漫画」カテゴリーアーカイブ

怪奇貸本収蔵館 第二号 若林哲弘編

怪奇貸本収蔵館 第二号 若林哲弘編

怪奇貸本収蔵館 第二号 若林哲弘編(グッピー書林plus)¥1200+税

埋もれかけた漫画を発掘して復刻をするグッピー書林の怪奇貸本収蔵館第二弾は、マジンガーZの作画で知られる若林哲弘が 貸本時代に描いた怪奇漫画2編「死神の札束」と「眠る霧」を収録。

紙芝居から貸本の流れはよく語られているが、貸本からアニメに活躍の場広げた作家も多く若林もその一人。
実は、怪奇漫画らしい作品は本書収録の2編のみで、貸本ではスリラー系やアクションを手がけていたが、「眠る霧」は南竜二の「地獄の使者」の原本となった作品。
また「死神の札束」は、後年、若林宏名義でアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の作画にも携わる若林による、水木へのリスペクト?や死神キャラを彷彿とさせる登場人物も注目ポイントのひとつ。

A5判180pages

高円寺の円盤発のコミックとエトセトラの雑誌 comic ミツザワ 第1号

comicミツザワ

comicミツザワ (円盤)¥500+税

高円寺の音楽スペース円盤が発行するコミック+etc.の雑誌「comicミツザワ」第1号。

円盤というお店がキャパや設備からいってライブ会場としては不完全であるがゆえに実験の場として機能し、そこで決して小手先の技でそこそこな表現の場にならないようにと願う店主田口氏はcomicミツザワも同様に、素人や門外漢が素人なりの力を発揮する場に!と語り、雑誌の方向性も徐々に固まってきた模様。
あるいは「紙面という名のただの広場!」とも語る。
とはいえ、なんと今号から、ジャンプ方式で、読者アンケートで人気作品と不人気作品を投票してもらい次号からの執筆陣に反映させてゆくのだそう。

執筆陣は準備号からの
アニュウリズム、エーツー、こいけぐらんじ(シラオカ小池喬)、つるんづマリー、深浦亜希(絵)、ペリー(初恋レコード)、酒井己詳、北村早樹子(小説)、飯田華子、見汐麻衣(エッセイ)、フローズンマリー(三宅ヤスコ)の占いに加えて、タナカ、ミツリンゴ、ちくわ朋彦、キヂマ、てんこまつり、遠藤里美が参加。

A4判78pages

創刊準備号もお取り扱いしています。

界 賀邑里 漫画「悪腫」

界 賀邑里 漫画「悪腫」

界賀邑里「悪腫」¥417+税

ホラー、怪奇幻想、ミステリ-などを得意のモチーフとするイラストレーター界賀邑里の自主制作ホラーコミック第4弾。

憎悪する兄が悪腫に蝕まれ、ひきこもった家を訪れた主人公。体中に広がるデキモノを自身の地肉の一部と思う兄、そしてその兄の体から派生して増え続け、暴走するデキモノは、弟にも襲いかかる…。 これまでのコミックシリーズの中で、もっともグロテスク色が強い?作品になっています。

A5判26pages

界 賀邑里 漫画「悪腫」

田中六大「あいとへいわ」

あいとへいわ

田中六大「あいとへいわ」¥300+税

2016年のビリケンギャラリーでのグループ展「あいとへいわ」に際して作られて小冊子。

青春ドラマにありがちな、遅刻しないように走る通学路の途中、出会い頭に衝突した相手が、朝の教室で紹介された転校生だった!というところからはじまる、お話は、入れ子のような幻想や妄想の中にずんずん入ってゆき、衝突から芽生える恋の行方は……??

表紙裏に作家による手描き彩色画がついています。(絵柄はそれぞれ異なります)

A6判14pages

あいとへいわ

カタルーニャのカラフルなブラックユーモア漫画 Joan Cornellà 「ZONZO」

ZONZO

Joan Cornellà「ZONZO」¥2000+税

ポップな絵柄と色彩で、下ねたまじりのブラックでシュールなシチュエーションを描くスペインの奇才Joan Crnellàのカラーの1ページ漫画を集めた作品集。セリフや説明はなく、静かにたいへんな事態が進行してゆきます!!!!

17×23cm上製 56pages

ZONZO

ZONZO

ちなみに、この作品集をベースにしたアニメ制作を企画しているというCornellàさんが協力者をつのるために作ったビデオがこちら。