アート」カテゴリーアーカイブ

俵谷哲典 Tetsunori Tawaraya「双眼鏡 BINOCULARS」

俵谷哲典 Tetsunori Tawaraya「双眼鏡 BINOCULARS」(COLOUR CODE)¥2500+税

カナダ・モントリオールのCOLOUR CODEから出版された、リソグラフジン。

MONITORやTELESCOPEに続く、蛍光カラーやパステルの多色刷りが鮮やかなシリーズ。

タイトルは透明な樹脂にプリントされいて、最初のページをめくると、入れ子のように、チケットのような横長の小さなページ、続いてB6くらいのページ、A5くらいのページ、正方形のページとページサイズが5段階に分かれているブックデザインが面白いです。

19cm×24cm 32pages リソ多色刷り

右側に5種類の異なる大きさのページが重なっています。

表紙は透明で、タイトルのみプリントされています。

アニメになって動きだすzine Alex Besikian「ZERO db」

Alex Besikian「ZERO db」¥1444+税

グラフィックなアートワークでzineを制作するフランス人アーティストAlex Besikianの新作、アニメになって動き出す小冊子!!

日本語のタイポグラフィや懐かしいデザインの一部を切り取り、その形の特徴や印象だけを取り出し組み立てるALEXがさらに、“部分”をカラーで表現。

ARTIVIVEという無料アプリをタブレットやスマホにインストールして、ページにかざすと、それぞれの作品がアニメになって動きだします! ジンとスマホのこんな組み合わせ、楽しい!!

18.4×13.4cm 16pages カードつき


宇野亞喜良「恋の迷宮」

宇野亞喜良「恋の迷宮」(888ブックス)¥1800+税

サンリオが山梨シルクセンターとして、詩画集を出版していた1960 年代~70 年代。
本体10.5 ×8cm の手のひらにすっぽり入るハードカバーの本が函入りで「ヤマナシ・ミニブック・シリーズ」として刊行されていました。この度、その中から宇野亞喜良が手がけた1968年刊の『恋の迷宮』を888ブックスが復刻。

本書は絵だけでなく、詩も宇野によるもので、宇野ならではの言葉のセンスで綴られた詩に、60年代の鮮烈なイラストレーションが添えられています。

小さい本ゆえ、当時の製本も大変だったと推測されますが、復刻に関しても、製本所を探すことが困難で通常の製本機械では対応できず、結果、製本、函の制作、シール貼はすべて手作業。その点でも珍しい本になっています。

収録詩
「月は泣いた」「けしは立ったままで死んだ」「火曜日の朝の事件」「そのとき空は」「くず屋さん」「マッカナバラガ」「ナイト・マスク」「白い猫が空を歩く」「歌う少女」「世界でいちばん」「ゆれる老婆のロバの背中で」「お月さまとキャンデー」「あのこに会いたい」「さよなら」

縦105mm 横80mm 32pages 函入り

実物よりひとまわり〜ふたまわり小さめ。かわいいでしょ!

初回入荷分サイン入り。ーー終了しました。その後のサイン本については、オンラインンショップで随時ご確認ください。

塙将良 HANAWA Masayoshi 「MONSTERS」シルクスクリーン本+お手製ZINE

塙将良「MONSTERS』(Le dernier cri)¥2500+税

塙将良が、何年にもわたって、薄いネル状の布地にペンで描くMONSTERSシリーズ。
土偶など古代の偶像風があったり、奇建築物風があったり、UMA風があったり、一見アウトサイダーアートのようにみえる緻密に描き込まれた不思議モンスターたちは圧巻です。
布の効果もあって、ペンによる描線が部分的に筆で描いたように見えて独特なタッチが味わい深いです。

作品がたまると、お手製コピージンにして発表してきましたが、モノクロのこのモンスターたちをセリグラフ(シルクスクリーン)によるエッジなアートブックを発行するフランスのLe Dernier Criが、2色刷りですべてスルクスクリーンによる印刷の本に仕上げました!
アートディレクター、パキート・ボリノは表紙を黒地にするなど、オリジナルのジンと同じように1ページに1体のモンスターを配置しながら色使いと印刷によって、別の切り口で力強く打ち出しました。

表紙裏には、藤井しんによるモンスターたちのひとこと解説がついています。
(なぜか反転バージョンです)

17cm×24cm 52pages150部限定

表紙の一部。近くでみるとこのとおり。モザイクのような幾何学模様の部分があったり、カオスな部分があったり!

——–

HANAWA Masayoshi 塙将良「MONSTERS 5」¥926+税

美容師から、アーティストになった異色の経歴の持ち主、塙将良が描いたモンシターたちのイラストを自ら印刷、手製本したジン。

ネル生地を張った自作キャンバスにペイントしたり、クレイでフィギュアを作ってペイントしたり、素材や方法もユニークな塙将良のモンスターたちは、一見、アウトサイダーアートっぽいけど、ユーモラスでフォークロアテイストを持ち合わ見ればみるほど味わい深い。
藤井しんによる各モンスターの解説がついています。

オリジナルは薄いネル布地にペンで描かれており、その組み合わせから生まれるタッチも味わい深いです。

A5判32pages(表紙含む)袋とじ

布に描いているタッチが伝わるでしょうか? 

ブリュッセルの出版ユニットANIMAL PRESSより Baptiste Virot「DELIRIUM」

Baptiste Virot「DELIRIUM」(ANIMALPRESS)¥4352+税

ブリュッセルを拠点に活動するフランス人アーティスト、バプティスト・ヴィロの、セリフのない短編コミック集。形や動きでカラフルかつコミカルに描かれた作品は、見返しに「DON’T READ TOO FAST」と書かれているように、ディテールや鮮やかな色味をゆっくり眺めながら楽しみたい!

イラストやコミックを発表する一方で、韓国人アーティストJinHee HanとともにAnimal Pressを運営し、リソグラフやシルクスクリーンを使ったアートブックやグラフィックジンを発表しています。

本作も自身のAnimal Pressよりリソグラフ印刷により制作されました。

19.7cm×27.1cm 100pages 500部限定