物で移動します。デビューから一貫した世界観でいながら、描くほどに、その世界は重層的に広がりを増しています。

A5判234pages

萩原朔太郎 漫画・山川直人「猫町」

萩原朔太郎 漫画・山川直人「猫町」(装丁夜話)¥1500+tax

萩原朔太郎の短篇小説「猫町」と、山川直人による漫画版「猫町」を収録。

2019年7月開催の「猫町」装丁展に合わせて制作された書籍の普及版です。フランス装で、本文は2色刷りになっています。

A5判96pages 山川さんのイラスト&サイン入り

Mat Brinkman 「Teratoid Heights」「MULTIFORCE」

Mat Brinkman 「Teratoid Heights」 (Hollow Press)¥ 2315+tax

Mat Brinkman(マット・ブリンクマン)の代表的コミック。

ほとんど、テクストはなく、謎のクリーチャーたちが
現れて、超自然な行動をおこします。

俵谷哲典、ネルノダイスキ、逆柱いみりなどお好きな人におすすめです。

15cm×18cm 上製角背 表紙裏表紙銅箔押し 228pages
イタリア発行されたmuseum editionで, Ratigherによる序文がついています。


Mat Brinkman 「MULTIFORCE」 (Hollow Press) ¥3333+税

大判だから可能になる大胆なコマ割りで、絵の流れを追いながらコミックを楽しめます。
オリジナルの原寸写真も収録、印刷とは異なるタッチも味わえます。

27cm×40cm 上製角背 表紙裏表紙銅箔押し 44pages
イタリア発行されたmuseum edition