逆柱いみり『逆柱いみり活版豆画集』(トランスポップ)¥1111+税
京都トランスポップギャラリーで活版印刷によって作られた豆本画集。
12作品を収録。
ケン・ニイムラ「決して開けてはいけません」 ¥1389+税
誰もが知っている、浦島太郎の物語。
亀を助けた太郎に、乙姫様はなぜ残酷な玉手箱を持たせたのかーーー。
そんな疑問から、もし太郎が乙姫様に再び会う事があったら…、いやいや、そもそも太郎が竜宮城へ行かなかったら…などアーティストの空想と昔話をあわせて作り上げた、新しい浦島の物語。
ファンタジックな海の世界と一漁師のささやかな日常と太郎×乙姫様の因縁譚のハーモニーが赤を効果的に使った2色刷りで描かれています。
W0B0R0 07号 特集 台所サイエンス ¥500+税
日常の中のちょっと特別なものが特集されるW0B0R0。
地方銘菓、盆踊、鯨、愛車、漬物、お墓に続く7号は『台所サイエンス』 。
塩漬け、発酵などで食品を変身させて保存したり、実や根っこの一部から野菜を再生させたり…台所はさながら家の中の理科室。
時間をかけて、梅干しを漬けて変化を記録したり、パクチーやニンニクが新しい芽をつけるのを観察したり、同じ野菜も切り方と加工で幾通りの食べ物に変わる様子を追ったり。
実は、台所での結晶制作や発酵食品など、色々なアイデアにトライしたけど、紹介できる納得ゆくレベルの成果に達しなかったり、理屈通りにできなかったりでボツになった企画もあったそう。それも含めて壮大で楽しい企画。
特集「台所サイエンス」
◯2017年の梅タモルフォーゼ 梅が梅干しに変化する過程
◯捨てなかった野菜 新しい使い途
◯ポテトナデシコ七変化 じゃがいも調理法
◯台所サイエンスを感じる本
連載「世界は拾い」*渡邉佳純
連載イラスト迷図*W・C・ニコリ
新連載 福永信の送信日記*福永信
連載「ツタヤ100円映画評ーウルフ・オブ・ウォールストリート」*鈴木収春
連載「泣いて 笑って 怒って 食べる」 *渡邉佳純
連載 漫画ライター門倉紫麻の人生案内「しま姉に訊け!」 *門倉紫麻
連載「名前を付けて保存する」*中村さやか
連載「死んでから読め!」高畑勲*ブルボン小林
tan-ken! hack-ken! ぼくのまち 東京都台東区根岸
「20人前クッキング」クリームポテト
「はみだし有とぴあ」 *長嶋有
様々な発酵食品の作り方とともに、DIYやエコロジーに触れることができる『サンダー・キャッツの発酵教室』もあります。
椋橋彩香「愛すべきタイの骸骨たち」¥2500+税
タイの寺院には、仏教の教えをヴィジュアル化したテーマパークのような地獄空間をもつ、いわゆる地獄寺があります。
獄卒、罪人、餓鬼、骸骨、オバケなど、キッチュなコンクリート像たちがグロテスクでいて、どこかユーモラスに地獄空間に登場します。
タイ全土の地獄寺を巡った著者が、その中から印象的な骸骨ばかりを集めたオールカラーの写真集です。
造形や置かれ方、経年変化がもたらす妙味などで、理屈抜きに面白い、愛すべき骸骨たちにーー死に際の骸骨、宅飲みする骸骨、生まれる骸骨、行き倒れた骸骨、粘り気のある骸骨、くつろぐ骸骨ーーなどの絶妙なタイトルと一言コメントをつけてお届けします。
HANAWA Masayoshi 塙将良 「MONSTERS 6」¥926+税
美容師から、独学でアーティストになった異色の経歴の持ち主、塙将良が描いたモンシターたちのイラストを自ら印刷、手製本したジン。
ネル生地を張った自作キャンバスにペイントしたり、クレイでフィギュアを作ってペイントしたり、素材や方法もユニークな
塙将良のモンスターたちは、一見、アウトサイダーアートっぽいけどユーモラスでフォークロアテイストを持ち合わ見ればみるほど味わい深い。
藤井しんによる各モンスターの解説がついています。
オリジナルは薄いネル布地にペンで描かれており、その組み合わせから生まれるタッチが再現されていて味わい深いです。