Diary 2002.11  トップへ

by Ayumi NAKAYAMA



●02.11.30 アイデン&ティティ 
 これまで当たり前にあった本が、あるとき急に追加がきかなくなって品切とわかることがよくある。最近では、みうらじゅんさんの「アイデン&ティティ」がそうだった。
 「アイデン&ティティ」はバンドマンである主人公が表現と現実と恋の間で葛藤を繰り広げるなか、ときどきディラン(の幻影)が現れて主人公に語りかける。「愛しかない、それが世界を動かしている。それなしでは何もできない」「やれることだけやるさ、だからうまくいくんだよ」など。主人公はディランの言葉で表現に対するピュアな気持ちに目覚め、自分の道を貫ぬいてゆく…。
 みうらさんの本はたくさん出ているけれど、この「アイデン&ティティ」のシリーズがいちばん好きだ。見仏記やDTやスライドショーがマイブームの案内書的なものであるのに対して、「アイデン&ティティ」のシリーズは、長い間みうらさんを支配してきたマイブームであるディランと、バンドブームという時代背景、表現を志す主人公の葛藤などが描かれていて、ロックと哲学と青春とマイブームと時代とが全部、漫画の中でひとつになったアマルガムのようでいて大好きなのだ。
 本が品切になったというだけなのに、友達が遠くに引っ越してしまったような、楽しいひとときがおひらきになったような寂しさを感じてしまう。

●02.11.29 通販の送料について 
 現在、通販の料金の見直し&改訂の準備をしている最中。タコシェも通販を開始してだいぶ経ち、よく使われる大きさなどのデータが集まったので、平均的な荷物の大きさを絞り込んで宅配業者さんに見積もりを出してもらい、送料を安くできるよう準備中。書類を交換して、送り状などを整えれば、新たな設定で通販がご利用しやくなると思います。

●02.11.24 チャペック兄弟、木口木版 
 チャペック兄弟とチェコ・アヴァンギャルド展最終日。佐賀町の食糧会館のemotional site最終日でもあり、どっちにも行きたいけどチャペック本の装丁を見るため鎌倉へ。ダダや未来派、キュビズムなどの影響を取り込んだヨゼフ・チャペックだけど、装丁はリノカットという床に敷いたりするリノリウムを彫って刷った素朴なものがたくさんあって、ほどよいハンドメイド感とかわいい!色彩とで、深刻なテーマの小説もキュートに包んでいた。戦争前に作られた本だというのに、カタログでは決して伝わらない鮮やかなオレンジやピンクのあせない色味にやっぱり来てよかったと思う。
 チャペック展の後、海岸の方に行き、suzie'sで行われている吉田稔美さんの展覧会へ。シルクスクリーンのほかに、いろいろな背景を描いた絵の中央を切り抜き何枚も重ねて一方から覗くと景色が立体的に見える仕掛けが展示されていた。17世紀頃の遠近法を強調する絵の見せ方をヒントに作ったと説明してもらう。さらにギャラリーが使用している木口木版のプレス器を見たり(私は以前、木口木版を小口現金の小口を同じだと思い、単なる小さな版画と勘違いしていた。本当は木目に沿って切り出した木を彫る一般の版画と区別して、木目に垂直に切り出した堅い木材を使って特別な刃で彫る版画のことで、木版と銅版画の中間みたいな硬質でいてどこか暖かなニュアンスの細かい図版が彫れる版画のこと。写真は古い木口木版の版木を使った便せん)、製本の業者さんを紹介していただいたりして、いつも吉田さんのお話から教えられることは多い。
 東京に戻り、イメージフォーラムでジェームズ・ベニングの映像を見た後、美術評論の松井みどりさんと食事をしながら、佐賀町の展示の様子を伺いチャペックの展示の報告をする。行けない分をこうして補い合うのであった。

●02.11.23 ピンバッヂ・メディア計画 
 ピンバッヂを意識するようになったのは、取材で、WAHAHA本舗の喰始さんのお宅にお邪魔したときだった。喰さんはビデオやフィギュア…いろいろなものを集めてらして、その収集力はすごいのだが、そんな収集対象のひとつにピンバッヂがあって、種類を問わずに見つけると買い足しているというバッヂがびっしり刺されたボードが何枚もあったのを記憶している。
 しかし、ピンバッヂに魅了された中年男は喰始さんだけではなかった。絵本の編集者で吉祥寺で絵本のお店トムズボックスを開いている土井章史さんも、いつの間にかピンバッヂの虜になっていて、オリジナルのバッヂをいくつも作っていた…。しかも「俺は絵本以外に自分がやりたいメディアとしてピンバッヂに出会ってしまった。もうピンバッヂ屋だよ」とまで語るではないか。それにしても、メディアときましたか…。
 とにかく出会ってしまって、メディアと化したからには、絵本と同様、土井さんはどんどん素敵なバッヂを作りたいらしく、やりたいことに現実がおいつかないくらい、夢や予定でいっぱいだ。単なるグッズ展開とは違う、土井さんのメディアプロジェクト?
 今のところピンバッヂになった作家は、長新太、片山健、宇野亜喜良、100%ORANGE、たむらしげる…ほか各氏。そして今後も多くの作家さんが予定されているらしい。
 私も展示中の宇野さんのバッヂ(写真右)を求め、トムズのオリジナルのバッヂ(これはお買い物ポイントをためたりするといただける非売品、左)もいただいた。
 さて、ピンバッヂメディアが今後どう展開するか、楽しみである。100個出来たら、200個できたら…? 作ってみないとどうなるかわからないもの。どんな広がりができるのか、どんなことが待っているのか、ワクワクするではないか。
 トムズの帰り、小熊知佳子さんの鳥と本に関する展示「ことり文庫」を行っている荻窪のひなぎくに立ち寄る。お店ではボジョレを飲み、店員さんや作家さんとピンバッヂと鳥の話に。そう、私は、さっそく、バッヂをつけて見せびらかしていたのであった。

●02.11.18 CDをもっと紹介したい 
 京都・大阪でライブを終えて戻ってきた岸野雄一に会い、the Rest of Lifeの新譜=live in helsinki(写真)を受け取ったり(店売りは来年から)、昨年立ち上げた自主レーベルout one discのことなどを聞く。
 最近ではCDのリリース数が増えて、どのレーベルもCDショップへ品物を置ける期間が短かかったりして、作った作品を売り場に出すには苦労があるらしい。じっくり作ってもお店にじっくり置いておけなければお客さんともなかなか出会えないかもしれない。
 そんな話を聞きながら、タコシェは小さなレーベルや個人のリリースをもっとサポートしなくちゃ、と思ったのであった。大型店にできなくて、私たちにできることのひとつはそんなところにあるような気がする。レーベル関係のインストアイベントなどもやってゆきたいな。
 でも、サポートとかなんとかいう大義名分などなくても、面白いものは面白いので、聴いてみてください、よろしく!

●02.11.17 Rちゃんの宿題 
 しばらく前のこと、健康マニア仲間のRちゃんが電話で、会って話したいことがあるという。突然のことなので、閉店頃に近くまで出てきてくれるなら、と応えると、Rちゃんは風邪だというのに寒い中をやってきた。
 いったいどんな事情だろう、と思いきや、現在の仕事を辞めて学校に入りなおして理学療法士になりたいのだが、その入学試験に小論文があるので、いろいろな人に対策を聞いてまわっている、というのである。
 健康マニア仲間といっても、私と違ってRちゃんは、ヒーラーがいると聞けばアイヌでも沖縄でも行くし、断食道場に入ったかと思えば、ハワイにイルカを見にゆくヒーリングツアーというのにまで参加している。もっともツアーは「ノイローゼの姉妹や拒食症の女の子ばっかで、イルカを見ながらオイオイ泣き出して、ちょっと怖かった」という凄惨な光景だったらしい…。
 ふつう、受験生なら家で参考書でも見て静かに勉強してたらよさそう
だが、なまじ行動力があるので、「入りたい一心で」受験校の学園祭に行っては学生に過去の問題と論述内容を聞きだしたり、学生課で職員と話をし、ついには私のようなもののところにまで相談にくるのである。
 居酒屋に入ると、朝鮮人参酒という品書きが目に入り、「風邪によさそうだな」とRちゃんはさっそく頼んだ。さらに、朝鮮人参の天ぷらもあると聞いて「それも体によさそうだ」と注文。居酒屋で朝鮮人参ばかりを頼んで試験に備える受験生。受験生というより態度はまるでオヤジである。
 私は無責任に思いつくままのアドバイスを述べ、論文の方向性(アピールしようとして奇を衒いすぎてはいけない、とか)を確認した。
 それで、一段落したときRちゃんからなかば強引に一冊の本を渡された。「コレ、鍼の先生の本で、この人、ほんとにすごいらしいだけど、どこで開業しているかは、全く書いてないんだ。宣伝しない主義らしくて。で、俺、受験で忙しいから、中山さん、この先生がどこにいるか調べておいてよ。いい? 宿題だからね」というわけである。
 インターネットでたくさんのものが調べられ現在、ときには検索にまったくひっかからない店やモノもあって、それはすごいことだと思う。だって、先生の宣伝しない主義を患者さんや周囲がみんな納得して従っているわけで、先生の頑固さだけでこの方針が守られているわけじゃないのだから。教えてもらえないのに、ちょっといい話のようにさえ思う。
 Rちゃんの宿題、これは思いのほか、難しそうなのである。

●02.11.16 美術誌アートマニア
 CLOVER BOOKSの平林さんは、私財を投じ、美術系の雑誌「アートマニア」を鋭意制作中である。平林さんはフリーの編集人・ライターでいて、信頼を置く対象をじっくりと取材・編集するタイプで、その成果が滝本誠さんの本「きれいな猟奇」だったりするわけだが、今回も特集の対象である、木版画家・宇田川新聞さんの作品を堪能してもらうべくカラーページを16ページも作り、評論家の豊崎由美さんに宇田川論を依頼し、レイアウトはアンテナのデザイナー瀬川氏にお願いするなど、入れ込みよう。当然、志と現実(主に制作費の問題)のギャップを埋めるのは、今のところ平林さんの気合い一本。まるで断崖絶壁に咲く百合の花のように気高い?
 運営しているオンライン古書店であるCLOVER BOOKSも厳選した書籍のみを扱う妥協のなさ。平林さんの仕事ぶりを見ていると、自分のいい加減さを感じなくもないが、それは置いておいて、タコシェにも納品していただき創刊記念フェアを行うことになった。宇田川新聞さんにもご協力いただき、小さな木版画グッズといくつかの作品を出していただけることに。創刊が楽しみである。

●02.11.15 VTR/sとオンライン古書店顔見せ興行
 大堀こういちと細川徹のVTR/sの上映会を観る。芝居やシナリオに関してはプロの二人だが映像を撮ることにかけてはまったくの素人で、その素人が監督・撮影・編集・出演した何本もの映像を二人のトークでごまかしたり雑感を語りながら鑑賞するという会。
 私は細川君の笑いのファンである。ごはんにたとえるならば、スタミナ定食でもなく、フレンチや懐石でもなく、ファーストフードでもない、ってどんなたとえなんだかさっぱりわからないが、ほどよいご飯みたいで食べ終わったあとちょうどよかった!というそんなフィット感。何もないところやへんな間合いから、ふわふわっと湧いてきたような…、ともかく機会があったらご覧ください。次回公演は1月16日〜19日「男子はだまってなさいよ!」というユニット名で下北沢駅前劇場であります。あるいは11月12日から火曜の深夜CX系の「演技者。」を。
*細川君関連の本:世界単位認定協会「新しい単位」(扶桑社)\1000:セコさの単位はkr(カラシ)=納豆についてくるカラシをもったいないからとついついとっておいてしまうことに着目して認定、気まずさの単位はPz(ピッツァ)=最後に一切れのこったピザに手を出せない気まずさから認定。というように、生活を細やかに観察し豊かに表現できるような単位を31個も提案! 五月女ケイ子の味わい深いイラストで図解。(タコシェでもお取り扱い)
 近くの渋谷ロゴスギャラリーにて杉並北尾堂などが参加しているオンライン古書店顔見せ興行が行われていたのでそちらものぞく。ひとつのお店の中に店主が何人もいるなんて、なんだか濃いぞ!

●02.11.14 チャペック兄弟
 チャペック兄弟とチェコ・アヴァンギャルド展が24日まで鎌倉県立近代美術館で開かれている。ロボットという言葉を最初に用いた、チェコを代表する作家カレル・チャペックと、兄で彼の本の装丁やイラストを手がけた画家のヨゼフの作品を中心とした展示内容。
 11月19日からは、タコシェに絵本や絵葉書を納品していただいている吉田稔美さんの展覧会がやはり鎌倉であるので、両方をいっぺんに見にゆこうかと思っている。
 写真は、金沢で2001年まで出版活動を続けてきた十月社が出した、チャペックの「ロボット」。(タコシェでもお取り扱い中) 

●02.11.13 リフォーム
 すこしトップページを手直ししてみました。しばらくの間、ちょっとずつリフォームしてゆく予定です。(商品紹介のページからオーダーフォームに飛ばなかったり不備があることにも気づいてそれも直しました)
 手直しといえば、少しずつ55回、手直しした美容コンサルタント・マサ・シズエ先生の本…。電車の窓に貼ってあった美容外科の広告を見て興味を持ち、先生がコンサルタントを行っているクリニックに尋ねて手に入れた一冊である。
「現代女性心意気
顔でチャンスを作り
肉体でよろめかせ
やがて女性自身で 勝負する
これがすべて整形であったとしても
やさしい心を忘れずに」
独自の教訓がこのようなポエム形式?で綴られています。

●02.11.12 穂高
 中学生の頃から、途中駅だったため、よく下車してぶらぶらしていたお茶の水だが、なぜだろう、駅の並び、すぐのところにありながら、一度も入ったことがなかった喫茶店「穂高」に、今日、はじめて入ってみた。考えてみると、穂高から駅にかけてのお店は、煤けた木造の感じで一体感をなし、あまりに風景になじみすぎ、素通りしていたのではなかろうか。並びのスリッパ専門店には気軽に出入りしていたのだから。あるいは、その先の画材店レモンの最上階にあった喫茶室がなくなって、お堀の水と緑を眺めながらお茶できる場所がなくなって寂しく思っていたから、この喫茶店なら、あの眺めを愉しむことができるはず、と引き込まれたのかもしれない。
喫茶ロック 昭和30年に開店したというお店は、たぶんずっと前からあまり変わってない様子。コーヒーやタバコにいぶされほどよい陰翳が心地よく、コーヒーカップもソファもいたってシンプル。そして神田あたりの地理の変化を説明した刷り物や周辺マップが用意されていて、それで眼下のお堀が江戸時代のはじめに人力で切り崩して作られたことなど知り、江戸時代の人に感心。パワーシャベルもなかったのに…。ただ眺めているのと、知ってから眺めるのとでは、感動が違う。
 そして外壁にツタが這う深緑のソファの窓辺の席は、CD喫茶ロックのジャケットにおさまった、その場所でもあった。
 近くにありながら出会うまでに時間のかかった店・穂高であった。

●02.11.11 文芸と手芸のハーモニー
 昨日、書評を書いているうちに、突き当たった問題は「なぜ女子は和綴じ本を作るのか?」であった。タコシェにはすてきな和綴じ本をはじめ、布製本など、凝った手製本がときどき納品されるが、それらを作っているのは女子で、男性でタコシェにそうした本を持ち込んだ人はたぶんいらっしゃらないように思う。
 で、本を綴じるのに糸と針を使うし、布を使ったりということからして、これは手芸というジャンルに近い(あるいは含まれる)からか、と納得してみたのであった。
 これまで、コピーor輪転機やリソグラフ+ホチキスどめ、っといった運動系、もしくは文芸同人誌的な比較的地味なものが多かったミニコミ界に手芸が導入されている…。文芸と手芸のハーモニーっていうとなんのこっちゃ?、ハモるもんかい? というかんじであるが、現にハモってたんですよ、これが。

●02.11.05 ロリータに言葉を
 「ぐちを言っている女の子が、美しく見えたことなんて一度もありません。本当の物事の仕組みを考え、その矛盾を追求しようとしいう女の子と、物事がうまくいかないのはいつでも何かのせいだと思ってぐちを言っている女の子とは根本的に違うことを知るべきでしょう。
 ぼくは、こんなことってあるのかな? と物事を素直にうけとめ、ほほえみで応えるられる強さをもった女の子が好きです。
 つまり、それが、やさしさというものの本質だからです」
女の子にむかって、こんなことを言ったのは誰でしょうか。中原淳一?
いえ、寺山修司です。青少年に家出を挑発したり覗き容疑を受ける一方で、寺山は女の子に対してこんな素敵なメッセージを送っていたのですね。
 ほかにも
 「たのしいセックスができることは、ダンスや歌がうまかったり、絵が秀れていたり、演技が上手だったりするのと同じようにその人の教養であり、才能でもあるべきです」とか、21世紀の女子、乙女たちにほどよい教訓が寺山の著作からたくさん拾い出せます。女の子用に寺山の言葉を編んでファンシーな一冊にまとめたらいいのに……、町に出現するのではないかしら、寺山ロリータたちが!?
 それにしても、実際の寺山修司の語り口は、最晩年まで東北丸出しといったかんじで、あの訛りとこのきっちりした文体がアンバランスに感じられるのだが、むしろ、ずるずるの東北弁だったから、東京の人間の丁寧な口調や文体と似て非なるこんな美しい文を書けたのでは、と気づいた。寺山修司が作り上げた虚構の話法。アフォリズムでいて説教くさくなく、いそうでなかなかいないカワイイ女の子像を描いている。
 それにしても、「援交も自己決定の下で選択されるべき」と言われる21世紀からみると70年代のこのセックス論もとてもロマンチック。

●02.11.03 キオスクにねじ式
 通勤途中、乗り換え駅のキオスクで「ねじ式」が文庫本や新書版のコミックと一緒に、回転式のあの本棚に並んでいるのを見て思わず買ってしまった。「ねじ式」をはじめ5つの短編が入ってB6判192Pで\286。「ゴルゴ13」などがこうした体裁でキオスクで安く売られているのは目にしていたが、ついに「ねじ式」=文芸漫画までキオスクで小銭で買う時代になった。まさか、朝の通勤時に買ってラッシュに揉まれながら読むには、ひなびた温泉シーンや貧乏アパート生活は労働意欲をそぐようで、いかがなものかと思うが、手軽に電車で「ねじ式」が電車通勤&通学者に解き放たれたのである。
 食費をきりつめて買っていたような漫画が、スタバのコーヒーを一回パスするだけで、買えてしまうのである。
 おしゃれな古着屋さんが成り立つように独自のセンスの古本屋さんが台頭し、ユニクロがはやるように286円本がでまわる、あるいはダイソーの100円コミックが充実する。そして「ねじ式」も大学に入って間もなくにやけに本を読んでいそうな先輩に教わるでなく、誰でもがキオスクでふと手にするものとなる。
 286円という安さよりも、そんな文芸漫画のあり方の変化がすごくエポックメーキングなことのように思えた。さて次に\286コミックとなる文芸漫画は…?






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