漫画」カテゴリーアーカイブ

新刊2冊 スケラッコ「平太郎に怖いものはない 前編」「「しょうゆさしの食いしん本」

スケラッコ「平太郎に怖いものはない 前編」(リイド社)¥630+税

日常の登場人物たちを、チクワやしょうゆさしの姿で描いたり、「盆の国」では、亡くなった人たちを日常に呼び込んだスケラッコが、本作では、江戸時代の広島の少年・稲生平太郎の妖怪実見譚「稲生物怪録」をベースに、舞台を現在に移して、シュールにゆるく幽霊のいる日常を描いています。
ちなみに、現在の平太郎は、お好み焼き屋さんを営む16才。
トーチwebにて連載中

B6判160pages

スケラッコ「しょうゆさしの食いしん本」(芳文社)¥619+税

コミックの中で食卓をよく描き、自身のレパートリーを紹介したジンも出したスケラッコの
食いしん坊コミックエッセイ!!

コンビニメニューから、ちょっとぜいたくしてのすき焼き、
パラパラチャーハンとしっとりチャーハン、ありあわせの材料で作る丼もの、
自家製エスニック、自家製あんこを乗せてのトースト、再現ちゃんこ鍋
などなど、外食や買い出しも楽しみながら、家庭用に工夫したりアレンジした
お料理を紹介します。

モノクロの絵で表現された料理、そして食感やおいしさの表現もみどころです!!

出てくるメニューは
ブリトー、シューマイ、すきやき、関西だしうどん、カマスゴのアヒージョ、
やきめし、なんでもたまごとじ丼、トマトキムチ納豆そば、いろいろのせちゃうピザ、
ベトナム風揚げ春巻き、エスニック風おかゆ、小倉トースト、ラザニア、
手巻き寿司、エビフライ、ちゃんこ鍋

B6判160pages

丸尾末広「丸尾画報DX II(改)」

丸尾末広「丸尾画報DX II(改)」(河出書房新社)¥3800+税

『丸尾画報DX 2』に新随筆、追加図版 18点を加えて20ページ増補版。
紙を見直したため、DX 1よりページは増えていますが厚みは減ってスリムになっています。

俺も行くから君も行け、狭い日本にゃ住みあいた。
敵中横断三百里、雲と流れて西東。
因果応報。怨敵退散。堕地獄仏法。曼珠沙華。
饅頭怖いと涅槃で待てば、まっかな太陽燃えている。
丸尾末広一座、昭和頽廃大サーカス凱旋公演の始まり始まり!!!

随筆:丸尾末廣 中川翔子 荒俣宏 種村季弘 永瀬正敏

B5判 214pages
サイン入り

丸尾末広「丸尾画報DX Ⅰ(改)」

丸尾末広「丸尾画報DX Ⅰ(改)」(河出書房新社)¥3800+税

『丸尾画報DX 1』に新随筆、追加図版 18点を加えて20ページ増補版。
紙を見直したため、DX 1よりページは増えていますが厚みは減ってスリムになっています。

嗚呼、五芒星とともに浮かび上がる亡國の凶兆!
東亜の空に暗雲立ち籠める時、帝都に式神放たれ、丸尾暗黒藝術が闇から目醒める!
『愛蔵版 丸尾画報DX』 1/300~30/300のために描き下ろした
ドローイング作品ほかを増補した決定版。

随筆:丸尾末広 鳥居みゆき ジョン・ゾーン、四方田犬彦、マッド・ジョージ

B5判 230pages
サイン入り
表紙まわりは赤を貴重にした普及版と、野戦色の二種類あります。

田中六大「ひょうたんの形の魂」「冬の虫歯」

田中六大「ひょうたんの形の魂」¥800+税

2018年にピンポイントギャラリーで行われた「わたしの一冊、あなたへの一冊」にあわせて作られた小冊子。

「京王線の中で拾った、ひょうたん型の魂。
(中略)
一度悪魔がつかんだ魂は手をはなれてももう二度ともとの形にもどることはない
(中略)
自分を見つめすぎるから自分が魂をおとしたことにも気付かない」

悪魔につかまれた魂、落とした魂は、さてどうなるのでしょうか、どうしたらいいのでしょう???

何気ない言葉で、どきっとする事を語ったり、問いかけてくる物語。
ドローイング、ペインティング、コラージュと色々な手法が混じった100ページで、見応えあります。

A6判100pages
※表紙裏に作家による手描き彩色画がついています。(絵柄はそれぞれ異なります)

 

田中六大「冬の虫歯」¥400+税

2017年,ビリケンギャラリーでの「冬の虫」展にあわせて作られた小冊子。

女の子が歯の痛みから、恐る恐る歯医者を訪ねます。
勇気を出して診療台に座り、口をあけます。
見えない、お口の中や虫歯はどうなっているのか…

表紙の飾り罫が茂田井武みたいにかわいく、出てくる歯医者さんもメメ歯科というつげオマージュが入っていたりで、短いお話の中に様々な発見もあります。

A6判18pages
※表紙裏に作家による手描き彩色画がついています。(絵柄はそれぞれ異なります)

Les Cahiers de l’Articho N°4

Les Cahiers de l’Articho No.4 ¥2000

三角形のオブジェになった、フランスの雑誌 Les Cahiers de l’Articho No.4
フランスを中心に30余名のアーティストがコミックやイラストを寄稿しています。
(正三角形の形で一辺は23cm)

参加アーティストはーーー
Ludovic Boulard Lefur (Fr), Paul Cabon (Fr), Gwénola Carrère (Be), Chamo (Fr), Jay Cover (Uk), Delphine Durand (Fr), Estocafich (Fr), Espen Friberg (Norvège), Guillaumit (Fr), Candice Hayat (Fr), Bettina Henni (Fr), Mari Kanstad Johnson (Suéde), Kerozen (Fr), Jan Kruse (All), Antonio Ladrillo (Es), Ginette Lapalme (Ca), Paul Loubet (Fr), Antoine Marchalot (Fr), Vincent Mathy (Be), Aino-Maija Metsola, Séverin Millet (Fr), Mogu (Jp), Moolinex (Fr), Morgan Navarro (Fr), Marcus Oakley (UK), Parrondo (Be), Vincent Pianina (Fr), Plancton 9 (Fr), Lili Scratchy (Fr), Sammy Stein (Fr), Àl Tàmas (Hongrie), Brecht Vandenbroucke (Be), Baptiste Virot (Fr), Yassine (Fr), Zeloot (Nl).

23 x 1,1 x 23 cm 112pages