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Witchenkare vol.07 世の中変わってる

Witchenkare  vol.7

Witchenkare vol.7 世の中変わってる ¥1000+税

執筆者が増えて大所帯となったインディーズ文芸創作誌ウィッチンケア(キッチンウェアのアナグラム)第7号。
商業誌とは一線を画す、書き手の試作&思索の場にしたいというチャレンジ精神から、今回も、お店を持たないフリー書店員・久禮亮太、地下アイドルライター姫乃たま、写真家のインベカヲリ★など…と多ジャンルの才能が参加。

コンテンツは—
武田 徹/「寄る辺なさ」の確認
長谷川町蔵/New You
インベカヲリ★/目撃する他者
矢野利裕/詩的教育論(いとうせいこうに対する疑念から)
ナカムラクニオ&大六野礼子/断片小説 La littérature fragmentaire
姫乃たま/そば屋の平吉
柳瀬博一/国道16号線は漫画である。『SEX』と『ヨコハマ買い出し紀行』と米軍と縄文と
朝井麻由美/無駄。
武田砂鉄/クリーク・ホールディングス 漆原良彦CEOインタビュー
太田 豊/日々から日々へ
野村佑香/物語のヒツヨウ
木村重樹/映画の中の〝ここではないどこか〟[悪場所篇]
オオクボキイチ/まばゆい光の向こうにあるもの
中野 純/金の骨とナイトスキップ
三浦恵美子/草木の身体感覚について
多田洋一/午後四時の過ごしかた
古川美穂/夢見る菊蔵の昼と夜
かとうちあき/似合うとか似合わないとかじゃないんです、わたしが帽子をかぶるのは
我妻俊樹/宇宙人は存在する
久禮亮太/鈴木さんのこと
美馬亜貴子/MとNの間
木原 正/ビートルソングスは発明か?
出門みずよ/白金台天神坂奇譚
東間 嶺/死んでいないわたしは(が)今日も他人
吉田亮人/写真家の存在
小川たまか/夜明けに見る星、その行方
辻本 力/健康と耳栓と音楽
友田 聡/独楽の軸からの眺め
西牟田靖/30年後の謝罪
藤森陽子/小僧さんに会いに
大西寿男/長柄橋の奇跡
荒木優太/宮本百合子「雲母片」小論
谷亜ヒロコ/夢は、OL~カリスマドットコムに憧れて~
円堂都司昭/『オペラ座の怪人』の仮面舞踏会
久保憲司/80 Eighties
仲俣暁生/夏は「北しなの線」に乗って ~旧牟礼村・初訪問記
開沼 博/ゼロ年代に見てきた風景 パート3
参加者のプロフィール

写真:徳吉久
アートディレクション:吉永昌生
校正:大西寿男
編集/発行:多田洋一

A5判228pages

新装版 渡辺寛『全国女性街ガイド』と復刻 松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

復刻 松川二郎「全国花街めぐり」(カストリ出版)¥ 5970+税

昭和4年に発行された花街ガイドブックの復刻。
全国180カ所の花街、遊郭、さらには私娼窟を紹介。芸者の「売春料金」まで国名に記録、300点の図版を収録し、旧仮名遣いのままに復刻した、当時を知る貴重な資料です。

明治33年の「芸娼妓取締規則」によって、遊廓(貸座敷免許地)の立地が規定され、発行当時は、芸妓中心の花街と娼妓中心の遊廓との分離政策が完成しつつありましたが、花街の案内とともに、近在の遊廓も紹介しています。また、松川が遺した貴重な原稿も3点収録しています。

B6判 全812pages (上下二冊組)

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

松川二郎「全国花街めぐり」

渡辺寛「全国女性街ガイド」

新装版  渡辺寛「全国女性街ガイド」(カストリ出版)¥5000+税

戦後日本に存在した売春街をルポタージュした『全国女性街ガイド』(昭和30年)の新装版。
売春黙認地域、〝赤線〟のみならず、ガード下にうごめく〝パンパン〟、スナック裏稼業〝青線〟、
風待ち港の伝統売春〝おちょろ舟〟、歓楽温泉街の〝お泊り女中〟など、
戦後日本に存在した約353箇所の女性街ルポを完全収録、原著に忠実に復刻!

付録に『赤線跡を歩く』シリーズの著者、木村聡インタビュー、
新たに発掘された渡辺寛の短篇ルポ『女体風土記』「東北地方の巻」
さらに著者が青年時代にプロレタリア文学を志し、第一回芥川賞予選候補となった作品「詫びる」も収録しています。

新書判 261pages

和田みずな「怪談ぬりえ」

和田みずな「怪談ぬりえ」

和田みずな「怪談ぬりえ」¥280+税

ホラー&ポップな世界観で、デジタル、絵具、お裁縫などなど、さまざまな手法を使い、ホラーガールを描く和田みずなさんの、怪談をモチーフにした、ぬりえにもなるモノクロイラスト集。

描かれているのは、耳無芳一、ろくろ首、ちんちん小袴、百面女房、蛇女、墓場へ行く娘、野ざらし、おいてけ堀。
日本の古くからの怪談でおなじみのキャラクターが、ガーリーなアレンジで描かれています。芳一にあわせて、写経に役立つ般若心経つき!

A5判16pages

和田みずな「怪談ぬりえ」

和田みずな「怪談ぬりえ」

おさないひかり詩集「300年のヒント」+川上向子写真集「300年のヒント」

おさないひかり「300年のヒント」

「300年のヒント」 詩集と写真集のセット¥2778+税 詩集のみ¥1111+税

後藤ユニ名義で第18回 中原中也賞の最終選考に残り、現代詩手帖などにも作品を発表してきたおさないひかりの3年ぶりの詩集と同タイトルの川上向子による写真集。

詩作のかたわら、野焼きと呼ばれる窯を使わない原始的な手法で土器を制作し、2014年以来、その制作過程も含めた土器を、川上向子が撮影・記録しています。

形を持たない言葉、一度火を入れれば数百年はその形を保つ土器、100年あまりで命つきる人の身体の間を往復しながら、2015年に「路地と人」で開催された写真と土器とテクストによる展示のために二人は300年というモノの寿命の仮説を立て、そのスパーンから日常を見直すヒントを探しました。

—–
わたしたちのからだを駆け抜けて、これから少なくとも300年、確かに生きるためのヒントがある。裏返したポケットの隅に溜まった埃のように、それは予期しないタイミングで、それもいちばん尖ったところに現れる。わたしたちのからだが死んだあと、それから、それまで、何万年もの間に生きた数え切れないほどのわたしの聖火リレーが今日に続いているのを忘れないように、ポケットには四つ折りのメモを入れて、今夜、あなたの横顔を照らしに行くためにわたしは走ってる。
——–

A5判84pages 詩集
A5判24pages 写真集+写真プリント1枚つき (100部限定)
“詩集のみ”と“詩集と写真集のセット”があります。

おさないひかり「300年のヒント」

おさないひかり「300年のヒント」

おさないひかり「300年のヒント」

おさないひかり「300年のヒント」

またたび 3号

またたび 3号

またたび 3号 ¥1000+税

3号では手紙をテーマに、執筆者が手紙をやりとりする中で
着想したものを描いたそうで、作品に続いて、その手紙も収録されています。
本自体も切手をモチーフにした表紙で、またたびからの手紙の入った封筒や
福田とおるからの手紙などがはさみこまれています。

参加作家
山崎スヨ・さとうまみ・森凡・佐々木あやね・モリノダイチ・飯山果代(渡辺真悠)

A5判92pages

またたび 3号

またたび 3号

またたび 3号