月別アーカイブ: 2010年7月

『星匠』発売記念 中野シズカさん半日店長

hoshi

7月25日(日)午後4時〜7時 タコシェにて

『星匠』を上梓した中野シズカさんが、タコシェにいらして、半日店長としてお客さまにサービスいたします。

この日だけの数量限定のタコシェにちなんだ絵柄のメルシーカードをご用意して、ご本をお求めのお客さまに、その場でお名前をお入れして、トーンを貼り足し、お渡しするという嬉しいパフォーマンスを予定しております!

ほかにも、原画の展示や『星匠』発売記念てぬぐいの販売などを予定しております。また詳細が決定したらお知らせします!(現在、店頭にサイン本やカードをご用意しております)

CD バムサム海賊団「SEOUL INFERNO」

BAMSEOM

バムサム海賊団「SEOUL INFERNO」¥1575

「THE TIMERSに影響を受けまくった」という韓国のハードコア・バンド(G,Vo+Drの二人組)。ライブで軍隊や警察の格好をして登場し、なんでもおちょくり、国旗と鈎十字をミックスした旗を振りまわすなどして騒ぎまくる、韓国最強の反逆者バンド。キム・イルジョンを讃え、愛国心を歌い、出世を誓い、というようなおちょくりぶりで、「オレはやると言ったらやる男」とレイプ魔のことを歌って、そのマッチョぶりをおちょくったはずが、逆にまじめなフェミニストや市民団体の顰蹙を買ったり怒られたりというお騒がせ者たち。

来日ライブまでの経緯や、バンドについての詳細は、素人の乱の松本哉氏がブログで紹介してます。

架空 No.06 2010.07

kakuu06

架空 NO.06 2010.07 ¥1050

The Undiscovered Magazineのキャッチコピーを持つ架空。この4月から、1年間月刊での発行を宣言し、ゾロ目の日が発売日になっていましたが、7月号が出るはずの6月には音沙汰なく…。しかし、それは、この号の特集・安部慎一の編集作業が盛り沢山すぎたため、だそう。取材等は別に、編集作業だけでまる一ヶ月を要し、70Pのボリュームに仕上がっていますが、『やりたい事だけをする事は楽しかった」というだけに内容も充実。作品のモデルで恋人でいた後に妻となる美代子のヴァリエーションとして一貫して描き続けられる裸婦たちの変遷を作品を追いながら辿ってみたり、九州の田川に作家を訪ね、地元の駅舎や街並の写真とそれが描かれた作品のコマを並べて見せるなど、アベシン作品のすみずみに行き渡る想いが伝わります。(尚、さらに来春にはアベシンのみの別冊も発行の予定のようです)

【内容】

■特集・安部愼一

西野空男×安部愼一『安部慎一インタビュー』
旧作再録『海のこちら』
安部慎一×斎藤種魚『愛』
安部慎一×西野空男『夜曲』
沿道叡智『安部慎一の裸婦像』
金ゐ国許『安部慎一に会いに行く』
まどの一哉『西遊』第四話

■四コマ架空
くるみみどり (初参加)
山坂ヨサンセン
砂糖ヒロタカ (初参加)
ピーター・ラリー (初参加)

■資料
「月刊ガロ目次録」第四回
久保隆『「情況」的場所へ(4)』

■マンガ&よみもの
川勝徳重『本のはなし』(初参加)
三本美治『夜のホッケー 行けない男の巻』
キクチヒロノリ『未発表掌編群』
炭子部山貝十『文化おしり』
小野原教子「詩とマンガを繋ぐもの」–倫敦で私に似ている人に会う
花崎五郎『笑う角には』(初参加)
鳥子悟『ぶくぶく』
ニシマキハヤト『KYOUDAIGENKA』

B5判160P

DVD J.X.Williams「Peep Show」

jxwilliams

J.X.Williams「Peep Show」(Serious Publishing) ¥2310

映画史上もっとも謎に包まれた監督で、スタン・ブラッケージやケネス・アンガーに並んでアメリカの実験映像シーンにもっとも影響を与えた生ける伝説J.X.Williamsの待望のDVD。

J.X.Williamsは、大恐慌後のL.Aにて、バリバリ共産主義のユダヤ人労働者家庭に生まれ(生年不詳)、高校をドロップアウト後、映画スタジオに就職。しかしナチュラルボーン共産主義のJ.X.Williamsにとって”赤狩り”の逆風で、業界内の仕事もままならず、 Johnny Rosselliの下、マフィア資本のポルノなどの制作に携わったり、ハリウッド映画のゴーストライターとして裏街道を進むことに。
しかし60年代に入り、アルコールとギャンブルとマフィアにまみれ、ぬきさしならない命の危険を感じたJ.X.Williamsは人生をリセットすべくヨーロッパに逃避。65年に、ヘロイン中毒のF.シナトラ、そしてJ.Fケネディとマフィアの関係などアメリカの犯罪的なダークサイドをリアルに捉えた映像とポルノグラフィが交錯する「Peep Show」を発表。アメリカン・ニュー・シネマに先駆け、アメリカ暗部を描いた注目すべき作品となる。
その後もいくつかの映画を監督、3時間の長編「THE VIRGIN SACRIFICE」を手がけるが、この作品は数十人の観客に公開された後に消失、幻に。また、70年代後半から80年代にかけてLA周辺のパンク、ニューウェーブバンドのミュージック・ビデオ監督としても活動。
現在は映画業界から離れ、スイスで隠遁生活を送っているそうです。

【収録作品】
Peep Show (46min)
The 400 Blow Jobs (5min) ヌーヴェルヴァーグのパロディになっているポルノ
Psych-Burn (3min) サイケな映像
Flagment 306 (2min)
これにJ.X.Willamsのフィルム・コレクターで専門家のNoel Lawrenceのインタビューつき
全56min
映像は英語、字幕はフランス語/PAL・NTSC(all region)

また、ポスターの画像などは、The J.X.Williams  Archiveでご覧になれます。

CDR「ULTIMATE HIKIKOMORICK SUMMER」

uhs

CDR「ULTIMATE HIKIKOMORICK SUMMER」¥500

激しい勢いでCD-R作品をリリースするCDR。その作品から“世界最高の攻撃性を備える最終兵器少年”とか“問題児”などと形容されてきましたが、ものすごいピッチで音を放出しまくりながら、ときおり挿入されるメロディアスなフレーズ、脳味噌が翻弄されます。
”ひきこもり”感=内的な集中力の高く、なおかつ夏らしいエネルギーあふれる作品を、超簡易パッケージでスピーディにお届けしてます。

マグロは眠ることなく泳ぎ続け(しかもマックス時速150キロ)ますが、CDRさんも、補充よりも、新作を形にすることにエネルギーを注ぎ続け、とばしまくっているので、いずれも一期一会と思ってお見逃しなく。

これとは別に、お誕生25年記念にまとめられた集大成?的なCDもあり。

cdr

CDR「25」 ¥1800

これまでにCD-R作品としてリリースしてきた曲の中から生誕四半世紀を記念して傑作25曲をリマスタリング&コンパイル。新曲も多数収録されている決定盤。(ExT recordingsの永田一直によるマスタリング。)ノンストップの72分。
ボーナストラックにCDRの楽曲をイギリスのパンクバンドX brightonが生音でカバーした音源も収録。