ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

て、わた し 第3号 生への手がかりを記す

て、わた し 第3号 生への手がかりを記す ¥900+税

消耗したときに、自分を取り戻すために、密度の高い言葉である詩に触れてみるのはどうでしょう。
「世界にある言葉の宝石を集め」た詩の冊子、「て、わた し」です。

3号の特集は、「生への手がかりを記す」。
二人のシリア人作家、ムスタファ・タージュッディーン・ムーサーとマラム・マスリにフォーカス。動乱のシリアを舞台に悲劇を避けえない場所で生きる人間を描いた、ムーサー作品から印象的な5短編を紹介しています。

日本人の書き手では、朝日新聞でもとりあげられた詩人・大島健夫をはじめ三人が登場。大島は毎年パリで行われるポエトリーリーディングのトーナメント、ポエトリースラムW杯に日本を代表して出場しており、服部真里子は第1歌集『行け広野へと』で日本歌人クラブ新人賞、現代歌人協会賞をW受賞している。

A5判56pages

試し読みページはこちら。ムスタファ・タージュッディーン・ムーサーの短編、ぜひ読んでみてください!!

目黒ミロ スクラッチアート作品集「Needle」

目黒ミロ  スクラッチアート作品集「Needle」¥500+税

2014年にスクラッチアートに触れたのをきっかけに、イラストを主にした活動から2015年以降、本格的にスクラッチボードに、布の織り目やレースの人物のモチーフなどをニードルで彫り続ける、スクラッチ作家・目黒ミロの作品集。

※皮膜のある紙、またはボードに塗布された黒い塗料(墨など)をニードルなどの先が尖った道具で削り、下地の白面を浮き出して描く技法。

A5判24pages

山川直人「気楽な稼業」

山川直人「気楽な稼業」¥700+税

上野のれん会が発行するタウン誌「うえの」に発表した身辺雑記漫画12篇のほか、同人誌「サイコロ」に発表した『夜と朝』(16ページ)、手製コピー本で刊行した詩人・尾形亀之助の作品の漫画化『小さな運動場』(16ページ)など全15篇を収録。

季節とともに思い出す、教科書が配られる新学期、井戸でスイカを冷やす夏…など子供の頃のこと。
駆け出し時代から、20年以上のキャリアを積んだ今にいたる漫画家稼業のあれこれ。
文学作品や文士をモチーフにした作品…
と山川作品のヴァリエーションを楽しめる作品集です。

A5判80pages

五ノ井愛 画集「夜の仔たち」

五ノ井愛 画集「夜の仔たち」¥926+税

2017年秋に作成された作品集。

2015年〜17年にかけて描かれた作品をほぼ制作順におさめています。
それまではアクリルで下地を作り、水彩で描きこんでいたものを、2017年に入ってから、アクリルを中心に水干絵具や岩絵の具や胡粉を使い、自分がイメージしてい肌や闇の色を表現できるようになったそうで、過渡期の作品や変化を見ることもできます。
34作品を収録。

A4判30pages

露光零(つゆみつれい)写真集「ALIEN BIKYAKU 美脚星人」

露光零(つゆみつれい)写真集「ALIEN BIKYAKU 美脚星人」¥1853+税

下半身だけのオブジェのような後ろ姿ばかりを、画像加工ではなく、上半身が隠れるポージングで作り出し、自ら撮影した写真集。

華やかでセクシーな服の魅力を伝えるべく、自身がモデルとなり着用写真をブログにアップしていた露光零は、自身のキャラ(顔)が写り込むのを避けて顔にボカシを入れたりしていたが、あるとき、偶然上半身が隠れたお辞儀ポーズの後ろ姿を撮ったところ、自身の理想形を見いだし、以後、お気に入りの洋服と靴を魅力的に見せる景色とポーズを追究しながら、写真を撮り続けています。

衣裳が映える、自然で活力に満ちた脚を作りながら(筋力とバランス力が必要だそう)、チャレンジを続けているそう。
37作品を収録。

A4判16pages