カテゴリー別アーカイブ: 漫画

テクスト・松山由佳 イラスト・鈴木恵里「ともこ」

テクスト・松山由佳 イラスト・鈴木恵里「ともこ」 ¥1000+税

20代後半の架空OL「ともこ」の日常とモノローグを1年にわたる、彼女の予定表や日記の一部、漫画やイラストで再現したジン。

煩わしい実家を離れて一人で暮らし、職場の女子間では無難な返事で切り抜け、嫌いじゃないから好きな彼氏とつきあい、そんな自分の中途半端が嫌いで、周囲の人にストレスを感じたり、遠くの誰かに憧れる、ともこ。

少し病んだ内面描写やモノローグにひいたり、やがて他人の日記や予定帳を見ることに小さな罪悪感を感じるうちに、消極的な彼女の人間関係維持にほころびが生じたときから、彼女におこった小さな変化を見届ける展開にーーー

1人の女性の生活を傍観するような体験ジン。 漫画やイラスト部分、手帖、日記、現実と非現実とで紙の種類や形も違って、様々な断片が綴込まれたようになっています。

B5判78pages

ネルノダイスキ  初単行本「ひょうひょう」

ネルノダイスキ 「ひょうひょう」(アタシ社) ¥1300+税

これまで、コミティアで販売するために同人誌に描いた漫画9編に描きおろしを加えた10本を収録した、待望のネルノダイスキの商業ベースでの初の単行本。

点描のような細かい描写とシンプルなキャラクターなどいくつかのレイヤーが重なるアーティスティックな絵でシュールな世界が描かれています。

収録作品は—
車の修理に行く
コーサ
エソラゴト
アザーサイド
朝が来る
日々雑感
家葬
へのへのもへじ
皿TRIP
おおざっぱな面々

A5判228pages(アタシ社)

ラトビアはリガ発のコミックアンソロジー š! #34「Redrawing Stories from the Past II」

š! #34「Redrawing Stories from the Past II」 ¥1018+税

ラトビアの首都リガから発信されるコミック誌š!の34号の特集は23号に続いて、mRedrawing Stories from the Past 第2弾。

人類の歴史の暗部に焦点を当て、歴史文献に取材して過去を描くシリーズ。
今回は、12カ国にまたがる、国家社会主義とそこから生じた難民・移民問題についてヨーロッパの若い作家4人が1年の準備期間を経て、翻弄された人々の視点から描いています。

作品の中には、ナチを逃れて、杉原千畝が発行したビザで大陸を横断、日本を経由して、パールハーバーの数ヶ月前にニュージーランドに渡ったポーランド女性の物語も。
金髪の異人さんを珍しがる敦賀の人たち、銭湯への戸惑い、横浜や関西への小旅行など、一人の女性の記憶が描かれています。

表紙: TAlice Socal (Italy)
執筆者:Lina Itagaki (Lithuania), Emilie Josso (France), Julia Kluge (Germany), Alice Socal (Italy) and a postscript by Ole Frahm (Germany)

プロジェクトの公式ページはこちら

A6判248P 無線綴じ フルカラー 言語は英語

大横山飴「落ちない雨」

大横山飴「落ちない雨」(茜新社)¥1296+税

ジャンル的には成人漫画になりますが、その詩的表現や文学的描写で注目を集める大横山飴のデビュー作を含む初作品集。
“成年向けでの仕事はこれでおしまいになると思う”と作者自身が発言しているので、貴重な初期作品群になるかも?!

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やわらかな鬼才は土と精液のにおいをエロ漫画に持ち込んだ。

学生時代のざらりとした性欲を描いたデビュー作「雨宿りの人」をはじめ、
7作品240Pに作品解説を加え収録した初作品集。

【収録作品】

『雨宿りの人』
『the backseat of she』
『ゆらゆら』
『夜の想い』
『夕暮れに帰った日』
『ずっといっしょ』
『最近あったこと』

A5判240pages 茜新社


菜央こりん(漫画)うさぎいぬ(文章)「私たちのアツいストリップ活動! 踊り子とリボン編」

菜央こりん(漫画)うさぎいぬ(文章)「私たちのアツいストリップ活動! 踊り子とリボン編」¥1300+税

スト活(ストリップ活動)に、はまったアラサー女子二人による同人誌。

レポ漫画でストの魅力を発信してきた菜央こりんと、取材やインタビューでストリップの世界を伝える、文章担当のうさぎいぬが踊り子MIKAさんとそのファン新井さん(仮名)の双方を取材。

MIKAさんの、ストリップの道に入ったきっかけ、踊り子に向いてないのじゃないかと挫折しそうになったこと、先輩にあたるお姉さんや、踊り子仲間や後輩たちのこと、ステージでの演目や演出について…などこれまでのキャリアについてロングインタビュー。

体を壊して、ファンへの挨拶や説明もないまま舞台から離れながらも、復活を心に誓って劇場に戻ってきたエピソードは
、ファンの新井さんがMIKAさんの復活を信じて、(ショーのクライマックスで投げる)リボンの練習に励んでいた後に続くエピソードとリンクして感動的。

プライベートでは接点のない、踊り子さんとファンの劇場での暖かい交流や信頼関係に、男女を問わず多くの人をひきつけるストリップの魅力が垣間見えます。ぜひ、MIKAさんや新井さんの、言葉や佇まいからその感動に触れてみてください!

もともとコピー誌だったものに、MIKAさんも参加した空中パフォーマンスに特化したライブシアター栗橋の「空中大会」
のゴージャスなショーの漫画レポも加わり、オフセット印刷製本したものです。

A5判70pages