ミニコミ」カテゴリーアーカイブ

わだちず「踊り方がわからない」

わだちず「踊り方がわからない」 ¥909+tax

「わらしのはなし」(青林工藝舎)のわだちずが、これまでにSNSに発表したマンガをまとめた短編集『踊り方がわからない』。

細密な描きこみと薄墨のグラデーションの美しいイラストをところどころにおきつつ、肩の力が抜けるような4コマや1ページ漫画や、夢のような風景やお話が詰まっています。

表紙はトレペのカバーがかかっていて幽体離脱イメージがオーバーラップしているかんじ。

A5判80pages

トキワセイイチ「アマビエが来る」

トキワセイイチ「アマビエが来る」 ¥800+tax

新型コロナが流行した春にトキワセイイチがSNSに発表した、疫病を退散させると言い伝えられるアマビエやヨゲンノトリ、アマビコが現在の日本に出現する短編漫画を自身で出版したもの。

地方の海辺をほっつき歩く、建築関係の仕事をするおっさんの前に現れたアマビエ。
例の「これから6年間豊作が続くが疫病も流行る。私の姿を書き写し人々に見せよ」と告げるが、スマホ撮影ですまそうとするおっさんとの間には時代のが….
苦心の末に、アマビエの姿を写しとるも、SNSに無縁のおっさんはどう拡散したらいいものやら….

現在に甦る言い伝えをトキワセイイチがユーモラスに漫画にしました。
妖怪たちに手をやくおっさんは、「キツネとタヌキといいなずけ」でキツネとタヌキの面倒を見てしまう田中青年にも重なります。

A5判54pages

もぐこん テン年代作品集「気配」

もぐこん テン年代作品集「気配」¥1200+tax

もぐこんがテン年代に発表した漫画の中から自選した7本を収録。

空き家で、手足を縛られ目隠しのうえ監禁された少女が、近くに何者かの気配を感じながら、湧き出る怒り、懇願、諦めなどの感情を描いた「気配」

授業中も天井に正座している重力フリーの転校生・佐々木さんは、油断すると、風船のように宙高く舞い上がってしまう。お守り兼重しが必要で、隣席になったばかりに、その役割を担うことになった僕と佐々木さんの奇妙なコンビを描いた「佐々木スカイウォーカー」など。

収録作品–
「気配」(15)「ムーンサルトキッス」(15)「佐々木スカイウォーカー」(15)
「修学旅行」(16)「Q」(15)「最後の交信」(10)「なつの小さんかっけい」(13)

A5判160pages

すみだのzine SHOE MEAN DUCK 準備号

すみだのzine SHOE MEAN DUCK 準備号 ¥1000+tax

東京はすみだエリアの魅力を伝える袋とじzine シューミーンダック。

スカイツリーもあるけど、国技館や相撲部屋がある両国、花街・向島、エスニックでエキサイティングな錦糸町などがある、すみだ(墨田/隅田)。

準備号では、錦糸町住民の西村健さんの一日に密着し、マトリや警察にかかわる事件に巻き込まれた身の上話を聞き取ります。

ほかには、昔ながらの喫茶店や写真屋さんを取材。
ご年配のご主人の手書きメニューがびっちり貼られた壁、あるいは写真屋のご夫婦が日本中を旅して撮った城の写真を貼った手作り全国マップなど、デジタル世界がすくいとれない、すみだの人々の営みにスポットをあてます。

袋とじ形式で、次号からまた形を変えて発行するそう。
準備号は、レコジャケ風の袋とじのミシン目から表紙を開き、内側に畳むとA5くらいのコンパクトなzineになります。表紙タイトルはシルクスクリーンで綴じ糸の色もそれぞれ異なります。

開封前の大きさは25.7×25.7cm

年刊誌 怪奇 第5号 2020

年刊誌 怪奇 第5号 2020 ¥727+tax

北海道在住の漫画家たちの作品で構成した怪奇ホラー系年刊漫画誌第5号。
プロ、セミプロ中心の執筆陣ですが、ふだんはホラー系漫画を描かない作家もいつもと一味違った作品を描いています。
しかし、次号から、北海道のみならず「世界の怪奇作家が集う忌憚のない短篇集」にスケールアップの予告が!

●参加作家
工藤正樹「森のグルメ」
中山昌亮「後遺症ラジオ」
根本尚「秘密の写真」
なで拓瀬「見ルナ2」
罪さそり「ミュータントミュウミュウ」
鈴木翁二「芸術・芸術性についての私見」
田島ハル「句集 鬼灯」
白樫弘「鏡地獄ヂゴク」
土田拓摩「エクスヴァジャナズ」
SF007「THE たこ焼き」
たか「殺戮サロンにて」
八重永アサギ「肉体泥棒」
恵助「犬送り」
ReguRegu「離影譚」
水中蝶生「願い」
真津田栄「食らえ!真津田栄の怪奇的地獄映画」

(表紙)飴屋晶貴
(表紙裏)中井結

A5判156pages