とみ新蔵『鉄門海上人伝』のサイン本が入荷しました。
●とみ新蔵『鉄門海上人伝』 上下巻ともに2205円
『柳生連也武芸帖』のとみ新蔵が、70年代初頭『週間女性』に連載した大河時代劇ロマン。愛のために人を殺め、逃亡の身となり、厳しい修行僧となった「鉄門海」。
江戸時代の中期、ならず者の人足「鉄」が、天涯孤独でいながら気丈に生きる娘「志乃」と出会い、二人で平凡な幸せを夢見た矢先に、はからずも人を殺めてしまう。お尋ね人となった鉄は僧門に隠れ込んだが、ここで彼の人生を変える出会いが再び訪れ、鉄は自らの幸せをも捨て、僧侶「鉄門海」として他者のために生きる求道者の険しい道を歩むことに…。一方、鉄を求め志乃は女一人で旅に出る…。志乃への想いを断つように行脚の旅に出る鉄門海と追いかける志乃とのミアミスにつぐミアミス。そして、ついに巡り会った志乃に、自らの歩む道を伝え、志乃への欲望を越えた愛の証に、自ら断ち落とした男根を残して立ち去る…。鉄門海の一部を胸に嗚咽しながら、絶望に身を落としてゆく志乃。それでも鉄門海は人々の為に生き、江戸に眼病が流行れば、衛生状態改善のためにゴミ回収に身を粉にして働き、ついには自らの目をも抉りだし、天に捧げて人々の平癒を願う。
愛するがために男根を切り、目をも抉る、アベサダより狂おしくベティ・ブルーより深い! 墜ちるところまで墜ちた志乃と鉄門海はふたたびまみえ、互いにより輝かしい人生に向かって身を削りながら生きてゆくことに…。はたしてこの男女の運命はいかに……。
いまなお、いまも即身仏として出羽三山湯殿山註連寺に存在する「鉄門海上人」の人生をとみ先生が描いた傑作、祖説な人生です! 男子も女子も注目!!
「漫画」カテゴリーアーカイブ
『赤い牙 6』入荷!
プロ漫画家たちによる豪華な同人誌『赤い牙』の6号が入荷しました!
今回は「スポーツ」をテーマに、マンガ&イラストが寄せられています。
バックナンバーのうち、すでに1〜4号は完売してますが、5号のみ若干在庫あり。
『赤い牙 06』1500円/B5判 104P
参加者:五十嵐大介、D[d:]、小田扉、安田弘之、清田聡、長田悠幸、弐瓶勉、安倍吉俊、カサハラテツロー、西田章二、ヤマザキマリ、鈴薗カリオ、さそうあきら、比古地朔弥、常磐屋三郎、真鍋昌平、三宅乱丈、ユカリンコフ。
『赤い牙 05』1500円/B5判 54P
参加者:D[d:]、安倍吉俊、三宅乱丈、さそうあきら、清田聡、松田洋子、真鍋昌平、弐瓶勉、メチクロ。テーマは「変身」。
武富健治先生の新作同人誌入荷!
単行本『鈴木先生』(双葉社)も大好評! 武富健治先生の新作同人誌が入りました。『鈴木先生』のサイン本も引き続きお取り扱い中です。
●武富健治『ポケットにナイフ』 250円/A5版 40P
『鈴木先生』につながる初期学園短編の代表作で、『鈴木先生』の単行本化を記念しての発売。鈴木先生は出てこないが、クラスで一目おかれる女の子が登場し、クラスのトラブルを教師以上にクールに追い、ムードに流されそうな問題解決に疑問を投じる。
●武富健治『8月31日』 250円/A5版 26P
初期学園短編の代表作『掃除当番』とセットで第11回弘兼憲史賞の佳作にノミネートされた作品。著者によれば、ページ数的に少ないこともあって、いわゆる代表作には挙げてこなかったが、ここ数年の間では一番再読回数が多かった作品だそうです。
mandaraketrash最新号は芳文社コミックス特集
まんだらけの古書目録『まんだらけZENBU』では扱えない、まだ相場がなく世間ではゴミ扱い?されている古本を紹介する冊子「mandarake trash」。1.2号では“ひかりのくにテレビ絵本”を中心に特集を組み、そのリストを作成していましたが、今回はがらりと変わって、芳文社コミックス全536冊+1冊を特集!
刑事、ギャンブラー、殺し屋、風俗嬢、浮浪者などなど、様々なアウトローたちの生き様を描いた「飲む・打つ・買う」的劇画エンターテインメントの王道「芳文社」レーベル。70年代から80年代にかけての黄金期を中心に、劇画コレクターの終着地点としてその名をとどろかせつつも、あまりにも膨大ゆえに手つかずだったそのリストとしての全貌がついに明らかに。男臭さムンムンのジャケットから思わず笑ってしまうようなジャケットまで、フルカラー・解説付きで大紹介。リストつき。歌人・穂村弘の狩撫麻礼論などの寄稿もあり。
古泉智浩さんの新刊と上映会のお知らせ
初のSF&ホラー作品集『これが未来だぜ』(青林工藝舎)が12日頃発売、8/16売りの“漫画アクション”からゾンビ漫画『ライフ・イズ・デッド』の連載もはじまり、さらに8月下旬には『青春☆金属バッド』が映画化・公開される予定の古泉智浩さん。
実は数年前から機材を手に入れ、自ら短編映像を撮影・編集する映像作家でもあります。そこで、この新刊や新連載、映画公開を全部記念して、最新映像を含めた三作品を上映しながら、合間合間に映画や漫画についてをお話しをする、トークと映像のイベントを行います!
日時:2006年9月1日(金) 19:30開演 19:00開場
場所:なかのゼロ 視聴覚ホール(東京都中野区中野2−9−7)
JRまたは東京メトロ東西線の中野駅南口から線路に沿って
新宿方向に8分ほど歩くと右手にあります。
※タコシェではないので注意してください。
料金:¥500/¥700
タコシェで、『これが未来だぜ!』をお求めのお客様は500円。
本をお求めの際に当日精算券をお渡しするか、500円にて鑑賞券を販売いたします。
オンラインショップでチケットつき単行本お求めになれます。こちらをどうぞ!
【上映予定作品】
『雑音★エクスプロージョン21』2003年制作 26分
『巨大戦闘メカ・ガロハロ』2004年制作 19分
『ゾンビの森』2006年制作 15分(予定)