Diary Oct.2001  トップへ

by Ayumi NAKAYAMA

●01.10.26
やらなくてはならないことも多いのだが、日中は通常業務でかなりの時間がさかれてしまう。メール通販もそれほど件数が多いわけではないのでが、そろそろ自動的に登録できるようにしたり、商品の全リストを検索できるようにした方がよいのだろう。というのも品切のもののお問い合わせをいただき、ないことをお伝えしたり、いつからなぜないのかなどの説明をしたりというのも積み重なるとけっこう時間がかかるし。お客様もあるなしをすぐにわかれば気軽に調べることができてよいような…。決算が終わったら…。

●01.10.25
決算のいろいろな仕事に追われて例年のようにバタバタ。どうしてこうなるのかというと、タコシェの場合、納品してくださる方が千件以上あって、それらの売上を個別に出しつつ計上してゆくので、なにかと面倒くさいのである…。銀行に行って必要な書類を頼んだりするのだが、こういうときに限ってとても待たされてしまう。しかし、待たされるかと思って本を持参したので逆に読書ははかどり嬉しい。平田オリザの新刊「芸術立国論」だが、ものものしいタイトルとは違って文章はとても読みやすい。芝居なんて何の役に立つのかとお思いの方はこの本に演劇の効能がいろいろ出ているのでご一読を。ともかく、はやくこの決算の窮状を脱したいが、脱したときはそれはそれは嬉しいだろう、というのが今の私の慰めである。そうそう、少し前に版元ドットコムの本屋街にいただいている平台に新しく追加をしました。今回のテーマは野鳥です。地味といったら地味なテーマですが、タコシェでは扱わない本も紹介できるというので、こちらはこちらで楽しんでいます。本も自分で撮影しているのですが、テーマにあわせて本なのに野外撮影!緑や鳥も撮ってディスプレイを見ながらそれとは対照的な美しい自然の景色を楽しんでいただけます。
http://www.hanmoto.com/honya-gai/tacoche/tacoche002.html

●0110.22
決算のためにやらなくてはならないことがたくさんあるのだが、そうなると逃避したくなるのが人間の怠惰さ。たまたま、正岡子規の書いたものを調べたりしていたら、それを知った人から今スピリッツに連載されている江川達也の「日露戦争物語」にも子規が出ていて面白いとか、教えられ、読んでみると、重病人でいながら楽天的で食い意地の張った、それでいて俳句や短歌の革新に執念をもやしたかわいいわがままな子規の子供時代がさもありなんという風貌や言動とともに描かれていて楽しい。単行本もではじめたのでおすすめです。

●01.10.21
私は人の家に行ったとき、その人の本棚を見るのが好きである。単純に何か面白そうな本はないか、という気持ちもあるが、その人がどんな本を読んでいるのか興味があるし、その本を知ることで頭の中をちらとのぞけるような気がするからである。また、誰の本棚でも片隅に「えーこんなの読んでいるの」と思うようなヘンな新書やハウトゥ本があったり、あるいは大学のとき教科書に指定されたので仕方なく買った担当教授の著書がブックエンドがわりにされていたり、おかしい発見もたくさんある。
 ところでよく行く店、時々行く店では店員が客の顔や好みを覚えている、あるいは覚えているのがよい店員とされるが、本屋の場合はどうだろう。上記のように本というのは内容もまちまちで、中吊りにつられて女性週刊誌など買ってしまうこともあれば格調高い古典を買うこともあるし、ときにはエロいものもある。それをいちいち覚えていられたらはずかしぃ〜と(私なら)思いそうだが、だからといってよくいくのに全く覚えられていないのも何かさみしいものがある。しかし、美容室などでは、美容師とのコミュニケーションが大切で何も言わなくてもすばらしいカットをしてくれる天才ならよいのだが、そうでない場合が殆どなので、何度か通ううちに、好みと似合う似合わないを分かってもらって一緒にヘアスタイルを作るものだが、これが全く学習してくれないと非常に虚しくなる。
 頭の外側の髪型はよく覚えておいてほしいが、中に入れる本についてはよーくは覚えておいてくれなくていい。人の気持ちのビミョーなところ。考えてみれば書店というのは、そこにある本をひとつずつ売って、読んだお客様の頭の中にその思想なりヴィシュアルが入ってしまうのだからすごい仕事だと思うし、これって部分的な脳移植じゃないの?。作家の頭の中の一部を取り出して読者の頭の中に移しちゃうんだから。ともかく店員としては、お客様を覚えるのとお好みを覚えることとの間の見えない、でも心地よいポイントをいつも探さなくてはいけないのである。

●01.10.19
今日は仕入れで神田へ。途中、銀行に寄ると、外に犬がつながれて飼い主を待っている模様。マルチーズだからか、首輪からは「マルちゃん」の名札。飼い主が中で何をしているか、早く戻ってこないか心配な様子で、ハァハァしながら中を一所懸命うかがっている。そんな不安で忙しいマルちゃんに「あれ〜マルちゃん」と知人のふりをして声を掛けると、マルちゃんの注意は一瞬こちらに向く。こうしてマルちゃんは飼い主が戻ってくるか不安なうえに、知らない人からも声をかけられて、よけいにドキドキしてんじゃないかなと思うと、さらに「マ〜ルちゃん」と声を掛けたくなる。いよいよマルちゃんは、なんでこの人は自分の名前がわかるのかなと、うんとうんと不安であるに違いない。心なしか落ち着かなさの増すマルちゃん。このように小動物をからかい、飼い主が出てくる前に立ち去る。街をふらふら歩きながらこんなことをしているいい年をした私。悪戯をしたのに、神田ではチェコアニメの巨匠トゥルンカの絵本を特価で2種発見し、仕入れることができた。独自の色彩にかわいい動物の絵、美しい絵本。きっとマルちゃんも私をもう許してくれたのだろう…。

●01.10.18
皆さんは「白い犬とワルツを」という文庫本をご存知であろうか。かくいう私もよくわからないのだが、なぜ注目しているかといえば、ある書店の一店員が添えたたった1枚のポップから感動や波紋を呼んでいると聞いたからである。いったい、どういうポップを書けば、本が売れるというのか??? 他店で観察すると、「妻と死別した老人の前に一匹の白い犬が現れ、物語のクライマックスでは肌が粟立つほどの感動がおこる」といったことが書いてあるようだ。確かに、人々はやるせない日常の中で感動を求めているであろうから、感動、とりわけ粟立つくらいの感動があるというなら買いたくなるのかもしれない。あるいは親しい人の死と再生という、誰もが経験するすることが、ひろく共感を呼ぶのかもしれない。しかし、いつから私たちは、そんな感動を買いたくなったのであろうか? スポーツ競技でも記録達成や入賞までの苦労秘話が秘話にもかかわらずドキュメンタリーとして放送され、誰が事故や事件で不慮の死でも遂げようものなら被害者の遺族は当然のように故人を涙ながらに語る。単に慎みがなくなっているだけのような気がしないでもないし、それはあのテロの被害者の遺族に対しても視聴者が求めているような気がしてしまう。と、つらつら考えつつ、問題は売れるポップの書き方じゃなかったかと思い出すのだが、たとえば、タコシェで扱う本の場合「(空手バカ一代の)飛鳥拳が素手で牛を倒す場面では肌が粟立ちます」とか「全国の見世物の看板絵を集めたフリーキーな絵柄の壮観さといったら肌が粟立ちます」とか言ってもピンとこないし、ポップ一枚に頭をひねる次第である。

●01.10.16
店にタイムカードを導入することに。これまでタコシェは厳密なタイムカードというものがなくて、いうなれば自己申告みたいなデータ入力で、遅れたからといって余分に給料を減らすようなことはしていなかったのだが、そうするとやはり皆、遅刻するようになるのである。私はタイムカードで管理されるなんて嫌だなぁと思っていて自分の店にそれを置くのに抵抗があったし、自分の経験ではバイトで遅刻したことは(特別な事情がない限り)タイムカードがなくてもなかったので、人がルーズになってゆくということがわからなかったのである。経験的に多くの人がそうであるということは、遅刻する人間が悪いのでなく、遅刻できてしまう環境、つまり私がいけないのであろうと思い、タイムカードを使ったうえで、給料を減らすことにした。こういう変化って何かふに落ちないし、店員と自分の間に溝ができてしまうような気がしないでもないが、悪いことばかりではないかもしれないので、まずはやってみようと思う。

●01.10.15
上野・谷中ではアートリンクというイベントを行っていて、映像作家の大木裕之さんの自宅が公開されているというので、お宅を見ながら界隈のもろもろの展覧会を観ようということで、昨日は出かけた。まず、東京芸大でやっている「ヌーベルまんが」展へ。これはバンド・デシネに通底する日仏の漫画家の原画を展示したもので、フレデリック・ボワレがいろいろな作家の作品にコメントを添えたりしていたのだが、日本からはやまだないと、福山庸治、谷口ジローらが参加していた。ただ、バンド・デシネとヌーベルまんがの違いやなぜこの作家たちなのかというのがピンとこなかった気がしないでもない…。
 とはいえ、私が芸大を訪れたのは本来は隣でやっている木彫の展覧会を観るためであった。手前でやっていたのでついつい吸い込まれるようにヌーベル漫画の展示に入ってしまったのだった。木彫の方は平安時代の仏像や鎌倉時代の快慶の作品から最近の奈良美智や三沢厚彦の作品などまでを展示したもの。仏像はやはり美しい。
 その後、バスハウスで赤瀬川原平の展示を観て改めて赤瀬川さんの偉大さをかみしめていたら、大木裕之さんの自宅公開最終日のおひらきまで15分という時間になっていたの谷中を走りぬけて梅月荘に駆け込みお宅を拝見。鮮やかな色合いのクレヨンで描かれた線や図形やもやもやなどのスケッチを眺める。この梅月荘は隣の部屋でも写真展がやっているし階下ではフランスのまんが家のインスタレーションが展示されていたりでアートなときわ荘と化していて楽しかった…。
 その後、せいよう軒(漢字忘れた)でお茶してから、近くのカフェのガーデンでの大木裕之さんの「谷中の恋ver2」の野外上映に。映画は当日、編集されたばかりで、10本くらいの短編になっていて、そのフィルムを替える間に監督手書きのナンバーや開場の模様や自らのすね毛などを映す。映画はセリフの途中で突然途切れてしまっていたりで本当に日々の景色の断片で、言葉だけでとどめるには薄っぺらになってしまうこと、たとえば、あの景色のあの光の中で、あるいはあの場所のあの雨の中あの机の前で、あの人はこんなことを言ってたなぁというような、その景色の記憶のかけらを集めたような美しいものだった。途中からスクリーンの前にテーブルを出してスタッフや監督自らもそこの座って雑談したりお茶やお酒を飲み始めたが、観る方がさすがに夜の寒さでみな小さくこごまって静かにしていたところ、大木さんが席を立ち、立ち小便をはじめたのだが、挑発的というよりそれはいたずらっぽいかんじで、大木さんの映像は立ち小便と同列であったり延長なのだなぁと、目から鱗な気分であった。そういう日常の中から拾い上げたいろいろな景色のかけらやきらめき…。大木さんの作品がとても近くに思えた。
 映画が終わってから松井みどりさん、飯盛雅子さんと食事。松井さんの、奈良美智と茂田井武の類似性を指摘した文章を読んだので、私の茂田井武本コレクションをお見せする。松井さんは奈良さんから茂田井武の魅力を教えられたと言っていたが、私も茂田井ファンなので、こうしたことで奈良ファンのギャルたちにも茂田井武を知ってもらえたら…と思うのであった。そしてタコシェにある茂田井本も売れてほしい。

●01.10.12
昨日は浅草で、大阪の扇町ミュージアムスクエアで行っているtip collectionを観た。演劇、アニメ、ライブなどいろいろなジャンルのアーティストがコーディネイトされていて、それぞれが数分〜数十分の枠の中でステージを行うのだが、開場から開演までや幕間にはバイキングも楽しめて(入場料が¥1500なのに)とてもお得な気がした。地方から劇団が上京して公演するケースもあるけれど、それはそれ相応の前評判などを聞いて出かけてみるようになってしまうが、こういう形だと簡単にいくつも観ることができるうえに、自分の守備範囲外のものを観たり思わぬ拾いものに出くわしたりもして、いい形ではないか、と感心した。そこには「はじめにきよし」というユニットも出ていた。タコシェでも「はじめにきよし」のCDはお取り扱いしていて名前と音は知っていたのだが、どんな人が演奏しているのかなど全く知らずにいて初めて生の「はじきよ」(と略すらしい)を観た。私ははじめに言葉ありき、のような名前だと思っていたので、きよしという唯我独尊な人物がひとりでやっているのかと思ったりしていたが、ハーモニカや鍵盤楽器担当のきよし&ギター、のこぎり担当のはじめのデュオであった。そして、演奏している様子とリリカルな雰囲気でかなり「はじきよ」のファンになってしまった。おきまりのように出入り口では出演者のCDが売られており、そばにはじめさんもきよしさんも居たので、CDを買ってサインを入れてほしかったが、買い物はなるべく自分の店でしなくてはならないと決めているのと、はじきよを囲んでサインをせがんでいるのがギャルばかりのようで、ひとりでその輪に入るのが恥ずかしくて恥ずかしくて、できなかった。

●01.10.09
昨夜はマユタンがプロデュースしたイベント【well_known_act.2〜fantastic girls〜】fantastic girls達が繰り広げる、音と映像のコラボレーションが表参道のFABであり、ロマンチカのパフォーマンスやバンドと映像のコラボレーション(・hi-posi×友沢ミミヨ・eX-Girl×セキユリヲ・ルラル×飯田かずな)があったのだが、店番があり、またそういうときに限って、レジのお金と売上入力データがあわず、明日やればいいという考えもあるのだが、それでは店員の皆々に対してだらしなさを自ら示すことになるので、焦りながらスリップなどを調べ直すうちに9時になり、6:30から始まったイベントはもう終わりかもしれない…と思うが、会場に電話をして問い合わせると終演予定は9:30で開場がすこしおしたとも言うので、着いた頃にちょうど終わりかもしれないがライブへと急ぐ。地下鉄の乗り換えに大きな勘違いをしながら9:30頃到着し、最後のhi-posi×友沢ミミヨを見ることができた。やっぱりトライしてよかった…。マユタンはマサ子さんの頃から映像やパフォーマンスを取り入れたステージを行っていたが、それがプロデュース側に回ってますます大規模かつ緻密に実践されていて、その成長というか進化が嬉しかった。要素もりだくさんも嬉しい。店をやっているとついつい出不精になってしまうのだが、やっぱり芝居やライブにもっと行こうと思うのであった。

●01.10.08
今日入ったcd-rom「ナンバンガ」のサンプルをいただき、見ようとするがまずどころクリックしてよいのかわからず、当てずっぼうに操作するのだが、そういうとき、実は私よりも内容に興味があってはやく見てみたい大西は開封しないでいたものを私に私で「ちょっと見てみてください」と言いながら、はやく見所を出してくれないかと期待して待っているのが激しく伝わってくる…。さらに、先週末に入った高校生軍国歌謡バンド「チャーリー」のお問い合わせを電話やメールでいくつか受けていたので、どれどれと買って聴こうとすると、そこでも大西は「じゃ、僕がかけましょうか」と私が買ったテープをすぐさま封を開けてセットする。ところがこれもデッキの調子が悪く、なかなかテープが動かない。聴きたいので大西はメカにはあまり強くないようだがスイッチを押したりデッキを押したりひいたりしている。ご飯や散歩をいまかいまかと待ってわくわくしている犬のようにわかりやすい反応である。「どうしたの」「いや、調子が…でもなんとか」「せっかく買ったのに1秒も1音もきけないなんて」「いや、テープの体質とデッキとの相性でこういうこともあるんです」。体質って、よくわからない説明。このようにわらわらしている間に仕事時間は過ぎてゆくのであった。

●01.10.05
店に出る前に新宿のギャラリー絵夢(三越裏の大塚家具の並びでモリエールビル3F)でひらかれている水森亜土ちゃんの展覧会へ。亜土ちゃんの油彩がたくさん。亜土ちゃんはリキテックスなどを使わずに油で絵を描いていると以前、お目にかかったときに言っていたが、それは乾燥のはやいリキテックスだと微妙な色の加減ができないからとのことであった。確かに亜土ちゃんの絵はそのイメージ通り明るい色でいながら原色の強さとは違ったほわほわ感がある。キャラクター商品でみるイラストとは違ったその色の深みや柔らかさを味わえる展覧会なので、お近くに行くことがあったらぜひ。
 最近、気になることは、また銀行関係なのだが、両替の手数料をとるところが増えてきて、これまで無料だったものだから不満なのだが、銀行によって有料のところと無料のところがあったり、料金もまちまちなこと。無料でやっている銀行が店から遠いのがくやしい。

●01.10.04
今日、テレビの取材の方が見えた。中野の街をいろいろい取材されているそうで、放送されるのはほんの2、3分なのだろうが、カメラを向けられると緊張する。「お名前を」「お名前って店の?それとも自分の名前?」といった具合に質問に質問する私。今年も決算の仕事をしなくてはならない時期となった。今年こそはギリギリにあわてないようにがんばりたい。

●01.10.03
音楽〜演劇〜現代美術に渡る飴屋法水さんの仕事はこれまでなかなか1つにまとめられなかったがついに「2-:+」の特集として集大成された。嬉しい。作品としてのインパクトはいろいろあろうが、カブセルに入ったり粉末にされたジャンクフードを手ずから観客に供したり、血液の交換パフォーマンスを行ったりと、飴屋さんの作品は現代美術に移行しても、というか現代美術のくくりでとらえられてからはさらに肉体の変容を体験するものとなりどれも刺激的だった。以前、飴屋法水さんに取材現行の校正をお願いしたとき、話した内容をたいへん厳密に加筆構成するその集中力に驚いたのだが、それでいて全体であるとか地の文を全く干渉しないという、彼の方法に強靱な原理を感じてしまった。感服。
ところで、今週末、このような中野まつりが店の近くで催される。踊るひょっとこ。今年で26回目というのだから、こんなことが毎年近くで行われていたのだなぁとしみじみ。

●01.10.02
昨日の取材は全く私の勘違いであった。自分で直にアポを確認してとったメモには別の日時がちゃんと記されていた。風邪で体調がさえなかったせいだろうか。ならいいのだが、狂牛病で脳がすでに…という不安が頭をよぎる。(周りの人たちにとっては別に今になってはじまった症状には見えないかもしれないが)
今、谷中の大木裕之さんのお宅が「谷中の恋 VER.2」の野外上映会とあわせて公開されていて、ドローイングや未公開映像も展示されているらしいので、お宅訪問を予定に入れ、それを楽しみに急速に元気を回復しつつあるところである。
9月の人気商品をトップページに発表。コミックの「たのしい人生RARITIES」は限定本なので本ファンはお早めに。書籍ではやはり限定本と復刻本が重なったトレヴァー・ブラウンが人気だが、このほかにも相変わらず「ユーリ・ノルシュテインの仕事」もロングヒットが続いている。ミニコミ部門のMQは冒険王書房の目録。10月20日が締め切りなので興味のある方はこれもお早めに。またゾンビ手帖は重版分もいよいよ在庫僅少に。ベストスリーには入っていないが、「藤本和也作品集」や「ハッスルホイ」も健闘。藤本さんの漫画は何がおこるでもない独特の間合いが漂う作品。日常をじっくり時間をかけて作品という形に抽出してミニコミを中心に少しずつ執筆されてきた作品を集めたものといったかんじのたいへん愛しい一冊なので藤本和也を未体験の方は一度手にとっていただきたい。

●01.10.01
昨日は石井隆さんのサイン会であった。新刊に吉本ばななさんが言葉を寄せているせいか、これまでになく女性のお客様もいらして嬉しかったが、店に来るまではすごく元気だったのに私は高橋尚子が着実に世界記録に近づいている間にみるみる具合が悪くなり寒気までしてきたのだから風邪をひいてしまったらしい。考えてみれば外食、居酒屋、終電が続いていたので無理もない。サイン会終了後、帰宅、12時間以上寝るもまだ風邪は抜けない。今日来ると聞いていたテレビの取材も来ない、私の勘違いであったのだろうか??

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