アート」カテゴリーアーカイブ

2010年 山口マオ カレンダー

 毎年、ご好評の山口マオさんのカレンダーが入荷しました。シンプルなフォーマットが定着して、楽しさと使いやすさを備えたおすすめカレンダーです。

2010kabe

2010年 壁掛けカレンダー ¥1260

 壁掛け式で、マオ猫、ワニワニなどおなじみのキャラクターが登場し、毎月を楽しく演出してくれます!
 カレンダー部分は、祝日や六曜、前後の月のカレンダーが印刷されていて便利。メモを書き込む余白も十分あり、実用的にできています。
 イラストは版画とペインティングやデッサンを組み合わせたもので、質感の取り合わせを楽しめます。
A5判変型中綴じ28P

2010kabe inside

 

 そして、もうひとつ。電話の近くや机に置いて重宝するコレ!

2010takujou0

2010年 卓上カレンダー ¥609

 牛乳パックの再生紙を使用したフレームに、毎月一枚のカレンダーが入った、定番のエコカレンダー。
 小さいながらも、祝日や六曜が印刷されていて、前後の月のカレンダーも見ることができます。さらにメモも記入できる余白があって、とても実用的。
125mm×160mm 2色印刷、13枚入。

2010takujoui

 

2010takujoub

太田螢一 Tシャツがオンラインショップで選べます

3457884_o1

 

太田螢一画伯が、Tシャツ用に、イラストを描き、自らセレクトしたシャツに手ずからシルクスクリーン印刷した、貴重なお手製Tシャツを、オンラインショップにアップしました。全品に、お手製の「太田被服」タグとさげ札(手刷り)がついています。お値段は2000円代〜3000円代までで、とってもリーズナブル。Tシャツの画像をクリックすると、一覧が表示されます。

 これまで、シャツの色やサイズがまちまちで通販が難しかったのですが、個々にサイズを表示して紹介してますので、お手持ちのお気に入りシャツがあれば、着丈や身幅をはかって目安にするとよいでしょう。

参考までに、anvilのTシャツのサイズを出しておきます。アメリカ製なので国内サイズよりちょっと大きめです。

XS    着丈61cm 身幅43cm

S       着丈67cm 身幅46cm

M     着丈70cm 身幅52cm

L     着丈78cm 身幅53cm

 店頭でもお求めになれます。一点しかないものが殆どですので、売切れの場合はご容赦ください。

orange trainによる本秀康ソフビ「内山田くん&トリ号」

本秀康ソフビ「内山田くん&トリ号」  ¥5880

内山田くん&トリ号

 本秀康さんの短編漫画作品集「アーノルド」(河出書房出版)より主人公の内山田くんと彼の愛機トリ号がソフビ化されました。
 制作を担当したのはOrange Train。好きな作家さんの作品を自らの手でおもちゃにしたい!と玩具制作に携わる有志によって結成されたorange trainは、その名前が示す通り、メンバーがみなオレンジ車両の中央線沿線住民だったことによります。そして同じく、中野を舞台にした長編「ワイルドマウンテン」でも知られ、中央線に縁のある本秀康さんのキャラクター内山田くんとトリ号が、orange trainの第一弾として、本作品への思いや地元愛に玩具愛を詰め込み発表されました。
タコシェも中央線系のお店として、このソフビをお取り扱い中! 店頭に見本もご用意しております。
 高さはだいたい12センチです。

「電光ボーイ」展示に寄せる太田螢一さんの文章です

 昨日の予告とおり
 太田螢一さんが、代表作「電光ボーイ」に寄せる思いと、ともに歩んだ歴史を綴ってくださいましたのでご紹介します。(長文なので、少しこちらで改行をしています)
 
「電光ボーイ」1979年 F30号(910x725mm) キャンパスにアクリル絵具
(”BEAMER” 1979, F30, Acrylic on canvas, for the Exhibition of “PANORAMA HOUR” at Chiba City)
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
薔薇薫る五月の太田です。
 この度この作品がオーバーホール、美粧を終えフランスのお宅に貰われてゆくこととなり、折角なので旅立ってゆくまでのしばらくをタコシェさんの御厚意で店頭公開し、少しでも各位に観てもらおうということになりました。
 なぜこの作品だけを特別にといえば、この絵が私にとってとても重要な記念すべき作品だからです。
今から30年昔、1979年に描かれたこの絵は当時「パノラマ・アワー」なる千葉方面で私が主宰したグループの展覧会の為に制作されました。それまで描いていた作品をより自分そのものの形にしようと色々な自分の中の自分らしい傾向のエッセンスを核融合しつつ、描き方、考え方、在り方等の決定的な型をこの作品で結実させ、時代の中でのオリヂナリティの頂点を目指そうと悪戦苦闘。あげくの果てに奇跡的に出来上がったのがこの作品で以降の私の作品達の基本スタイルが産声を上げたのです。
 その時代、私や私の周りのカゲキスト達はあれこれとおもしろがってやっているうちいつの間にニューウェイヴの真っ只中に入り込んでどんどんと先鋭化しつつ発明や工夫を音楽や絵に具体化しようとしていました。私自身もそれ以前から傾倒していたレトロ趣味や持ち合わせたラヂカル気質(カタギ)や、あやしげでいやらしい生理的気分をニューウェイヴの力を借りつつ絵や作詞等に次々花開かせたのでした。この絵「電光ボーイ」は輝かしくも創意あふれたニューウェイヴ・エイヂの絵画部門を代表する一枚だと思っています。たぶんこの原画を公開するのは今回が最後となるのではと思われるので、どうぞニューウェイヴ・エイヂを懐かしむオリヂナル・ニューウェイヴ・マニアも、新鮮さを感ずるニュー・ニューウェイヴの友も、太田作品を愛する貴方も、太田本人を恋する君も、きっと御高覧あられますよう。そして「太田螢一」の完成の瞬間をぜひ目撃して欲しいのです。
 オーバーホール作業は30年が経ってるうえ長く暗いところで眠っていたお寝坊作品なのでさすがに状態はかなりイカレていて汚れ落としや付着したゴミを削ったり全面の加筆修正そしてバニッシュでコーティングと作品が大きい事もあり数ヶ月の時間を要しました。30年前の若き日の自分と語らい合いつつの共同作業でした。額装は絵の中のアール・デコ趣味を生かす為、階段型の額を捜しましたが現在はボリュームのある物の入手が難しかったので額縁屋さんに協力していただいて平角の木地の額四面をハメ殺し、ある程度の幅の段々額をこしらへ、古びた気分をアップさせる為、半光沢の飴色ニスを何度か布でこすってみました。
裏書きには絵との関係を何日も考えあぐねあぐね…劇場の案内係を描くという大変な妙案がポーンと閃いたのです。待った甲斐があったと嬉しくなってヘンな形で小躍りしました。懐中電灯で足許の暗闇を照らして人々を導く案内係。なんて素敵な象徴なのでしょう! 照明係の絵との関係も実に素晴らしい。大きくて手強いのをペイントマーカーでぐりぐり描き上げました。
 箱書きはニューウェイヴな文字をレタリングして、よーやく30年の月日を費やして完全な出来上がりとなり精一杯のきれいなおべべでもうじき異人さんの許へ行ってしまいますねえ。いつまでも可愛がってもらえますようにと私は願うのです。いつも作品を売却するときはなんともいえずさみしい気持ちになるけれど自分の所でわだかまっているよりは素敵に飾ってくれるおうちに行った方が彼らは、しあわせだし、そーでなければ絵が生きて活躍しているとはいえないわけです。作品を物品的に集めたり売り買いするアート・コレクターやギャラリーに売却するのは奴隷に売るよーなもの。養子として絵を購入して大切に飾って日々の暮らしの中に生かしてくれる所にこそ彼らは行くべきなのです。
 1979年「電光ボーイ」が照射した未来という舞台。そこで演じられるお芝居は、その後の現実にあった出来事とはまるで無縁の素晴らしく単純で無邪気な、ぐるぐるとめぐり繰りかえしの多いおぞましくも蠱惑的な未来です。そして、それはもちろんその後の私自身の作品達が今までもこれからもオープニングもエンディングも無いままに果てなく演じ現し続ける「魅力の発表会」なのだと理解していただきたい。
各位へ!
          2009年 5月 太田 螢一。
店頭の電光ボーイ
 お店の外から見られるようになっています。

四谷シモンさん イラスト 

四谷シモンさん イラスト 展示・販売
 人形制作の合間に、心の赴くままに描いた、少年や少女のイラスト。
人形を描いたものもあれば、パーツをデッサンしたような頭部や目にイラストなども。
身近に作家の手による作品を…ということで、小品を描いていただきました。