2003. Jan      トップへ

  by Ayumi NAKAYAMA



●03.01.29 努力の人
 別役実が、以前、雑誌でこんなことを書いていた。同時代で活躍する人をたとえば、モーツァルトとサリエリ、長島と王のように対比して挙げるとき、そこには天才と努力の人のような構図があり、えてして努力の人は天才にかなわないと結論されがちである。志ん生と文楽の場合もそうだが、実際に別役さんが生で見た二人の名人の時代はそうではなかった、と。別役さんが体験した志ん生と文楽の時代とは、努力の人・文楽師匠が天才・志ん生の域にせまり、おいつき、それを見事に凌駕した奇跡の逆転劇の時代だったのだと。
 その意味でいうなら、私にとって現在の努力の人は宮沢章夫さんだと思う。もちろん宮沢さんは才能の人でもある。しかし、常に新しい目標を設定し、ときには自分の得意手を封じたり自分の作ってきたものを壊しながら新しい表現を作ろうとする。その試行錯誤はときには、課題を残すときもあるし、十分に表現しきれないときもあると思う。でも、確実に毎回変わる意志を持ち続けて、これまでの実績に頼らずに、現在のありように誠実に表現をする努力の人は、実はとても少ないと思う、まして、それは長い期間続けられる人は希だ。
 その宮沢さんが久々にまた舞台を作った。これまでとは全く違う舞台を。意志を感じた。これまで以上に強い意志を。
 私はこの姿勢が好きで、作品を見続けている。同じ時代にその作品を見続けたり、変化を感じる刺激を得られるのはとても幸せなことだし、こういう作家は数少ない。

●03.01.27 家内制手工業
 夕方岸野雄一がやってきた。「このへんにCDケース売ってとこある?あと裁断機とかある?」と聞くので、裁断機はタコシェにある、ケースはドンキホーテにあるかも…と答えると、しばらく姿を消し、ドンキホーテの袋をさげて再登場。店のすみで、裁断機を使ってジャケットを裁ち落とし、ギラギラナイトのCDをケースに入れて、商品を完成させていた…。慣れない裁断機で裁ったジャケは微妙に波打ったりしていたが、岸野特製ということで…。試聴用の盤も預かり、きいてみたら、おかしい…。なんで、普通に音楽を聴いていて笑えるのか説明が難しいけど、顔をみただけでおかしい、声をきくだけで嬉しくなる、というのと同じように、聴くだけで愉快にさせられてしまう歌声と歌の内容ばかりなのであった。

●03.01.26 野鳥とつきあう
 この年になっても憧れの仕事はいくつかあって、将来の夢のひとつがおばあさん(80才くらい?)になったらシルバーレンジャーとして野鳥の案内のボランティアをしたいと思ってはいるのだが、鳥の勉強はちっとも進んでいない。
 それはともかく、定期購読をしている「野鳥」を読んでいたら、私の夢は儚い夢かもしれないと思うような記事が…。それは北海道の霧多布岬のあたりでエトピリカという水鳥のコロニー復活のために働いている国設鳥獣保護区管理員の片岡さんの寄稿であった。
 片岡さんは94年、たったひとつがいのエトピリカとときどき飛来する6羽の若鳥に希望を託して保護活動を開始。繁殖地の立ち入り禁止要請をしたり、近隣海域での刺し網漁の自粛要請や、エトピリカ目的の観光を制限してもらうなどする一方で、エトピリカが来やすいようにデコイ(木でできた鳥の模型)を海上や繁殖地に置き、鳥の声の録音テープを流して観察を行っている。しかし、96年には、それまでずっといたつがいも年をとり飛来しなくなり、99年にやっと新たなつがいが一組来るようになったものの、一度の平均観察数は2.6羽だという。
 望遠鏡をずっと覗いて、つがいとたまーに飛来するエトピリカを確認し、あとはデコイが海と海岸近くにいるだけ…。さびしい…、そしてあまりに厳しい保護活動。(96年から98年の3年はレギュラーのつがいもいない)そして片岡さんは「はっきり言って辛い」と語る。自然を大事にする仕事ってとてもたいへんそう…。

●03.01.25 風邪2
 喉の痛みはとれたが微熱が出て鼻水がとめどなく流れる中、石川次郎先生のDMを置きに原宿界隈を歩く。シーモアグラスで絵本を眺めてお茶を飲みDMを預けたり、ギャラリーに行ったり、最後にいつも私が安息の場としているOPA!ギャラリーに立ち寄ったが、いつもはとても優しい藤波さんがこの日は「インフルエンザではありませんか?」と心配しながらも、戸口の席をすすめ、ほとんど語りかけることがなかったような気がしないでもない。私が病原菌の塊のように見えたのであろうか。さみしく、鍋の材料を買いながら帰途につく。食べて寝て治すのだ。鼻風邪には保湿ティッシュがいい。

●03.01.23 風邪
 天気予報も寒いといい、みんなも寒いと言うので、その通りだと思っていたのだが、家に帰って着替えてみて、単純に下着のシャツを着忘れていたので寒かったと気づいたときには、すでに喉が痛かった。

●03.01.20 
 目当ての古本屋が定休日でもないのに昼過ぎになっても開店せず、しばらく待つべく、近所のホテルのティラウンジに入り時間をつぶすことにした。学生時代には時々足を運んだその場所に久しぶりに行って、本も読まずにただぼんやりするため、一面のガラス張りの向こうに広がる庭に目をやる。桜、桜、桜、白樺、白樺…と植わっている木を順々に眺めているうちに、自然界では考えられないような、すごい人工的な植生であることに気づく。寒暖、南北東西、高低、など関係なく庭という限られた空間に集約された様々な木々。その情報量に驚き、緑のある落ち着いた景色どころか、本を読むよりも刺激的、くらくらする不思議な気分だった。その意味で都心には庭はあっても自然は殆どありません。明治神宮も新宿御苑も全部庭。

●03.01.18 墨東ラーメン
 タコシェに納品していただいたミニコミで墨東地区の取材拒否の名店が、お店の意志を尊重し、住所を伏せた形で紹介されていたので、私は納品者の方に「どこにあるか知りたい!」と尋ねたところ、ヒントをいただき、場所が特定できたので、さっそく、この店の近所に住む、下町仲間の岸野雄一と出かけたのであった。
 下町の商店は夜や日曜・祭日は閉店してしまうところも多い。夜8時すぎ、あたりは明かりも少なく近所の店はしまっていたが、そこだけは外に行列ができていた。我々も列に加わるとすぐ後ろにヤンキーの集団が並んだ。ヤンキーの中には所持金が70円しかないと騒ぎ、卵だけでも食えないのかとか餃子1個だけを注文できないかなどと言い出すものもいたが、そこは頑固オヤジの店なので、ラーメンとチャーシューメンしかないのである。店内に入ると、ダイアナ・ロスのBGMの中、オヤジは厳しい表情でラーメンの湯切りをし、客は黙々とラーメンを啜り、緊張感が漂う。外では異常にうるさかったヤンキーたちも中では一言も喋らない。
 私たちは、出されたチャーシューメンを啜る。チャーシューの厚さは1.5センチくらい。バラ肉のように脂がのっていて、それが4枚のっていたろうか。全部食べた私は肉と脂でお腹も胸もいっぱい…。
(さらにラーメン屋の向かいにはまた、安肉のいい部分だけを箱根の木工のように継ぎ合わせたモザイクステーキを出す店もある)
 その後、水戸街道沿いの不思議な喫茶店に入り、オカマチックなマスターに出迎えられ「メニューをください」と頼むと「うちはメニューらしいメニューって珈琲くらいしかないの」と言われ、選択の余地なく珈琲を注文。
 いい材料に手を掛け美しく見せてしかるべき値段をつける旨い店とは全く違う文法が成立する下町グルメな店たち。ラーメン屋さんを紹介していたミニコミには墨東地区が私娼窟跡や労務者街など東京のダークサイドを抱えていると紹介もされていたけど、東東京に暮らす者にとってはダークでも何でもないあたりまえの景色。

●03.01.16 石川次郎先生新作を持ってみえる
 石川次郎先生が来週からの展示のために作品を持っていらしてくださった。当初はこれまで描いた作品の中から選んで展示を、と考えていたのだが、次郎先生が描きおろしも半分加えたいということで、新作を急ピッチで描かれたのであった。次郎先生の絵はCGのようだけど細密な手描きで、眺めているだけで気が遠くなるようなものもある。だからといって細かさとか精巧さがすごいというのではなく、言葉にならなかったり未整理な頭の中の模様がすごく正直にサイケデリックに描写されているかのような生々しさが緻密の中に描かれている部分がすごいのだ。といっても難しいかもしれない。とにかく見てほしい、キュートでサイケな次郎ワールド。

●03.01.15 おとうさん
 店が終わってから、納品者の方に、清算や追加のお願いで電話をかけると、ご本人は不在で、お父さんが電話に出られた。最初はわが子の友だちからの電話かと思われたお父さんだったが、事情を話し「申し訳ありませんが、ご伝言をお願いできますでしょうか?」と言うと、「今、お酒飲んじゃって、ちゃんと聞けるかどうかわからないけど、ゆっくり話して」とおっしゃる。「まず売り上げのお支払いをしたい」と言うと、お父さんはびっくりして「○○(子供の名前)がお金を払わないといけないんですか!」と心配なさったが、「逆です。こちらがお預かりしている売り上げを○○さんにお支払いしたいんです」と説明すると「ありがとうねー」。さらに「もしできたら追加でまた品物を納品してほしいんです」と言うと「あ、そう。ありがとうね」に続いて「これからも○○のことを盛り上げてやってちょうだいねー!!」
かわいいほろ酔いのおとうさんであった。

●03.01.14 自立日記のことなど
 イベントのことばかりに触れていたが、辛酸なめ子さんの「自立日記」は、ミレニアム前後、第二の末法期に出現した、正統日記文学だと思う。ノストラダムスの大予言をクリアしたものの不景気やら地球の環境問題でどこか暗い世界でサイキックなパワやスピードとかブリトニーといったアイドルのパワーに浴しながら、街の流行現象や話題の場所の情報をキャッチして訪ね歩き、こころにうかぶよしなしごとを書きつける、何か平安以来の正統な日記文学の系譜です。ゲーム作家の米光一成さんはご自身のホームページの中で、彼女は2006年に芥川賞をとる、と大胆予想をしているけど、この予想はあたるかも。
 一方、「サイゾー」に連載しているアイドル考は、ナンシー関さんに劣らぬ鋭い洞察力が発揮されていて、また違った辛酸先生の味が出ているような。いずれにしろ、マンガだけでなく文章での活動もますます期待したい辛酸先生です。

●03.01.13 辛酸なめ子さん半日店長
 辛酸なめ子さんを迎えてのイベント。その内容はイベントのコーナーに詳細を報告するとして、昨日作ったおみくじは、思いのほか凶率が高かったかもしれない! よい占いをひいた人は「吉でした!」などと喜んでくれたが、無言の方が何名か…。おみくじは何パターンもあって、吉も大中小のほかに準吉なんていうのもあるし、凶も小凶、中凶、凶と種類があったのだ。種類が多いだけ、一般のおみくじより、凶が多くなってしまったかもしれない。刷るときに、吉の方を多めにしたつもりだったが…、出てしまったか、凶。辛酸先生と少し反省する。
 おみくじには、占いのほかに、現在の辛酸先生の連載仕事の一覧が出ていて、吉凶のほか、仕事に幸運をもたらす人や職業(汁男優とか)が出ていたり、参考になる辛酸先生の文献が指定され、当日の会場にはそれが出ている掲載誌も並べられ、自由にご覧いただく趣向であった。しかし、先生がお客様と交流するテーブルに置いておいたためか遠慮してご覧にならない方が多かったような。あるいは占いの喜びやショックから見ることを忘れてしまったのかもしれない。今度から配置に気をつけます。
 掲載誌の展示は終わりますが、おみくじは自立日記をお求めの方に、在庫がある間は付録としてお渡ししますので、マニアックに作品を読んでみたい方はぜひぜひおみくじをご参考になさってください。

●03.01.12 おみくじを思う
 1月9、10日は殆ど寝ずに夜中も打ち合わせなどしていたために記憶がないような…。11日〜12日にかけたくさん眠ったあとは、13日のためのおみくじ作り。コンテンツはすで作成済みなので、刷って切って折り畳むだけ。刷って切るのはすぐにできたけど、折り畳むのは思ったよりも時間がかかる。本当のおみくじはどうやって作られているのだろう? おみくじ折りたたみ機とかあるのかな? おみくじ業者って、日本に何社くらいあるのだろう? 自宅で、テレビを脇見しながら、内職作業。

●03.01.09 印刷機設置に難問が!
 印刷機を設置するために、地下の倉庫を片づけ。しかし! 倉庫とは名ばかりの天井も低い単なるトランクルームは照明はつくけれど、どうやらコンセントというものがないらしい。とすると、印刷機を設置しても電気がなければ動かせないという問題が。うーん。また別の場所を整理して、印刷機を設置しなおすか??  倉庫を片づけていて出てきた、以前使っていた空気清浄機や加湿器は欲しいお客様に持ってってもらうことにする。
 「書評のメルマガ」(ここから登録もできます)が毎年・年頭に行っている「この版元がエライ」というアンケートに締め切りをすぎて答え、その日のうちに他の出版・書店関係の方々の回答と一緒に配信されてきたが、晶文社、国書刊行会、月曜社などが複数の人から挙げられていた。私は、クラフト=エヴィング『變態性慾ノ心理』や新たなる書評を開拓した麻野一哉・飯田和敏・米光一成『ベストセラー本ゲーム化会議』の単行本化、そして『図説死刑全書 完全版』まで出した原書房をあげた。さらに、「ことし読む本いち押しガイド2003」(メタローグ)などもタコシェにございますので、年始めの読書の参考にしていただければ幸いです。

●03.01.08 サーバー引っ越し
 急ではあるが、ホームページの引っ越し。これまでサーバーを貸していただき御世話になったポット出版に手伝ってもらって作業を行う。皆さんちゃんと見えてますか?? これでわかりやすいtacoche.comになりました。
 昨日は辛酸なめ子先生にいらしていただき、イベントの際のおみくじ作りのために、掲載誌をリストアップしたり。現在の仕事をいろいろご紹介しますので楽しみに。
 今日は、加藤賢崇さんがみえて、自主制作のいぬちゃんの本を納品。賢崇さんは、70年代からほのぼのいぬキャラクターいぬちゃんを考案し描きはじめ、最近では私財を投じて企画・制作・納品とほとんど一人でシーズンごとにいぬちゃんの品物を生み出している。最近では、着ぐるみまで作成しついにいぬちゃんと同化して町に出ることも…。(いぬちゃんらしさをリアルに再現するために顔だけでなくボディも完全に整形した特注品だそう。)いぬちゃん一筋、愛し、貢ぎ…。そんな活動をずっと見てきたので、たくさんの愛を注がれてきたいぬちゃんは幸福の結晶のような気さえする。もはや縁起もの。今後は毎月のようにたまったいぬちゃんマンガを自分で出版してゆくそうです。 

●03.01.04 仕事はじめ 今年もよろしく
 タコシェも今年で創業10年目。皆様のおかげで新しい年を迎えることができました。ありがとうございます。6月9日の10周年に向けていろいろと準備してゆきたいと思います。
 新年にまず嬉しいことは、タコシェに印刷機が来ること。なかなか買えずにいて、中古品などを探してみたこともあったけど、お譲りいただけることになり、これでお店でタコシェ通信を作って出せそうなのである。1月中に作ることができればいいな!
 それからホームページのアドレスがtacoche.comに変更になります。これも1月中に行う予定。お店の年賀状を作らずに皆さんに不義理をしてしまっておりますが、ドメインの変更などのお知らせも含めてご挨拶する予定です。変更後も急にアクセスできなくなってしまうことのないよう、今のアドレスにお知らせを長く残しておくつもりですのでご心配なく。
 朝、駅で辛酸なめ子さんの本を読んでいる女性を見て、つい、店のチラシを渡して「来店イベントを行うのでよかった来てください」と挨拶してしまった。いらしてくれるかなぁ。気持ち悪かったかなぁ。

●03.01.03 お休みの間
 元旦以外はお店に出て作業をしたけれど、いっけん棚の並びは大きく変わらずに微妙に変わったかんじ。少し整理して余裕を作ったので、今後はそこに面だしを増やしてゆく予定。内容にあわせて棚も少しずつ変えてゆくつもり。 
 休み中でも店にいると、お客さんがいらして、2日には、雑誌「大阪人」の編集の方がご挨拶に来てくださった。大阪人は大阪府の財団が作っている月刊誌。特集が毎回違っていて、鍋料理やバーや立ち飲み、たこやきなんていうものから、古本案内や町案内、万博、大阪の前衛写真集団丹平、モダーン建築、といったアートや学術的なことまでフォローしている。情報誌やタウン誌とも違うしかといって小難しい専門誌でもない。大阪の歴史とそこに集まった様々な知恵を、いろいろな形で取り出してみせてくれる雑誌だから、米朝も出てくれば吉本の芸人も出てくるし、アンダーグラウンドで活動するアーティストも出てくる。そのときどきにふさわしい人が登場するのだ。
 前号の立ち飲みも、東京の感覚からいうと、立ち飲み=肉体労働者風のおやじがたむろするバイオレントな飲み屋というイメージが強くきつい特集に思えてしまうかもしれないが、大阪の立ち飲みはパブ的な要素もあってカジュアルな飲み屋という側面もある。読んでみてイメージや考えを改めさせられることが多い。東京とは別の大切な町。

●03.01.02 今年の目標
 新年にあたり、今年、タコシェでやってみたいことを書いておこうと思う。
○まず、本を丁寧に紹介してゆっくり売ること。次々に出てくる新刊に押し出されるように少し前に出た本が平台から棚に移ってゆくけど、既刊のものでも本当によいもの、知ってもらいたいものは大事に紹介しつづけたい。
○作家さんやお客様にとって長く作用するイベントを考える。ただひとときの盛り上がりに終わらない、イベントがきっかけとなりもっと作家さんの作品に触れるチャンスになるイベントを作る。1月13日の辛酸なめ子先生のパートタイム店長も、サイン会とは違った趣向を考えていますので、どうぞお運びください。
○インディーズレーベルのCDの紹介に力を入れたい。
○タコシェ通信をふたたび!(店内で作る方向で準備中)
○ミニコミなどを置くだけの場所からもっと情報を交換できる場にしたい。
などなど。ちょっとずつだけど変わってゆきたいと思います。

●03.01.01 初仕入れ
 夕方、元旦から非常識かもしれないが、近所のCLOVERBOOKS・平林さん宅に「アートマニア」の追加を受け取りにうかがう。お年始タオル(これはたまたまクローバー模様なのを見つけたので会ったときに渡そうと思って買っておいた)や田舎からもらったお餅などを持って訪問。
 発行後、改めて アートマニアのことをいろいろ伺う。アートマニアは平林さんがひとりで仕切って作る美術系の雑誌である。しかし、お話を聞いてみると、体裁は雑誌だけど、雑誌と言ってしまうとニュアンスが伝わりきらないかもしれないような気がした。
 平林さんは宇田川新聞さんの特集を作ってみて、作家さんをフィーチュアして作品を十分に図版で紹介する小作品集的な作りをさらに強化したいが、気軽に手にとれる雑誌的な体裁をキープし続けたい、と語る。
 刊行ペースが決められている雑誌とは違って、しかるべきときに必要十分な時間をとり作る雑誌形態の本なので、アートマニアは雑誌というよりCLOVERBOOKSの出版部門ブランドみたいに思えばいいのかもしれない。そんな風に理解した。
 出版物をお取り扱いしていると、発行の遅れで、お問い合わせを受けることが少なからずある。出版物にはそれぞれの体裁、制作のペース、刊行ペースがあってよいと思う。そんな制作のスタンスや進行具合や刊行予定などをネットで説明するのはたんなる告知や宣伝以上に有意義に思える。発売までの期間を読者とたのしみにすごす方法にもなると思うのだ。








過去の日記
 2002年12月の日記
 2002年11月の日記
 2002年10月の日記
 2002年09月の日記
 2002年08月の日記
 2002年07月の日記
 2002年06月の日記
 2002年05月の日記
 2002年04月の日記
 2002年03月の日記
 2002年02月の日記
 2002年01月の日記
 2001年12月の日記
 2001年11月の日記
 2001年10月の日記
 2001年09月の日記
 2001年08月の日記
 2001年07月の日記
 2001年07月の日記
 2001年06月の日記
 2001年05月の日
 2001年04月の日記
 2001年03月の日記
 2001年02月の日記
 2001年01月の日記
 2000年12月の日記
 2000年11月の日記
 2000年9.10月の日記
 2000年8月の日記