月別アーカイブ: 2017年10月

北海道在住の漫画家による怪奇短編漫画集 年刊 怪奇 2017年 第2号

年刊誌 怪奇2017 第2号 ¥741+税

北海道在住の漫画家たちの作品で構成した怪奇ホラー系年刊漫画誌。北海道というくくりで、普段はホラーや怪奇からは遠い作品を描いている作家たちの、イレギュラーな作品を見ることができるのも楽しみのひとつ。

耽美的な少年少女を描く中井結が漫画で初参加、森環の表紙や飴屋晶貴の折り込みページの口絵などイラストも充実。今回は、創立20周年を迎えた青林工藝舎の手塚能理子編集長インタビューも収録。

●参加作家
森環、飴屋晶貴、今純子、中井結、恵助、工藤正樹、森雅之、たか、宮ノ森章太郎、
ヤナフミ、SF007、車まん吉、根本尚、池田匠、エガワタロウ、アケミックス

A5判162pages

人と動物の体感がくるくる入れ替わる? 香港の作家Overloaddance Overloaddance 超載舞步「殺了貓」「畜牲」

Overloaddance Overloaddance 超載舞步「殺了貓」¥2407+税

香港のアーティストOverloaddance 超載舞步の漫画短編集。
筆、ペン、鉛筆、グラフェイティと、画材とタッチを変えて描かれる猫の物語。

巨女の姿をした怪物を倒す一匹狼ならぬ一匹猫(ちょっと西遊妖猿伝の悟空みたいな雰囲気が)町中で猫を虐待する男を狩るストリート猫、飼い主とベッドに入りながら猫が見る夢の物語、いつの間にか人と猫が入れ替わって、エリザベスカラーをつけられる感覚や自分より大きな生き物に遭遇する感覚を想像させられたり、室外機や庇の上から日常を覗いている猫の存在を感じたり…
まったりしてい話もあれば、バイオレンスもありで猫の感覚を増幅して感じるシュールな世界を楽しめます。テクストなしです。

17.5×12cm 上製 104pages

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Overloaddance 超載舞步「畜牲」¥1111+税

香港のアーティストOverloaddance 超載舞步のコミックとイラストをミックスした作品集。

「畜牲」で描かれているのは、人間を含めた生き物たち。
人ごみを描きながら、突然、ネズミのような小動物の視点で人々を見上げるようになったり
ガリバーのように足下に人々を見下ろすようになったり…。
人と獣が入れ替わるだけでなく、野生や生理的な感情や欲望を管理する側とされる側
(必ずしも人間が管理しているわけでなく、人が人をがんじがらめにしていることも)
などなどが、淡々とあるいはブラックに描かれています

21.5×16.5cm 104pages

makomo カレンダー 2018「shy」

makomo カレンダー2018 「shy」¥750+税

大阪在住のアーティストmakomo。
心をくすぐる、”ちょっと”面白いイラストを描くmakomoさん、恒例のA5zine形式のカレンダー。

今年のお題は「shy」

お正月の、福笑いはパーツがはずれてしまってハズカシー、2月の青鬼は赤くなくてハズカシ
3月の菱餅は層になっていてハズカシー、4月の犬は桜の下でほれほれ言ってハズカシー
5月のキンタローさんは相撲ばかりでハズカシー、8月のナスはお盆で牛になっていてハズカシー
9月のお月さまは名月でハズカシー
という調子で、毎月だれかが、ちょっとヘンなこと、当たり前のこと、すてきなことに
照れたり恥ずかしがっています。
最後のページには、5コマ漫画もついています。

カレンダーとしてのご利用はもちろん、手帳的な使い方もできます。

A5判24pages

名画座手帳 2018

名画座手帳 2018(往来座編集室)¥1667+税

名画座や旧作邦画好きのために、フリペ「名画座かんぺ」発行人・のむみち企画・監修した手帳。
文房具好きの、のむみちのこだわりを活かして使い勝手のよい手帳の評判は上々、
ヴァージョンアップして2017年版が出ました。

各週ごとの見開きに、俳優や監督、脚本家などの誕生日、及び命日を明記。
日本映画史を代表する監督たち113人の活動期がひと目でわかるチャート式グラフを拡大・充実。
日本映画黄金時代を支えた三大新劇団員・座員一覧。
かんぺでフォローしている名画座5館の座席表や料金情報を含む劇場情報も網羅。
気になる名優たちの年齢がわかる、年号・西暦に対応した早見表も、141歳まで掲載。
(亡くなった名優たちにも親切)
戦後~昭和40年代の物価表など、邦画鑑賞に役立つ情報がさりげなく豊富に盛りここまれています。
折り込み付録で、昭和37年当時の東京都電車(都電)路線図や、55年~70年の名車のイラスト集も。

毎日の予定や映画の感想を書くことの楽しさに加えて、
読んでも楽しい、名画座ファン&旧作映画ファン必携の手帳です。

誕生日や命日情報は欄外にあるので、書き込みの邪魔になりません。
また週刊予定の見開きと方眼メモの見開きが交互にある作りが便利…と
手帳としても、使いやすさが追求されています。

内容ーーー
○年間カレンダー(2017年1月~)
○月間カレンダー(2016年12月~)
○週間カレンダー+メモ(2017年1月~)
○俳優や監督、脚本家などの誕生日、及び命日の情報

15.2 x 11.2 x 1.6 cm 288pages
開きやすい糸綴じ製本・汚れの目立たないよう三方小口が黒に染まっています
ツートンタブルスピン


MOUTAKUSANDA!!! magazine ISSUE2 毒と楽園Poison and Paradise

MOUTAKUSANDA!!! magazine ISSUE2 毒と楽園Poison and Paradise ¥1300+税

これまでの雑誌の様々なエデイトリアルを取り入れ、号ごとに特集は言うにおよばず、構成も変わってしまうMOUOTAKUSANDA MAGAZINE。必ずしも旅に出ない旅行誌をスローガンに、内なる旅を試みますーー。

今回は「毒と楽園」の両極をテーマに、9つの関連企画が、最初から通して読み一続きの物語のように構成されています。それぞれの企画は毒と楽園がまじったデュアルな内容で、右綴じでも左綴じでもなく、上綴じで、見開き2ページのA3サイズを1ページのようにデザインしていたりします。

まずは、楽園と独を十分感知するための体のレクチャーやエクササイズにはじまり、食の中の毒と楽園、食二続く流れとしてとの排泄に関する快楽と毒、そして舞台は渋谷のラブホ街へーーーブックレビューや短編小説を経由しての、快楽物質と毒物の博覧会フォト、中毒者たちのポートレート、ネットの中の毒と楽園、路上の掲示物やキャバ嬢のメッセージなど日常にみつける毒と楽園…と、大きなひとつの物語に沿って様々なフィールドで毒と楽園をみつけます。

■特集企画
毒 身体の深淵を覗く-EXERCISE for ALTERD STATES-
楽 オトナの保健体育

毒 魔女・媚薬・晩餐
楽 おばあちゃんのひみつパーティー

毒 便所糞尿解放声明
楽 うんちだいすき

毒 眞夜中の獨立國
楽 ドッキドキ❤︎夜のSHIBUYA探検

毒 短編小説「虚構のユートピア」
楽 短編小説「本当のユートピア」

毒 死と錯乱を招くもの
楽 富と栄光を招くもの

毒 中毒者の形相
楽 だって好きなんだもん

毒 暴かれた秘密のブックマーク16
楽 おすすめ愉快なブックマーク16

毒 異言を唱える超越者たち
楽 ご近所名言コレクション

A4判116pages カラー