西野空男『四コマ　幸福番外地』（幻堂出版）　￥1260


　好評のうちに売り切れた、ガロのエッセンスを継承する漫画雑誌『架空』の編集・発行人としてもタコシェではおなじみ西野空男さんの、初の単行本がでました。
　『つげ義春以後』、その系譜の極北に位置する作家として注目される氏の初単行本は日英二カ国語対応の４コマ。
　初回入荷分には、ミニ色紙つき、缶バッジつき、サイン入などがあります。数に限りがあるのでどうぞお早めに。

花輪和一先生『猫谷　改訂版』のサイン本が入荷しました。数に限りがあるのでお早めに！

●花輪和一『猫谷　改訂版』
A5版、230P／1365円
「わかったぞ　この世はうその世界だ」（「へそひかり」より）89年10月に発売された同名作品集を再編集の上、「ギボゴヤ」「ゆげにん」「背中の国」の未収録作品三編追加収録。80年代後半〜90年代初頭に発表された花輪作品傑作選。

栗田勇午『少女は犬の夢を見る』￥1000

　アブノーマルジャンルの中でも、特に読者を選んでいた”獣姦”！　なかなか共感を呼びにくいジャンルとは思っていましたが、その中でこの『少女は犬の夢を見る』は新境地を開拓した感があります。
　ペットブームの中で、人と動物との愛の形として描かれる獣姦。大好きな相手と愛を誓い合い結ばれたい！という少女のファンシーな恋愛観は、一人と一匹のささやかな結婚式（首輪の交換などあり）になったり、不慮の事故によるパートナーの喪失などという悲劇を乗り越えて、展開されます。はたして、人と犬はどこまで愛し合えるのか？？　そしてこの愛の形は人間の妄想にすぎないのか？？？？　　アニマルコミックのニューディメンショ〜〜〜〜ン。
あるいは少女×犬版「マック・モナムール」とでも言えましょう。
A5判　190P

フランス、スペインで個展開催＆作品集が刊行されるなど、今やワールドワイドに活躍する美人画家・市場大場さんが、日本のファンに向けて漫画作品集を自費出版！　
夏頃にはタコシェでの展覧会も予定しています。

●市場大介『犬死OK?』
A5判 140P／1000円（税込）
短絡的な不倫に溺れる馬鹿亭主を持つ貧乏主婦エズミが、三人の子供を抱えつつナッシングベイト釣り大会賞金のため精進するアットホームでもなく心温まるはずもない異形ヒューマン物語。幻の漫画「みなしご松竹梅」「真実市郎物語」も同時収録。

山崎浩自主制作本『ガルダイヤ　少年キッズ版』が入荷しました！

●山崎浩『ガルダイヤ　少年キッズ版』
B5判、44ページ／735円（税込）
「少年エース」で連載された冒険活劇『ガルダイヤ』のプロトタイプである短編作品と、単行本『ガルダイヤ』のために描かれたイラスト、さらに幻の初期モノクロイラストをまとめた一冊。