書籍」カテゴリーアーカイブ

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」

松村大輔「まちの文字図鑑 よきかなひらがな」(大福書林)¥2000+税

ブックデザイナーの松村大輔が、町を歩き、古い看板からコレクションした「まちの文字」の図鑑。
日常にコンピュータもフォントもなかった時代、町の看板屋さんはグラフィックアーティストだった!それぞれが、お店や商品にあわせて作ったユニークな文字を追って町を歩いてみたら。

シリーズ第一弾の本書は、ひらがな編。町の文字の中から、デザイン的に優れた約350のひらがなを厳選して五十音順に掲載、字源とともに紹介。一文字ごとに、様々な書体が紹介され、ページをめくると、看板全体とその所在地も紹介されています。

看板職人の手描き文字やレタリング全盛時代のバリエーション豊かな文字、書体デザイナーの競演する舞台。たくさんの「よきかな」がある町を訪れるガイドとしても活用できます。

A5判判224pages

うぐいす祥子 aka ひよどり祥子「闇夜に遊ぶな子供たち」

うぐいす祥子 aka ひよどり祥子「闇夜にあそぶな子供意たち」

うぐいす祥子 aka ひよどり祥子「闇夜に遊ぶな子供たち」(トラッシュ・アップ)¥1500+税

『死人の声をきくたよい」シリーズのホラー漫画家ひよどり祥子が、別名儀のうぐいす祥子で発表した幻の初単行本にして傑作ホラーが未収録だった、後半の第4~第6話を加え、判型も一回り大きくなり、完全版で復活!!

『ホラーミステリー』に掲載された本作は、優しいお兄ちゃんトシオと、依童体質や第六感を持つ異能な汁だく妹マコの兄妹もの。
幼い二人は死屍累々の怪奇事件に容赦なく巻き込まれながらも奇跡のように荒波をかいくぐってゆきます。憑依されたり、ガケから突き落とされたり縛りあげられ、血まみれ、涙や鼻水、よだれまみれになりながら、暗黒パワーに翻弄される兄妹のメルヘンです。。

A5判288 pages

7/15日の発売予定ですが、先行発売中。著者サイン入りです。
サインを入れていただく関係で、一度にたくさんの追加ができませんので、ときどき品切れになりますが、あまり間をおかずに補充いたしますので、しばらく間を置いて通販のチェックしていただけましたら幸いです。

世界過激音楽vol.2 「デスメタルインドネシア 世界2位のブルータルデスメタル大国」

デスメタルインドネシア

世界過激音楽 vol.2 「デスメタルインドネシア 世界2位のブルータルデスメタル大国」(パブリブ)¥2300+税

話題となったシリーズ第一弾の、これもデスメタルなの?なアフリカ編と打って変わって、約300のブルータルデスメタルバンドを擁するインドネシアは、今やアメリカに次ぐデスメタル大国。
ジョコ・ウィドド大統領をはじめとした要人たちにもメタルファンは多く、ライブ会場に子供の姿もあり、経済発展途上にある2億5千万の国民に増大する中産階級層に浸透中のジャンルである。
一昔前までは、B級臭いものも多かったが、今や欧米レーベルに属し先端サウンドを追求するバンドも増え質量ともに充実したシーンをアジアや辺境のメタルシーンをウォッチしてきた小笠原和生氏が、核となる重要バンドの解説+インタビューで紹介する。

ジャワだけでなく、スラウェシ島やカリマンタン島、インドネシアから独立した東ティモール、イスラム法で統治されるアチェなどの辺境も徹底調査。
関連記事としてーーー
●インドネシアのデスメタルシーンを社会学、カルチュラルスタディーズとして研究しているオーストラリアの学者
●日本でも伝説の辺境プログレとして知られるDiscus
●インドネシアツアーを敢行した日本のデスメタルDefiledにインタビュー

●ハードコアパンクに詳しいRNR TOURSのRyouhei Wakitaによる「インドネシアンパンク名盤」

●世界最大のイスラム教徒を擁するインドネシアの、イスラムの教えに則ってメタルを実践する「One Finger Movement」なる活動など、この国特有の現象についてのコラム

ガイドというよりは事典に近く、ネタ的バンドは少なく、自信をもって紹介、おすすめするバンドを多数含むデスメタルマニア納得の一冊!!!

A5判352pages

おんちみどり「古本海岸」

おんちみどり「古本海岸」おんちみどり「古本海岸」(北冬書房)¥1500+税

漫画雑誌「架空」でも特集を組まれた、おんちみどりの主要作品を収めた作品集。
表題作の「古本海岸」、「夫婦の床下」(書き下ろし)、「階段町」シリーズ、「そう思った女たち」、「双子美人様式」を始め、初期の同人誌時代の作品群、4コマ漫画など。

つげ義春研究会に所属するくらいに、その作品、特に夢シリーズが好きな作者は「ヨシボーの犯罪」に出てくる家の中が丸見えの古民家など奇妙な建築にひかれるという通り、シュールな構造の哀愁漂う家や町を舞台に、夢のような意識下の物語を紡ぎ出します。

A5判254pages

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おんちみどり「古本海岸」

山川直人「珈琲色に夜は更けて」

山川直人 珈琲色に夜は更けて山川直人「珈琲色に夜は更けて」(KADOKAWA)¥740+税

「コーヒーもう一杯」シリーズ、「一杯の珈琲から」に続く山川直人の甘くホロ苦いコーヒーを巡る物語集。10編の物語は、10のコーヒー、10の喫茶店のように、それぞれの苦みや香りを味わえます。

お気に入りの席がかぶって気まずい思いをさせられる異性、特別話が合うわけでもないのにつきあっている二人…など身近にありそうなお話から夢や絵画が舞台のお話まで…
空想の中に現実を、現実の中に夢を描く、山川さんの読み切り短篇10本を収録。

四六判変型194P  初回入荷分に直筆サインイラスト入り