漫画」カテゴリーアーカイブ

ネルノダイスキ「いえめぐり」

ネルノダイスキ「いえめぐり」(KADOKAWA)¥1000+tax

駅から徒歩30分以内の部屋数の多い静かな物件—
そんな希望を不動産屋に伝え、さっそく車で内見に向かったが案内される物件は、どれもワケあり….?

二笑亭のようにかつての主が自ら設計した不思議な屋敷もあれば
地下に広がる巨大なアリの巣のような屋敷
すべてがデジタル化した全自動の家、
カルト集団の生活拠点、
自然と共生できるbioすぎる家
サイケな館….

と、奇想天外な物件が続く…
カラーページのサイケ屋敷の中に登場する奇妙なコラージュやオブジェは、作品の中に展示されたネルノダイスキのアートワークで、それらも含めて、建築めぐり、いわくの物語めぐり、ネルノ作品めぐりが堪能できます!
描きおろし作品。

A5判168pages

煙囪 Yan Cong 漫畫集 Comics 2012-2020

煙囪 Yan Cong 漫畫集 Comics 2012-2020 (Mangasick)¥2273+tax

中国の漫画家、煙囪(Yan Cong 煙突の意味)の2012年以降の作品集。
日本のガロ系漫画のファンで、自身もオルタナ系漫画誌「叙事癖」を編集発行し、お手製のコミックzineでも作品を発表。最近はkus!など、海外の漫画誌にも寄稿しています。

冒頭の最新作「從北京到香港、從香港至台北」は、自身が見た夢を漫画化したもので、逆柱いみりの「夢の香港旅行」を求めて、レンタル自転車をこいで、北京から香港へ、香港から台北へ行くというお話。日本のひとつの漫画作品を通して、北京ー香港ー台北が繋がってゆきます。
作品集の中に根本敬作品が出てきますが、氏の作品にも通じる人間の存在や営みに対する悲哀や無常観が漂いながらも、同時につきぬけたエネルギーや愛しさに溢れています。

鉛筆のタッチ、描写が美しく、モノクロページが多いのですが、その質感を再現するために、墨と銀のインクを使ってデュオトーンで印刷されています。
台北のMangasickでの個展にあわせて制作された作品集。

23cm ×17cm 272pages 2020

界 賀邑里 漫画「かえらずの雨 6 完結編」

界 賀邑里 漫画「かえらずの雨 6 完結編」 ¥1364+tax

ホラー、怪奇幻想、ミステリ-系アーティスト界賀邑里の自主制作、長編ホラーが第6巻にして、完結。

わけありのホームレス青年、一尾の助けを借りて、謎の追っ手から逃れて、廃墟になった学生寮で女子を出産した夫婦。

母と娘は、結界に守られた土地に逃れて生きのびるが、娘、澪弥は高校生になり、夜ごとの悪夢の謎を解くため、資料を探しに、結界の外に出てしまう。
友人の与里と一尾は、彼女を追って美穂刈に向かう…

そこでは、澪弥の出生の謎を知り、彼女に一族の運命を託す謎の人々が待ち受けていた。
逃げる澪弥を助けようとする一尾は、追手と彼らを操る比泪と持てる力のすべてをぶつけて対決することに…

A5判 176pages

わだちず「踊り方がわからない」

わだちず「踊り方がわからない」 ¥909+tax

「わらしのはなし」(青林工藝舎)のわだちずが、これまでにSNSに発表したマンガをまとめた短編集『踊り方がわからない』。

細密な描きこみと薄墨のグラデーションの美しいイラストをところどころにおきつつ、肩の力が抜けるような4コマや1ページ漫画や、夢のような風景やお話が詰まっています。

表紙はトレペのカバーがかかっていて幽体離脱イメージがオーバーラップしているかんじ。

A5判80pages

トキワセイイチ「アマビエが来る」

トキワセイイチ「アマビエが来る」 ¥800+tax

新型コロナが流行した春にトキワセイイチがSNSに発表した、疫病を退散させると言い伝えられるアマビエやヨゲンノトリ、アマビコが現在の日本に出現する短編漫画を自身で出版したもの。

地方の海辺をほっつき歩く、建築関係の仕事をするおっさんの前に現れたアマビエ。
例の「これから6年間豊作が続くが疫病も流行る。私の姿を書き写し人々に見せよ」と告げるが、スマホ撮影ですまそうとするおっさんとの間には時代のが….
苦心の末に、アマビエの姿を写しとるも、SNSに無縁のおっさんはどう拡散したらいいものやら….

現在に甦る言い伝えをトキワセイイチがユーモラスに漫画にしました。
妖怪たちに手をやくおっさんは、「キツネとタヌキといいなずけ」でキツネとタヌキの面倒を見てしまう田中青年にも重なります。

A5判54pages