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真珠子さん個展 「おねえさんはリボン狂」

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真珠子さんの個展「おねえさんはリボン狂」が先週末から、柳橋パラボリカ・ビスで始まっています。ワークショップやライブなどイベントも盛りだくさん。
「イラストレーション界、アニメーション界、現代美術界、
アンダーグラウンド界、サブカルチャー界、ガールズポップ界、
すべての世界にリンクしている「わたし界」のお姫様で———す」という真珠子さんの“わたしパワー”“お姫様パワー”が全開の危ないかわいさにあふれた展覧会です。

この展覧会のパンフレットに私も少し真珠子さんへの言葉を書きました。(100字ちょっとくらい)

またタコシェのオンラインショップでも真珠子さんグッズをお取り扱いします。

中野シズカさん 半日店長 ご報告

7月25日(日)の中野シズカさんの半日店長イベント、無事終了しました。ご来場ありがとうございました。

読者の皆さんは、トーンを駆使した中野さんの作画は御存知ですが、実際の原画をご覧になって、改めてその気の遠くなるような作業を想像して「作品を作るのにどれくらい時間がかかるんですか!?」と訊かれる方がちらほら。(この方法をはじめた当初は一日1コマだったりしたそうですが、今は一日1ページくらいできるようになりました、とのこと)

また、来店中限定のメルシーカードをご用意していただきました。本屋さんでのお店番の絵柄で、お店の壁にかかっている額縁の中が空白になっていて、その場でご用意いただいていたスクリトーンを貼りつけたうえにお客さまのお名前やサインを入れて、お渡ししました! 中野店長のカードを逃してしまった方、カラートーンで色づけされた原画が、今回の『星匠』の原画などとあわせて、8/5まで展示してありますので、そちらでチェックしてみてくださいね。既刊本にもサインを入れていただきましたので、そちらもお早めに!

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トーンを貼る、中野シズカ店長。

秋吉巒・悦楽郷の幻影展

神楽坂の風俗資料館と青木画廊にて秋吉巒の展覧会が行なわれます。会員制図書館でふだんは一般公開されていない資料館ですが、会期中の一週間は会員外の人も展示を見ることができるので、お見逃しなく。


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秋吉巒・悦楽郷の幻影展

〜知られざる秋吉巒の世界〜

風俗資料館

2010年7月30日(金)-8月4日(水) (会期中は日曜日も開館)

10:00-18:00(水・金は21:00迄)

秋吉家から寄贈された五百点ちかい膨大な原画を所蔵する風俗資料館が、『秋吉巒・四条綾 エロスと幻想のユートピア~風俗資料館秘蔵画選集1』(アトリエサード)の発売にあわせ、これまで未公開だった秋吉巒の原画を館内にて展示。

「裏窓」や「サスペンスマガジン」その他、古い昭和のSM雑誌をはじめとした様々な風俗雑誌のために描かれた作品は、秋吉巒自らの内に蠢く不条理な衝動や、この世ならぬ美への耽溺そのものを表現し、いまなお私たちを不思議な恍惚へと誘います。アブノーマル世界にひそむ混沌とした空想・妄想・幻想のユートピア……約三年ぶりになる会員以外の方にもご鑑賞いただける今回の展示では、見る者の感性の奥底を刺激し豊かなイマジネーションをかきたてる作品群が館内を埋め尽くします。

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原画のほかに、表紙を描いた様々な雑誌を展示。(ただし、数が多いので収蔵品のすべてではないそう)手にとって見ることができる本もあるそうです。

詳しくは、風俗資料館のサイトを

(今回、風俗資料館さんより画像をおかりして、同サイトとは別の画像をアップしてみました。まだまだ展示の一部ですので実際の展示をおたのしみに)

タコシェでも、秋吉巒・四条綾「エロスの幻想とユートピア」、および「幻想画家 秋吉巒の世界」をお取り扱いしております。

のすふぇらとぅ監督「海からの使者」

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タコシェでもお取り扱いしているコミックマヴォで次回、特集が予定されているのすふぇらとぅ監督の大作「海からの使者」が間もなく、公開、DVD化されます。公式サイトはこちらです。

やっとADSL回線が一般的なものになりはじめた2000年。今から見れば機器も環境も貧弱だった当時のインターネットでは、youtubeのようなサイトもなく、動画を見ることがほぼできなった。そのような環境の中で、1時間に数万アクセスを叩き出しサーバを次々とダウンさせまくる驚異のパラパラマンガサイトが生まれた。のすふぇらとぅ運営の活動漫画館である。
http://homepage.mac.com/nosferatu.non/

2000年2月、簡単なショートアニメ(GIFアニメーション)をインターネットで発表して以来、10年の間に40作を越える短編アニメを作り続けているのすふぇらとぅ。第一作制作時には主人公に名前すらなかったが、すべてはのんちゃんというキャラクターが活躍するエピソードで貫かれている。のすふぇらとぅが作る作品は、ストーリーがいくつも枝分かれしているが、10年という時間をかけて、折々の時事や作者の心情、ファンの反響が作品にフィードバックして徐々に登場人物を育てる、実にユニークな作品群である。

10年をかけて育ったアニメーション『海からの使者』。

前作から実に6年を経て、発表ギリギリまで細かな修正が加えられたこの作品、プロアニメ作家から驚嘆と賞賛が寄せられるクオリティでついに完成した!のんちゃんは、登場人物たちはどのような表情を見せてくれるのか?

あすなひろし原画展 ~孤高の天才抒情派マンガ家 初の原画展 200点一挙公開!

あすなひろしさんの原画展が明日からYasuda Art Link Tokyoにて開催されます。期間中トークイベントもあるようです。

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あすなひろし原画展
~孤高の天才抒情派マンガ家 初の原画展 200点一挙公開!

2010年6月30日(水)~7月14日(水)11:00~19:00
※会期中は無休で営業。入場料金:700円

惜しくも2001年に亡くなった後も根強いファンに支えられ続けている天才抒情派漫画家『あすなひろし』
初の原画展が、今回開催される「あすなひろし原画展」です。
従来、あすなひろしは寡作というイメージがありましたが、実際には生涯で発表した作品数は
400作超、約1万ページという膨大なものです。
彼を知る漫画家や出版社、編集者、そして熱烈なファンの方々の協力によって明らかになりつつある
あすなひろしの仕事を
●少女漫画群(前期/後期)
●少年漫画群(前期/後期)
●青年漫画群(前期/後期/晩年期)
●名作漫画群
の4つのカテゴリーに分類し、公開することで、あすなひろしが日本マンガ界に残した功績の一端を
明らかにしようとする試みです。

2010年6月30日(水)~7月14日(水)
※会期中は無休で営業。
11:00~19:00
入場料金:700円

【あすなひろしプロフィール】
1941年東京生まれ。東宝映画宣伝部、商業デザインの会社を経て、1961年少女クラブ冬の号に「まぼろしの騎士」でデビュー。
以来少年誌、青年誌にも次々と作品を発表し、流麗な描線と時に叙情的、時にコミカルといった多彩な作風で読者を魅了。
「とうちゃんのかわいいおヨメさん」と「走れ!ポロ」で1972年第18回小学館漫画賞を受賞。2001年3月肺がんのため逝去(享年60)