写真集」カテゴリーアーカイブ

木藤富士夫「公園遊具 vol.8」

木藤富士夫「公園遊具 vol.8」¥¥800+tax

木藤富士夫さんの公園遊具の写真集シリーズ8弾。
号を重ねても、まだこんな遊具があったのか?!な傑作が出るわ出るわ。

表紙のガリバー滑り台は三重県の鳥羽市の公園に設置されたものですがこれはもともとブラジル移民船の船の上にあった遊具を移築したのだそう。
今回は首都圏、大阪、三重、北海道、に加えて新潟の遊具も登場。

夜の公園で、仕込んだ照明によって暗闇に浮かびあがる遊具。昼間の顔とはちょっと違ってあやしいげ。それぞれの住所と地図つき。

A5判横32pages フルカラー

写真集 ケイタタ/日下慶太「隙ある風景」

ケイタタ/日下慶太「隙ある風景」 ¥5980+tax

ガムテープがついたままの使用済み段ボールにマジックでタイトルが手書きされた表紙をめくると、折り込み広告を模した見返し紙、その先には、ありふれた日常から切り取られた(けど、何か違和感ある)風景、そこに添えられた言葉や文を見るとクスっと笑ってしまったり、妙に納得したりーー。

カメラマンに憧れ、学生時代から写真に取り組むものの、カメラマンにはならずに写真に近い広告業界に就職し、アートとコマース、写真とコピーラインティングの間で揺れながら自分にしか撮れない「隙ある風景」をみつけ、独特の視点のコピーライティングと組み合わせた見せ方を編み出したコピーライターケイタタこと日下慶太。
その10年分の作品から抜粋したベストオブベスト154点を収録しています。

表紙は古書の買取サービスの元に全国各地から送られてきた段ボールを、ひとつひとつ選別、トリミングしたもので、補強して製本、まちまちな写真を貼っているので、一冊ずつ表紙の厚みや絵柄、写真の組み合わせが異なります。
一見、無造作ですが、繊細な紙選びや印刷、糸かがり製本のうえ手作業で丁寧に表紙まわりを仕上げ、特製ステッカーが貼られ、すべてが一点ものになります。

24×23.5cm 192pages Japanese/Engliihs/Mandalin
L判プリントとペーパーつき

年下日本人彼氏との関係性を写真作品にした Pixy Liao 廖逸君「Experimental Relationship vol.1」

Pixy Liao 廖逸君「Experimental Relationship vol.1」(Jiazazhi)¥5556+税

中国に生まれ育った写真家Pixy Liao(ピクシー・リャオ)は、その環境から自分を守ってくれる大人の男性しか恋愛対象とは思っていませんでした。
しかし、現在、アメリカに暮らす彼女は、5才年下の日本人モロとつきあうようになり、自分が年齢的にも社会的経験も上の、力のある存在となり、それまで抱いてきた関係性の概念が変わりました。

彼女の男友達の中には、自分より若く弱い女性を選ぶことを当然のことと思い、その逆が可能なのかと彼女に疑問を呈したものの、それこそが「現に自分がしていること」でした。

これをきっかけにリャオは「関係性」について実験的に作品制作をはじめました。
リャオのディレクションで、モロと二人で演じるように被写体となり、力関係の逆転が異性間の関係性に何をもたらすのか、あるいは中国と日本という長い交流の中で愛憎を築いてきた二国がどう影響を及ぼすのか?を撮り続けています。

実験的制作の第一歩として、タイトルにはvol.1と記されています。

Pixy Liao(ピクシー・リャオ)
中国・上海で生まれ育つ。メンフィス大学(アメリカ)で写真を専攻。
現在、アメリカ・ニューヨークを拠点n活動。
NYFA FellowshipやEn Foco’s New Works Fellowship、LensCulture Exposure Awardsなどを受賞。何香凝美術館(中国)、セックス美術館(アメリカ)、アジア・ソサエティ(アメリカ)など、国内外で作品展示を行う。

26×16.8cm 160pages 小口染め 英語

写真集 Antoine d’Agatha「OSCURANA」

Antoine d’Agatha「OSCURANA」(Le Dernier Cri) ¥3000+税

犯罪者、ドラッグ中毒者、娼婦らと関わり、社会の闇や、犯罪、死、性などタブーを撮る写真家、アントワーヌ・ダガタ Antoine Dagataの作品集。

本文はオフセット、表紙はシルクスクリーン。

23×17.3cm 32pages
※性的なものや死体などを含みます。

絵と写真のケベック旅行記のリソ本 Lisa Mouchet「Panorama」

Lisa Mouchet「Panorama」(Quintal Editions)¥3981+tax

2018年にパリに工房を構えたQuintal Editionsのよるリソグラフの本。

アーティストのLisa Mouchetが旅した、カナダのケベック地方の写真やスケッチを構成して作成したもの。

モントリオールからケベック、セントローレンス河を下ってガスペ半島へとわたる間に町中の、駅や美しい家並み、古い建築、自然に囲まれたキャンプ場、森や、河口を眺めながらサグネのフィヨルドで旅は終わりを迎えます。

写真とスケッチがランダムに構成されていますがリソグラグのプリントが、ビジュアルに統一感を与えています。

17.5cm×22cm 136pages 350部