画集」カテゴリーアーカイブ

タコシェ オリジナルカタログ「パニョス・チカーノス ルノ・ルプラ=トルティの刑務所芸術コレクション」

パニョス・チカーノス ルノ・ルプラ=トルティの刑務所芸術コレクション (タコシェ)¥556+税

パニョス・チカーノスとは、メキシコ系アメリカ人”チカーノ”の囚人たちが、塀の外の家族や近親者に向けて手紙代わりに絵を描いたハンカチ類のことです。

犯罪、薬物、売春、ローライダーなどのギャングらしいモチーフはもちろん、アステカの戦士や都市、聖母マリアやイエス・キリスト、漫画やアニメのキャラクター、白鳥やハートやバラなどのファンシー要素まで盛り込んだイラストは、アメリカ、メキシコ両国の伝統文化から大衆文化の豊富なヴィジュアルのボキャブラリーがちりばめられています。

自身や周囲の囚人の刺青や印刷物を参考に、そのモチーフや技術を引き継ぎながら、チカーノのアイデンティティと文化を築き上げたこの刑務所芸術を、フランス人アーティスト/キュレーターであるルノ・ルプラ=トルティのコレクションからご覧いただきます! チカーノやアメリカ、メキシコから文化的にも地理的にも距離を置いたルノのコレクションは、出会いや絵柄の面白さにまかせて集めたもので、人種内/人種間の派閥を超えたユニークな内容になっています。

2018年、コレクションの日本での初公開に際して、ルノ自身が監修・デザインしたカタログをタコシェで作成しました。 パニョスのモチーフの歴史や背景がわかる解説もついています。

A5版変型(14.8cm × 14.8cm) 48pages ※A4サイズのミニポスターつき

塙将良 HANAWA Masayoshi 「MONSTERS」シルクスクリーン本+お手製ZINE

塙将良「MONSTERS』(Le dernier cri)¥2500+税

塙将良が、何年にもわたって、薄いネル状の布地にペンで描くMONSTERSシリーズ。
土偶など古代の偶像風があったり、奇建築物風があったり、UMA風があったり、一見アウトサイダーアートのようにみえる緻密に描き込まれた不思議モンスターたちは圧巻です。
布の効果もあって、ペンによる描線が部分的に筆で描いたように見えて独特なタッチが味わい深いです。

作品がたまると、お手製コピージンにして発表してきましたが、モノクロのこのモンスターたちをセリグラフ(シルクスクリーン)によるエッジなアートブックを発行するフランスのLe Dernier Criが、2色刷りですべてスルクスクリーンによる印刷の本に仕上げました!
アートディレクター、パキート・ボリノは表紙を黒地にするなど、オリジナルのジンと同じように1ページに1体のモンスターを配置しながら色使いと印刷によって、別の切り口で力強く打ち出しました。

表紙裏には、藤井しんによるモンスターたちのひとこと解説がついています。
(なぜか反転バージョンです)

17cm×24cm 52pages150部限定

表紙の一部。近くでみるとこのとおり。モザイクのような幾何学模様の部分があったり、カオスな部分があったり!

——–

HANAWA Masayoshi 塙将良「MONSTERS 5」¥926+税

美容師から、アーティストになった異色の経歴の持ち主、塙将良が描いたモンシターたちのイラストを自ら印刷、手製本したジン。

ネル生地を張った自作キャンバスにペイントしたり、クレイでフィギュアを作ってペイントしたり、素材や方法もユニークな塙将良のモンスターたちは、一見、アウトサイダーアートっぽいけど、ユーモラスでフォークロアテイストを持ち合わ見ればみるほど味わい深い。
藤井しんによる各モンスターの解説がついています。

オリジナルは薄いネル布地にペンで描かれており、その組み合わせから生まれるタッチも味わい深いです。

A5判32pages(表紙含む)袋とじ

布に描いているタッチが伝わるでしょうか? 

サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』

サイコロ 7号 コジマケン・文庫善哉・保光敏将・山川直人『セブン』¥500+税

イラストレーター・保光敏将と漫画家・山川直人ではじめた「サイコロ」シリーズ第7弾。

5号から文章で文庫善哉、デザインで小沼宏之が加わり、今回は、タコシェにも「着香系の男」「南の魚」などのコミックジンを納品していただいているコジマケンを迎え、4人でお送りします。

タイトルと同名の、コジマケンによる家出少年セブンの冒険コミック、保光敏将がイラストを添えた、菅原克己「げんげの花について」、文庫善哉が、向田邦子や栃折久美子をひもときつつ思うところを綴った「宿題」、山川直人の、ちょっとディストピアっぽい?コミック「働く人間」で構成。

A5判54pages

※初回入荷分は山川直人さんのイラスト+サイン入りです。

ブリュッセルの出版ユニットANIMAL PRESSより Baptiste Virot「DELIRIUM」

Baptiste Virot「DELIRIUM」(ANIMALPRESS)¥4352+税

ブリュッセルを拠点に活動するフランス人アーティスト、バプティスト・ヴィロの、セリフのない短編コミック集。形や動きでカラフルかつコミカルに描かれた作品は、見返しに「DON’T READ TOO FAST」と書かれているように、ディテールや鮮やかな色味をゆっくり眺めながら楽しみたい!

イラストやコミックを発表する一方で、韓国人アーティストJinHee HanとともにAnimal Pressを運営し、リソグラフやシルクスクリーンを使ったアートブックやグラフィックジンを発表しています。

本作も自身のAnimal Pressよりリソグラフ印刷により制作されました。

19.7cm×27.1cm 100pages 500部限定

丸尾末広「丸尾画報DX III」

丸尾末広「丸尾画法DX III」(エディシオン・トレヴィル/河出書房新社)¥3800+税

 

『丸尾画報DX 改I』『丸尾画報DX 改II』に続く、丸尾画集第三弾。

IとIIは以前に出たシリーズの増補改訂版でしらが、こちらはその後に描かれた作品を収録した新作画集となります。

高畠華宵、江戸川乱歩、夢野久作の衣鉢を継ぐ昭和・平成屈指の怪異•奇想・浪漫が炸裂!

『トミノの地獄』『瓶詰の地獄』『芋虫』『賢者の愛』のカバー画、口絵、挿絵、ポスター画、
短編漫画をはじめ、数々のCDジャケット画ほか堂々200頁に及ぶ、最新の画業を集成。

丸尾末広 書き下ろしエッセイに加え、チャラン・ポ・ランタン、上坂すみれ、荒俣宏、谷川渥、諏訪哲史らの熱き丸尾論やオマージュも収録。

B5判 200pages
サイン入り

※装丁は、赤い普及版と、野戦色の限定ミリタリ版とがあります。中身は同じで表紙が異なります。画像ではわかりにくいですが、タイトル文字は銀色です。