漫画」カテゴリーアーカイブ

ラトビア発のコミックアンソロジー š! #40「The Very End」

š! #40「The Very End」 ¥1019+tax

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!40号のテーマは、前号のThe Endからさらに進んでThe Very End。

様々な問題を抱えた世界に、コロナ感染の波はおさまるどころか、第2波、第3波までやってきています。
そんな今だからこそ、自分を大切に。コミックの世界にどっぷり浸かりながら自身をいたわりましょう。

表紙: Valentine Gallardo (France)
寄稿:Agate Lielpētere (Latvia), Alessandra Marin (Italy), Amber Gyselings (Belgium), Ana Maçã (Portugal), André Lemos (Portugal), Antoine Beauvois (France), Daniel Lima(Angola), Daphné Geisler (France), Emelie Östergren (Sweden), Ingrīda Pičukāne (Latvia), Iván McGill (Spain), James Turek (USA), Keiler Roberts (USA), König Lü. Q. (Switzerland), Lauri Mäkimurto (Finland), Leandro Waibe(Argentina), Lote Vilma Vītiņa (Latvia), Michael Fikaris (Australia), Nico Troti (France), Oskars Pavlovskis (Latvia) Pauls Rietums (Latvia), Sanita Skvarnavica (Latvia), Scott Travis (USA), Tanya Hrabovska (Ukraine), Valentin Orange (France), Valentine Gallardo (France), Vivianna Maria Stanislavska (Latvia)

A6判180P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

コミックアンソロジー Glaeolia 2

Glaeolia 2 (Glacier Bay Books)¥4000+tax

ポートランドのGacier Bay Booksが発行するコミックアンソロジーGlaeolia.
Glacical(氷の、氷河の)とAeolia(浮島、ギリシア神話の風の神)の合成語がタイトル。
第2弾は、300超ページ、12人の日本の漫画家の作品を収録しています。
シアトルのCold Cube Pressによる500部のリソグラフ印刷で、カバーはラミネート加工によりソフトなタッチになっています。

執筆者は—
INA「DAYS」
川勝徳重「電話・睡眠・音楽」
大庭賢哉「リーザの左手」
嶽まいこ「深夜旅行記」「手のひらに地上の星」
黒木雅巳「茶碗」
山本美希「ファミリーレストラン」
三島芳治「原子爆弾ノート」「最近のCG」
森雅之「雪の夢」「不在」「遠くから」「踊る幽霊」
森田るい「出るってウワサ」
ネルノダイスキ「M1」
中山望「ムーンドッグは待ち続ける」
詩野うら「はなびら」「プロローグエピローグ」
表紙: oratnir

17.8cm x 25.4 cm 330pages
※本の開きの関係で「電話・睡眠・音楽」は上下が逆になっています
英語 (日本語の作家・作品紹介のペーパーつき)

ネルノダイスキ「いえめぐり」

ネルノダイスキ「いえめぐり」(KADOKAWA)¥1000+tax

駅から徒歩30分以内の部屋数の多い静かな物件—
そんな希望を不動産屋に伝え、さっそく車で内見に向かったが案内される物件は、どれもワケあり….?

二笑亭のようにかつての主が自ら設計した不思議な屋敷もあれば
地下に広がる巨大なアリの巣のような屋敷
すべてがデジタル化した全自動の家、
カルト集団の生活拠点、
自然と共生できるbioすぎる家
サイケな館….

と、奇想天外な物件が続く…
カラーページのサイケ屋敷の中に登場する奇妙なコラージュやオブジェは、作品の中に展示されたネルノダイスキのアートワークで、それらも含めて、建築めぐり、いわくの物語めぐり、ネルノ作品めぐりが堪能できます!
描きおろし作品。

A5判168pages

煙囪 Yan Cong 漫畫集 Comics 2012-2020

煙囪 Yan Cong 漫畫集 Comics 2012-2020 (Mangasick)¥2273+tax

中国の漫画家、煙囪(Yan Cong 煙突の意味)の2012年以降の作品集。
日本のガロ系漫画のファンで、自身もオルタナ系漫画誌「叙事癖」を編集発行し、お手製のコミックzineでも作品を発表。最近はkus!など、海外の漫画誌にも寄稿しています。

冒頭の最新作「從北京到香港、從香港至台北」は、自身が見た夢を漫画化したもので、逆柱いみりの「夢の香港旅行」を求めて、レンタル自転車をこいで、北京から香港へ、香港から台北へ行くというお話。日本のひとつの漫画作品を通して、北京ー香港ー台北が繋がってゆきます。
作品集の中に根本敬作品が出てきますが、氏の作品にも通じる人間の存在や営みに対する悲哀や無常観が漂いながらも、同時につきぬけたエネルギーや愛しさに溢れています。

鉛筆のタッチ、描写が美しく、モノクロページが多いのですが、その質感を再現するために、墨と銀のインクを使ってデュオトーンで印刷されています。
台北のMangasickでの個展にあわせて制作された作品集。

23cm ×17cm 272pages 2020

界 賀邑里 漫画「かえらずの雨 6 完結編」

界 賀邑里 漫画「かえらずの雨 6 完結編」 ¥1364+tax

ホラー、怪奇幻想、ミステリ-系アーティスト界賀邑里の自主制作、長編ホラーが第6巻にして、完結。

わけありのホームレス青年、一尾の助けを借りて、謎の追っ手から逃れて、廃墟になった学生寮で女子を出産した夫婦。

母と娘は、結界に守られた土地に逃れて生きのびるが、娘、澪弥は高校生になり、夜ごとの悪夢の謎を解くため、資料を探しに、結界の外に出てしまう。
友人の与里と一尾は、彼女を追って美穂刈に向かう…

そこでは、澪弥の出生の謎を知り、彼女に一族の運命を託す謎の人々が待ち受けていた。
逃げる澪弥を助けようとする一尾は、追手と彼らを操る比泪と持てる力のすべてをぶつけて対決することに…

A5判 176pages