ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

アーティストが印刷・製本まで手がけた Ben Sanair 「Sinistrés de la fin du monde 地球滅亡被害者」

Ben Sanair 「Sinistrés de la fin du monde 地球滅亡被害者」¥2500+税

フランスはアヴィニョンで、シルクスクーン工房を運営しながら、自身の作品でポスターやジンも作成するBen Sanair(ベン・サネール)が、東京での初個展のために作成したシルクスクリーン2色刷りのアートブック。

ベン・サネールの絵にBoris Crackがテクスト(フランス語)が付され、和訳が併記されています。

印刷はアーティストが好む赤と青の2色刷り。2つの色が重なった紫がかった茶の部分が面白いのだそう。仕上がりイメージが頭にできるので、原画(小さい方)のニュアンスも忠実に表現できています。

15cm×15cm 40pages シルクスクリーン2色刷り 100部限定

小さい方が原画、手前が本。原画のニュアンスを忠実に表現しています!

この色の重なり部分の色味も好きだそう。

「趣味の製麺 07 2017 December」

趣味の製麺 07 2017 December ¥1500+税

製麺機に魅せられ、専門誌を発行するうちに、製麺機の歴史を遡り、面打ちと調理を実践するうちに、ますます同好の士が増えて誌面が充実してきた第7号。漫画やイラスト畑からの参加者も増えて、体験漫画や図解も充実です。

写真グラビアは、もっとも普及した家庭用製麺機、小野式の歴代のマシンが登場。また、製麺機で麺を打っても、スープの出汁をとるのに時間がかかりそうで自家製ラーメンを躊躇を躊躇する人に向けて?10分ラーメン選手権で、本格的味わいの時短レシピを紹介。
沖縄そば、おっきりこみ、などの郷土料理に加えて、ピザや餃子、チャパティ、さらには、プレッツェルやナポリのお銘菓スフォリアテッラまで製麺機で作っちゃいます。
ここまで来ると、製麺機で作れないものがないような気さえします!

【内容】
■やっぱり小野式1号が好き/写真:オカダタカオ
■第一回10分ラーメン選手権
■沖縄そばを自家製麺で作ってみよう!
■「実用品」としての製麺機を使っていた人の話
■群馬の郷土食 おっきりこみ/煮ぼうとうの作り方を習う
■家庭用製麺機で麺以外のパーティ料理を作ろう!
■誓いの製麺機「川口 杉村 ハート型」
■食べ方フリースタイル! マレーシアの大衆麺「コンローミー」
■ 眞崎式製麺機をレストアしてみよう
■ ヘルカルギア式の田中式製麺機を製造していた田中機械製作所会長に当時の話を伺った
■趣味の製菓:ベビースター風ラーメン、麺プレッツェル、スフォリアラッテ
◯漫画・イラスト・小説ーーーー
川崎タカオ かわのうそこ、スケラッコ、いぬん粉(いぬんこ)、寺島令子(うどん会)、てふや食堂
かわいしのぶ、さくらいみか、山口マナビ、櫻田智也、あきやまみみこ

A4判56pages
ご覧のように両開きの仕様で、後は「趣味の製菓」になっています。

隣国で転生する日本の中古車の「極東ロシアじどうしゃ #異世界転生編」

極東ロシアじどうしゃ #異世界転生編 ¥500+税

北海道出身で、幼い頃より東京よりも隣国ロシアを近くに感じていた著者は、かねてから暖めていたフェリーでの渡航計画を実行。
ユジノサハリンスクに渡ると、三泊四日の限られた滞在時間で、ガイドさんとともに、走っている車の90%が日本車という町に出て、目にした車を撮りまくってのレポートです。

中古車として転生した様々な年代の日本車、日本の業者の名前を残したまま働くバスやトラック、ドイツやフランスの中古車と韓国の新車が共存し、ロシア車が存在感を放つ車道!!

古い車を独自に修理したり、カスタマイズしている様や、現地のミニカーや食玩の車に加えて、町のモニュメントや建物もちらっと紹介しています。

日本からは殆ど姿を消してしまったのに、隣国で長生きしている車たちを観ながら、様々な車の一生=カーライフに思いを巡らしつつ、車の楽しさ豊かさをご紹介します。

A5判32pages オールカラー

網代幸介、いづのかじ、カヤヒロヤ、サヌキナオヤ、タダジュン、ネルノダイスキ、mississippi、山口洋佑、横山雄 「POPOCOMI 増刊号 誰が夢」

網代幸介、いづのかじ、カヤヒロヤ、サヌキナオヤ、タダジュン、ネルノダイスキ、mississippi、山口洋佑、横山雄「POPOCOMI 増刊号 誰が夢」(ブックギャラリーポポタム)¥1000+税

ポポタムが発行する女性アーティストたちのコミックアンソロジー「ポポコミ」に対して、画家やイラストレーター、漫画家の男性9名によるコミックアンソロジーが増刊号として誕生。

ポポタムでもおなじみの、意匠と紙小物の作家、蛙月庵(あづきあん)がtwitter上に書き留めてきた数百の夢の覚え書きの中から、それぞれの作家がモチーフを選んでコミックに仕立てた作品を『誰が夢』(たがゆめ)と題してまとめています。

巻末に作品に対応する夢の覚え書きが収録されていますが、幻想的な1つのシーンを描くための物語を作ったり、ぼんやりとした夢のイメージを額に入れたように仕上げた作画と終わり方があったり…、読んだ後から、作家たちの料理の仕方が楽しめます。

「ステテコの語源」 サヌキナオヤ
「ミツバチのささやき」 横山雄
「へんなやつとあそぶ」 カヤヒロヤ
「2029年の冬休み」 mississippi
「さわがしい星の夜は永遠に」 山口洋佑
「木暮さん」 網代幸介
「町工場受難」 ネルノダイスキ
「もっとまっとうなアイスを求めて」 いづのかじ
「カリメロと僕」 タダジュン
夢の出典ー蛙月庵「夢の覚書」より

A5判94pages 表紙イラスト mississippi

これまでのPOPOCOMIもオンラインショップでお取り扱いしております>>>>こちら

『番外地劇画 凡天太郎の魅力』

「番外地劇画 凡天太郎の魅力」(凡天劇画会)¥1500+税

黄金バットの作者として知られる紙芝居界の首領・加太こうじをして「紙芝居出身で成功した劇画家は水木しげる、白土三平、小島剛夕、そして凡天太郎」とまで言われた謎の作家・凡天太郎。

役者、演歌歌手、刺青師、テキヤ、右翼団体顧問…さまざまな経歴を持つ異色の劇画家の実像に迫る一冊。500点を超える図版、リスト、劇画作品も収録。劇画作品100ページ、全マンガ作品リスト20ページを含みます。

凡天太郎に興味がなくとも、マンガ史に興味のある人なら楽しめる内容で、特に紙芝居~赤本マンガ~単行本~月刊誌~短編誌~劇画誌への流れを凡天太郎の活動とあわせて追うことができます。

A5判300pages 凡天劇画会
表紙画をカラーで収録したペーパーの付録が入っています